遅まきながら、あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
2022年最初の更新なので、「甲斐高風 ★GRAND PRIX★」の2021年分を追加いたしました。
参考資料
● ★2021年★ ●
2021年の本
★ 『かがみの孤城 上下』 (辻村深月/ポプラ社 2017.05 → ポプラ文庫 2019.03)
ノミネート全58作
・ 鏡の中の孤城に選ばれた中学1年生の不登校児・安西こころをはじめとする7人(と狼の仮面をつけたオオカミさま)の物語。
・ 単行本当時の惹句が「あなたを、助けたい。」だったのかな。
・ お噂はかねがね聞いていたが、きっかけはウルトラジャンプ連載中の武富智によるコミカライズを「となりのヤングジャンプ」のお試しで読んで続きが気になったので原作文庫版が出たタイミングで読破。
・ コミカライズを先に読んでいたことが思ったより7人の区別に大いに役立った。
・ 一番メインの多分こうなんだろうなと思ったことがそのままそうだった。それでこの作品の評価が下がるわけではないし、細かいところ割と気づいてなかったけど。
↓の感想にある「パズルのピースがきっちりはまりすぎていて」の例えだと全体図はわかったけどそのピースそこにはまるんだ!?についてはかなり重要なピースを結構見落としていたおかげ。おかげ?
まぁこれは自分が辻村深月作品初体験だった所為もあると思うけど(厳密には小説は初体験だけど『映画ドラえもん のび太の月面探査記』(2019年)が辻村深月脚本作品だったりする)。
・ 2018年本屋大賞受賞作。余談だけど甲斐高風は本屋大賞自体はいつもあまり納得がいってないんだけど↓のひとり本屋大賞を読むのは大好き。
● 琥珀色の戯言 ●
● 【読書感想】かがみの孤城 ☆☆☆☆☆ ●
「
正直、この物語は、ミステリとしては途中で先が読めるし、パズルのピースがきっちりはまりすぎていて、それはそれで居心地が悪い気もするんですよ。辻村さん、上手いけど、上手すぎるんだよなあ、って思いました。
上手い、と上手すぎるの境界というのは、難しいところではあるのですが。
」
● いつか電池がきれるまで ●
● 2018年「ひとり本屋大賞」発表 ●
・ 以下は別の本を読んだ時にふと思ったことなのですが他に書くところがないのでここに書いてしまいます。
・ 近年好まれるわかりやすい「読む前からタイトルで内容がわかる」パッケージとしてのタイトルですら命名者の意図通り機能しないときは機能しないもので、個人的には↓とか最初見たときはなにそれこわいって割と本気で思ってました。特設サイトで確認したら惹句が「元カップルが織りなすヒミツのじれ甘ラブコメ!」だったので多分こわい話ではないはずです。
● シェアハウスで再会した元カノが迫ってくる | 特設ページ | ファンタジア文庫 ●
・ ちなみに、2021年の作家は9作の
那須正幹 。
2019年のズッコケ三人組強化年間での全50作改めて読破の後、続けてズッコケ中年三人組+ズッコケ熟年三人組全11作を読み直そうと思いながらも2020年は進まないでいたのだが、
2021年に那須正幹の逝去もあり本腰を入れて再読。
・ ちなみに、2020年から続けて2021年も海外古典強化期間として新潮文庫の「Star Classics 名作新訳コレクション」を片っ端から読んでいる。まだ8人目17作目20冊目だけど。
・ 進捗状況は、2020年開始時73冊、2021年開始時65冊+3冊追加−6冊読破=残り62冊/全80冊。
・ と、いうわけで2021年の海外古典は1964年に出版された
『移動祝祭日(A Moveable Feast)』 (ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)/新潮文庫 2009.02)。
なおヘミングウェイ作品のベストとしては2020年読破分の『老人と海』(新潮社)を挙げておきたい。
うん、なんかこの文章教養がある人が書いてるっぽい!(教養がある人が絶対に書かなさそうなコメント)。
余談だけど「100分de名著」の2021年10月が「ヘミングウェイ スペシャル」で、そこでは『老人と海』「敗れざる者」『移動祝祭日』が取り上げられていた。
● 新潮社 ●
● Star Classics 名作新訳コレクション ●
● ヘミングウェイ、高見浩/訳 『移動祝祭日』 ● 「海外名作新訳コレクション。痛ましくも麗しい遺作、満を持して新訳で復活。晩年の文豪がパリでの青春を回想する。」
● ヘミングウェイ、高見浩/訳 『老人と海』 ● 「老漁師は、一人小舟で海に出た――。ノーベル文学賞をもたらした最高傑作、待望の新訳。」
・ ちなみに、2021年の漫画家は2012年に続いて『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』(小学館、電子書籍版)で26作の
ゆうきまさみ 。
ツインターボ師匠をはじめ『ウマ娘 プリティーダービー Season2』で競馬熱が再燃したところで『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』の廉価版を見かけ、廉価版は2012年に読破済だったので再度購入して読破するくらいなら電子書籍を買ってしまえばいいのではという流れ。
その結果今年読破した漫画の電子書籍率は自身初の50%超(約53%)に。
参考資料
● 甲斐高風のBOOK LIST(辻村深月) ●
参考資料
● 甲斐高風のBOOK LIST(那須正幹) ●
参考資料
● 甲斐高風のBOOK LIST(ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)) ●
参考資料
● 漫画家作品年表(ゆうきまさみ) ●
2021年のゲーム
★ 『大逆転裁判1&2−成歩堂龍之介の冒險と覺悟−』 (カプコン/プレイステーション4 2021.07.29.)
