甲斐高風のDIARY
2006年11月
2006年11月1日
● 昨年 ● に引き続いて『みなみけ3(通常版)』『みなみけ3(スペシャルブックレット付き特装版)』『みなみけ+今日の5の2キャラファンBOOK』を一切予約してない上に
発売日である2006年11月6日は朝8時から夜25時まで自由時間が一切ないことがほぼ確定している今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
参考資料
● 桜場コハル非公式ファンクラブ(代理) ●
『殺×愛 ―きるらぶ―』 (風見周/「月刊ドラゴンマガジン」富士見書房)
2006.12
1月17日(木)(注) それでもきみは、笑っていた
(注) タイトルは
「1月17日(木) それでもきみは、笑っていた」 なのですが、
本文には
「一月七日。」 (「月刊ドラゴンマガジン」2006.12号167P)と書かれています。
「年が明けた頃、≪逃避≫をやめた。」 (同167P)と書かれていたり、1月17日が木曜日ではなく1月7日が木曜日になると思われる点から考えると、
1月7日で正解だと思うのですが、
「【卒業まで 残り62日】」 (同167P)から逆算すると1月17日になると思われる点がちょっとだけ引っかかります。
それはそれとしてドラマCDは楽しみです。ひょっとして≪殺したいほど、愛してる (Loves, so that want to kill.)≫が聴けちゃったりするのでしょうか。
本日の読破本。
福家警部補の挨拶 (大倉崇裕/東京創元社)
★ 福家−1、連作短編集 (2006/10/31)
2005.04
ミステリオーソ (原ォ/早川書房)
★ 1995.06 単行本エッセイ集『ミステリオーソ』の増補版 (2006/10/31)
参考資料
● 甲斐高風のBOOK LIST ●
2006年11月6日(2006年11月12日追記)
● 昨年 ● に引き続いて朝8時から夜25時まで自由時間が一切なかったけど
何故か予約したわけでもない『みなみけ3(スペシャルブックレット付き特装版)』と『みなみけ+今日の5の2キャラファンBOOK』がちゃんと手元にある今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
本日のオススメ。
● 吹けば飛ぶような泥団子 ●
WGC(自団体)ヘビー2代目王者
(C)2005 松永直己 / SUCCESS
当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しております。
本日の読破本。
To LOVEる −とらぶる−1 舞い降りた少女 (漫画・矢吹健太朗 脚本・長谷見沙貴/集英社)
★ (2006/11/03)
女には向かない職業1 おぼえてないわ (いしいひさいち/東京創元社)
★ (2006/11/05)
参考資料
● 甲斐高風のBOOK LIST ●
みなみけ 単行本第3巻
・ ネット上でネタを集めていて気になった存在その1。南夏奈のコスプレをしていた人。
・ ネット上でネタを集めていて気になった存在その2。特装版は扱っているのに通常版を扱っていない講談社BOOK倶楽部。
● 講談社BOOK倶楽部 ●
● みなみけ 特装版(3)(表紙と帯) ●
・ って発売日に書いたら、その翌日には特装版は在庫切れになり、通常版を扱いはじめたようです。
● 講談社BOOK倶楽部 ●
● みなみけ(3)(表紙と帯) ●
・ 第1巻は第1話〜第19話+
「ミズカケ」 =20話分、
第2巻は第20話〜第39話+
「コワイオンナ」 =21話分ときて、
第3巻は第40話〜(第60話を飛ばして)第61話=21話分で構成されていました。
連載時には
第57話「ケンカでも」第58話「ケンカでも」第59話「この夏の」第60話「全然ダメ」第61話「待ってみたら」 という流れだったのが
第3巻では
第57話「ケンカでも」第61話「待ってみたら」第58話「姫である」第59話「この夏の」 という流れになり、
第61話「待ってみたら」 が前倒しになった上に
第58話 が
「ケンカでも」 から
「姫である」 に改題されました。
っていうかやっぱり「ケンカでも」というタイトルが2回連続で続いたこと自体が何かの間違いだったのかな。
・ カラーページは第2巻の水着姿とは一変し、
「大人気感謝『みなみけ』強化期間2回連続カラー!!」 の時の冬のオシャレな南家“四”姉妹に加え、
なんとマコちゃん&藤岡&保坂という本編で接触したことがない小中高の男性陣揃い踏み(というには約一名微妙な方がいますが)と制服姿の吉野&内田ユカという今回も登場人物紹介に載れなかったと思ったらまさかこっちで出番があろうとはな小学生コンビが描き下ろされていました。
・ 登場人物紹介。第1巻では南春香(ハルカ)、南夏奈(カナ)、南千秋(チアキ)、おじさん、マキ、アツコ、保坂、藤岡、ケイコ、マコト、吉野の11人でした。
第2巻では吉野が抜けてぬいぐるみが入りました。