ノミネート全5作
・ CERO:B(12才以上対象)。ジャンルは大法廷バトル。
・ 2001年からはじまった逆転裁判、の新シリーズ。
「『大逆転裁判』と『大逆転裁判2』の2作品が、より遊びやすく、高解像度で登場!!」「舞台は19世紀末の大日本帝国と倫敦。成歩堂龍之介の大法廷活劇、開廷!!」 (パッケージ裏より)。というわけで元は3DSで2015年発売の『大逆転裁判 −成歩堂龍之介の冒險−』と2017年発売の『大逆転裁判2 −成歩堂龍之介の覺悟−』と当時のダウンロードコンテンツ等を1本にまとめたリマスター作品。
・ 弁護士として発想を逆転させて被告人や証人の証言をゆさぶったり証拠をつきつけたり陪審員達に最終弁論したりしながらムジュンをついて裁判を逆転していく逆転裁判シリーズ。今回は論理と推理の実験劇場であのシャーロック・ホームズ(声:川田紳司)と共同推理したりもするよ。
・ 逆転裁判シリーズといえば123の成歩堂龍一初期三部作が知名度評価共に高いわけだが、機会があったら一度遊んでみたいと思いつつも知名度評価共に高いがゆえにTVアニメや実写映画で既にネタバレを見たことがあるという玉に致命傷があった(まぁちゃんと覚えているかというとそれはまた別の話ではあるのだが)。そこに個人的にはほぼ全く情報を知らなかったこの作品が発売されたのでプレイ。後にその123と同じく巧舟:企画・脚本・監督だったことを知る。
・ 本シリーズは最終的な評価は最新作にして最高傑作との呼び声も。最終的な評価と書いたのは最大の問題点が1(冒險)の時点で話が完結していないことなので、だからその問題点が克服されているこの1&2に弱点はない。
・ 個人的に妙に好きなのが1の第1話でみんなお馴染み
「異議あり!」 (机バァン!)のシーンで主人公の成歩堂龍之介(ちなみにこの時点では英文学科の大学2年生であり弁護士どころか法学部ですらない)だけが机を叩いても軽い音しか出ないことを検事側に「ろくに机も叩けない素人は黙っとれ」みたいに言われるシーン。この世界の法曹界はやっぱりそれができないとダメなんだ。シリーズ初プレイだから他の作品のことは詳しくは知らないんだけど本作だと証人も割と机バァン!してるしな。
・ シリーズ初体験な自分には1の難易度はちょうどよかったが2の難易度は時々総当たりで何度もゲームオーバーになりながら強引に突破したレベル。しかも証拠品をちゃんと詳しく見てムジュンを確認してからつきつけないと突破できない時もあるから総当たりでも突破できなかったりするんですよね。
・ 今回のライバル検事は《死神》バロック・バンジークス(声:津田健次郎)。主人公が弁護士である以上ライバル検事はどうしてもやられ役になってしまい、しかも彼は1&2で連投しているためよく考えると大英帝国一番の検事と評されているにもかかわらずかなり連戦連敗していることになる。しかしながら、ナルホド側よりも先に真相に気づいていたりすることでちゃんと有能な検事に見え最後まで格を保っていたのがよかった。《神の聖杯》を傾けながら勝手にファンを名乗る無礼‥‥お許し願いたい。
・ 主人公の弁護士・成歩堂龍之介&ヒロインの法務助士・御琴羽寿沙都の声が下野紘&花澤香菜でこのコンビになんか既視感があると思ったら『となりの関くん』の関俊成&横井るみコンビだった。ちなみに『となりの関くん』のTVアニメ化は2014年で上記の通り『大逆転裁判』の一作目の発売は2015年。
・ って書いてからしばらくして気づいたんだけどって関くんに台詞は基本なかったのに声に既視感があったのはムジュンしてないですか?
・ 他に亜双義一真(声:中村悠一)、アイリス・ワトソン(声:久野美咲)、亜内武土(声:高橋伸也)、ベンジャミン・ドビンボー(声:山口勝平)、ナレーション(菅生隆之)。
・ 「追求への前奏曲」→「大追求〜成歩堂龍之介の覺悟」が本当にいい曲。
・ そんなこんなでひっさびさに毎日毎日寝る間を惜しんでプレイしてしまった。2作品併せて50時間以上のボリュームと謳われていたがプレイ開始から22日間中19日80時間超のプレイでクリア。その後計90時間足らずでトロフィーコンプリート。結果ひっさびさに自分の力で物語を進めていくゲームの楽しさを思い出せた。
・ ちょうど2のプレイペースが自分の後追いくらいだったのをきっかけに見ていたうちに好きになった配信。微睡うと。うとちゅ。台詞の「……!」をいちいち「びっくり!」って言ってくれるところが好き。でした(残念ながら2の実況を最後に活動終了されたので過去形)。
● 微睡うと / Madoromi Uto - YouTube ●
・ 締めにこのビーナスを見るんだゾ。
2021年のSpotify My Top Song
★ 「今、話したい誰かがいる」 (乃木坂46)(『心が叫びたがってるんだ。』主題歌 2015年)
参考資料
● ★2020年★ ● アニメーション映画
★ 『心が叫びたがってるんだ。』 (2015年)
2021年のMy Top Song・YouTube特別賞
★ 「恋降る月夜に君想ふ」 (King & Prince)(『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』主題歌 2021年)
● King & Prince「恋降る月夜に君想ふ」Music Video -Dance ver.- - YouTube ●
VIDEO
● 『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 ファイナル』Blu-ray&DVDが2022年3月25日発売決定! - YouTube ●
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もしかしたらキンプリファンには怒られるかもしれないけど生徒会5人が踊ってる映画エンディングのダンスムービー版が好きなんだ。
2020年のSpotify My Top Song
★ 「ガーネット」 (奥華子)(『時をかける少女』主題歌 2006年)
参考資料
● ★2007年★ ● アニメーション映画
★ 『時をかける少女』 (2006年)
2020年のMy Top Song・YouTube特別賞
★ 「STYX HELIX」 (MYTH & ROID)(『Re:ゼロから始まる異世界生活』エンディング 2016.04.-2016.09.→2020.01.-2020.04.新編集版 TV東京→TOKYO MX)
● 【MV】 MYTH&ROID - STYX HELIX(OFFICIAL) - YouTube ●
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2019年のSpotify My Top Song
★ 「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」 (鈴木雅之)(『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』オープニング TOKYO MX 2019.01.-2019.03.)
2019年のMy Top Song・YouTube特別賞
★ 「Glow at the Velocity of Light」 (安月名莉子)(『彼方のアストラ』エンディング TOKYO MX 2019.07.-2019.09.)
● 安月名莉子「Glow at the Velocity of Light」MV (TVアニメ「彼方のアストラ」EDテーマ) - YouTube ●
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● 甲斐高風 GRAND PRIX 第二部 ●
本日のオススメ。
● アニプレックスPresents ヤングジャンプ アニメ3作品 新春特番 - YouTube ●
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・ 2022年1月5日20:00−21:33配信。
・ YJ作品チーム対抗お年玉獲得ゲーム。
・ その1:お正月といえばコレ!キーワード羽つき。
・ その2:一撃必殺!けん玉勝負。
・ その3:1番ラッキーなのは誰だ!2022年福王決定戦!
・ その4:新春!クイズ王決定戦2022。
・ 実況4310名視聴中までは確認。
参考資料
● TVアニメ『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』覚書 ●
● 『ストライク・ザ・ブラッド』スペシャルOVA 消えた聖槍篇 PV - YouTube ●
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● ドラマ『おいしい給食 season2』黍名子校校歌MV - YouTube ●
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本日の読破本。
老人と海 (ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)/新潮社)
★ 原題『THE OLD MAN AND THE SEA』(1952) (2020/07/29)
誰がために鐘は鳴る 上 (ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)/新潮社)
★ 原題『For Whom the Bell Tolls(vol.I)』(1940)、『誰がために鐘は鳴る 下』と同時発売 (2020/12/16)
誰がために鐘は鳴る 下 (ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)/新潮社)
★ 原題『For Whom the Bell Tolls(vol.II)』(1940)、『誰がために鐘は鳴る 上』と同時発売 (2021/01/07)
移動祝祭日 (ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)/新潮社)
★ 原題『A Moveable Feast』(1962)、甲斐高風GRAND PRIX2021年海外古典部門受賞作 (2021/03/08)
日はまた昇る (ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)/新潮社)
★ 原題『THE SUN ALSO RISES』(1926) (2021/04/06)
かがみの孤城 上 (辻村深月/ポプラ社)
★ 『かがみの孤城 下』と同時発売、2018年(第15回)本屋大賞受賞作、甲斐高風GRAND PRIX2021年本部門受賞作 (2021/05/10)
かがみの孤城 下 (辻村深月/ポプラ社)
★ 『かがみの孤城 上』と同時発売、2018年(第15回)本屋大賞受賞作、甲斐高風GRAND PRIX2021年本部門受賞作 (2021/05/13)
参考資料
● 甲斐高風のBOOK LIST ●