そして第3巻ではマキとアツコが抜けてトウマとアキラが入りました。みんなにトウマと入れ替わりになるだろうと思われていたぬいぐるみはふじおかとして残ってました。
それはそれとして、南千秋の紹介文の
「中学生の三女。」 という誤植はどうなんですか。
桜場コハル Special Booklet
・ 単行本第3巻特装版の
「謎の大ヒット感謝記念特別付録!!」 。
内容は単行本未収録作(
「にんじんなんて大嫌い」「うそカゼ」「みなみけも妹も思春期」 )&
「『みなみけ』ができるまで」 です。
「みなみけも妹も思春期」 は欄外のあおり文句も概ねそのまま収録されていたりします。
ちなみに
「『みなみけ』ができるまで」 は「週刊ヤングマガジン」第49号のカラー1P広告によると
「謎の不気味(!?)企画」「緊急実録な8P大特集」 なのだそうです。
どのあたりが謎の不気味企画なのかというと、多分何度読み直しても6Pしかないあたりです。
・
「放課後の天使たち」「好きって言え」 が収録されるまでが遠足ですよ。
・ 単行本第3巻特装版には
「たそがれチアキのポストカード」 もついています。80円切手で送る大判です。
・ ↓等で情報が出ていますが、OVA『今日の5の2 3学期』(2007年1月24日発売予定、スペシャルEdit.の特典はドラマCD)&OVA『今日の5の2 春休み』(2007年1月24日発売予定、スペシャルEdit.の特典はオリジナルドラマCD)の発売が決定したようです。
「商品(商品情報)」のところで『今日の5の2 3学期』の予告が出ていますが、
これを見る限り、収録される作品は原作版の11時間目〜16時間目から
「メルヘン」 を飛ばした
「トショシツ」「ヌキウチ」「アマアマ」「メクリ」「ネコノテ」 になりそうです。
「メルヘン」 は
「アメフリ」 みたいに描き下ろしジャケットになったりするのでしょうか。
● 「今日の5の2」 ●
・ 本日のオススメ。
● せなか:オタロードBlog ●
● 小、中、高と取り揃え、いろんなニーズにお応えしマス!? みなみけ3巻 特装版発売 ●
● アキバBlog ●
● みなみけ3巻 「読めばのんびりとダメな人になります!でも読め!」 ●
● CYNICAL ANTIQUE ● TOPにハルカ、カナ 他にもDIARYに色々と
みなみけ+今日の5の2 桜場コハルキャラファンBOOK (監修:桜場コハル&ヤングマガジン編集部/講談社)
・
『今日の5の2』+『みなみけ』連載ヒストリー (カラー)
・
Interview 桜場先生直撃インタビュー! 『今日の5の2』&『みなみけ』の創作エピソードを紹介。
P12を素直に読むと桜場コハルは『行け! 稲中卓球部』(古谷実/講談社)がヤングマガジンに連載されていた時に中学生だったようにとれます。
私はそこから年齢を計算したりはしませんけどね。
『みなみけ』
・
Characters 『みなみけ』三姉妹のキャラクターがわかるキーワード&エピソード集。 (『みなみけ』人物相関図ハルカ編、カナ編、チアキ編も)
・
Others 友達にしたら楽しそうな――三姉妹を取り巻く愉快なキャラクターたちを一挙紹介。
P48の
「弟」 の項、文章とイラストから判断する限り
「(♯52)」 ではなくて♯48(
● 「出すヤツ」 ● )のような。
そして人物相関図ともども今後の再登場が期待されるカナのクラスメイトである柔道部のエース&剣道部のエースがいません。ニュースキャスターや先生と二宮くんまでいるのに。
・
Scene 「みなみけ」の、普通の日常の中で起こるちょっとした事件を紹介。
P68の
「藤岡攻防戦」 の項、タイトルと文章は
● 第52話「どうしたいんだよ」 ● なのにイラストは
● 第55話「スッキリおさめる」 ● の保坂 対 南ナツキ。
これだとまるで保坂と南ナツキが藤岡を取りあっているような。
・
Words 『みなみけ』の言葉集。三姉妹が口にするセリフには独特な響きと深〜い意味が!?。 (『みなみけ』式ことわざ』大辞典も)
P70の
「イメージトレーニング」 の項、
「保坂が料理の腕を上げ、さらにはチアキをゲットするために(?)行っていた訓練の一つ。」 って。
保坂はいつからハルカではなく、チアキを狙うようになったのでしょうか。でも藤岡もチアキになつかれてからカナとの仲が好転しているので実は作戦としては悪くないかもしれませんけど。
『みなみけ』+『今日の5の2』
・
Front Pages 『今日の5の2』&『みなみけ』の「ヤングマガジン」連載扉集。
上でも書きましたが、連載時には
第57話「ケンカでも」第58話「ケンカでも」第59話「この夏の」第60話「全然ダメ」第61話「待ってみたら」 という流れだったのが
単行本第3巻では
第57話「ケンカでも」第61話「待ってみたら」第58話「姫である」第59話「この夏の」 という流れになっています。
それを踏まえずに単行本派がP95を見ると誤植でずれてしまったように見えるようです。
・
Making 『みなみけ』の貴重なネーム1話分&制作裏話を公開!
・
Chart 『今日の5の2』&『みなみけ』の女子総出演の相性診断テスト。
結果は速水。よりによって速水。
『今日の5の2』
・
Characters 5年2組の人間関係に鋭く迫る、クラスのメンバー紹介。 (『今日の5の2』人物相関図も)
人物相関図の相原カズミ→佐藤リョータが「好意」になっていましたけど喜んでいいのやら悪いのやら。
・
Albumn クラスで起きた懐かしい場面をアルバムで楽しもう」! (5年2組学級新聞「朝日」も)
・
Test あなたの『今日の5の2』ファン度チェック! いくつわかるかな?
結果は12問正解の相原カズミ・レベルでした。
「相原カズミ・レベル」という響きが気に入ったのでこれはこれでよしとしておきますが、
P151の
Q5「リョータが間違って日高メグミと浅野ユウキに連続して「とある液体」をかけてしまったことがあります。この時、カズミのほうにかけてしまった液体とは、何?」 なんて問題、難易度高すぎですよ!
いくら神出鬼没とはいえ、この問題のどこに相原カズミが出る余地があるんですか!
・
Talk 大人気の『今日の5の2』OVAの声優座談会。役に対する熱い思いを語ってくれた!
参加声優は門脇舞(小泉チカ役)・能登麻美子(相原カズミ役)・高橋美佳子(浅野ユウキ役)と、主題歌「Baby Love」「約束」も歌った面子。
・
Animation 『今日の5の2』OVAの全話ダイジェストから貴重なキャラクター設定資料までを紹介。
特別付録
・
『みなみけ』キャラクター透明シール (カラー、SDな南春香・南夏奈・南千秋・ふじおか)
・
『今日の5の2』アニメカレンダー (カラー)
各2ヶ月*6ページの2007年卓上カレンダー。自分で切り取って自分でフロッピーケースなどに入れないと使えませんが。
みなみけ 第68話「どう思う?」
・ 2006年10月30日発売の「週刊ヤングマガジン」第48号の次号予告に約1/2ページ使って『みなみけ』が。
イラストは南春香&南夏奈(=第3巻のカラー扉絵=第50話「法ですよ」の扉絵)。
この号の表紙&巻頭グラビアが“南”明奈で今週号の表紙&巻頭グラビアがミスマガジン2006グランプりの倉科“カナ”なのは意図的、なはずもなくただの偶然でしょうね。
・ カラー扉絵は南春香。っていうか単行本第3巻の表紙。
小泉チカの傘&水玉→南夏奈のモップ&埃→南千秋のシャワー&ブラシ&湯気ときて、南春香の泡立て器&ボウル&ホイップクリームです。
恒例のヒロイン&長得物&ふわふわっ気の組み合わせです。得物の長さが若干短いようですがそこは年上のだらしなさ、もとい、色気でカバーです。
単行本だと帯で気づきにくいのですがスリッパの履き方までだらしないです。
・ 今回は中学校編。っていうかケイコ編。
・ Aさん、じゃなかった、リコの口元にホクロが描かれたのが久々のような。
・ 前々回に紹介したことを紹介したもらった(ありがとうございます)、↓を読むまでリコがケイコの眼鏡をつかんでいることには気づきませんでした。
と、いうか、リコの「掴み癖」ってケイコにしか発動していないような気がするので
今までリコの紹介文には「人のスカートをつかむ癖がある(?)」と書いていたのも
「ケイコのもの(スカート、本、眼鏡)をつかむ癖がある(?)」の方が正確なような気がします。
この「掴み癖」については今回のエピソードや
第59話「この夏の」 で挙げたこの夏の目標
「藤岡君との距離を縮める」 の距離が心理的なものではなくて物理的な距離だったことあたりから
リコがケイコのことをどう思っているのか考察するのもおもしろいかもしれませんが、今日は調子悪いから後日再テストでお願いいたします。
とりあえずこの場で一点だけコメントするならば、リコが今後他の人のスカートをつかむ話が出てくるのは一向に構わないということです。
● やりこみしたりやりこみしなかったり ●
● 今週のみなみけ 第68話「どう思う?」 ●
・
第64話「呼べッ」 の影響か藤岡が南夏奈のことを「カナ」と呼んでいます。
第64話「呼べッ」 のやりとりは正確には
「私のことはカナちゃんと呼べッ!」「カ‥‥‥‥‥ は はずかしいよッ!」 といった感じだったのですが、
ちゃんづけよりも呼び捨ての方がはずかしくないからなのかドサクサに紛れて一気に親密度アップを狙ったのかは不明です。
・ 余談ですが単行本第3巻特装版、近所の書店に発売後3日目の2006年11月8日までは普通に売っておりました。
参考資料
● 桜場コハル非公式ファンクラブ(代理) ●
Y十M 〜柳生忍法帖〜 第45話「北帰行(六)」
・ 沢庵宗彭組が南光坊天海の出自について話していますが、それはそれとして数日後、会津越後街道の柳生十兵衛組。
こちらの堀の女達はお沙和、お品、お圭の未亡人トリオ+お鳥なのですが、え、何この雰囲気……空気悪いよ?
どうやらお沙和が寝ている柳生十兵衛に夜風は体に毒だからと一枚着物を掛けてあげようとして、そのまま添い寝してしまったり(この場面、お沙和がちゃっかり着物の大半に包まっていて柳生十兵衛にはほとんど着物が掛けられていないのが妙におかしい)、
お鳥が洗いもの当番の時にお圭が柳生十兵衛の肌着を洗ってしまったりしたことが原因のようです。
どちらの件も柳生十兵衛組の女性陣の中で唯一未婚であり一番若いムードメーカーのお鳥が一番ショックを受けているのが印象的です。
・ 加藤明成一行の先行索敵として馬に乗った鷲ノ巣廉助が柳生十兵衛組に迫りつつあったが、それはそれとしてお圭が石にグキッと躓いたところで以下次回。
参考資料
● 『Y十M 〜柳生忍法帖〜』雑感倉庫 ●
2006年11月12日
今の気分はクールなグール、そんな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか、と臆面もなく書けてしまう気分の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
とりあえず年に一度のお祭りこと(『みなみけ』第3巻・)『みなみけ』第3巻特装版・『みなみけ+今日の5の2 桜場コハルキャラファンBOOK』・『みなみけ』第68話「どう思う?」(+『Y十M 〜柳生忍法帖〜』第45話「北帰行(六)」 )をようやく消化しました。
→
● 2006年11月6日 ●
本日の読破本。
アキハバラ@DEEP (石田衣良/文藝春秋)
★ (2006/11/07)
2006.11
ソフトタッチ・オペレーション (西澤保彦/講談社)
★ 神麻嗣子−8、連作短編集、SF新本格 (2006/11/10)
2006.11
みなみけ3 (桜場コハル/講談社)
★ +
『桜場コハル Special Booklet』 =特装版あり (2006/11/07)
2006.11
みなみけ+今日の5の2 桜場コハルキャラファンBOOK (監修・桜場コハル+ヤングマガジン編集部/講談社)
★ (2006/11/12)
参考資料
● 甲斐高風のBOOK LIST ●
2006年11月19日
本★ 『化物語 上』 (西尾維新/講談社 2006.11)
収録作品「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」
素晴らしく面白い小説でした。
さて、素晴らしく面白かった小説の感想を書こうとする場合、
未読者に対してはネタバレをできる限り排除しながらもその小説への興味を抱かせるようにしつつ、
既読者に対しても既読者同士にしか通じない内容に触れる、というのが基本路線であると思うのですが、通常の場合これは難題です。
しかし、この小説の場合はそれに関しても素晴らしく面白いことになっていて、なんとわずか2文字でそれが実現できてしまうのです。
では書きます。
「蕩れ」
以上、感想終了です。
これで未読者が「蕩れ」ってなんだろう?と興味を抱くことは確実ですし、既読者と心が通じ合うのも確実です。
少なくともタイマン張ったらマブダチくらいには確実です。
と、いうわけで感想は終了してしまったので以下は駄文で余談です。
この小説、『化物語』というタイトルでありながら、実は「化物」の「物語」ではありません。
いや、「ありません」と言い切ると流石に嘘になりますけど、タイトルの意味するところは「化物」の「物語」ではなく、実は日常という名の「物語」が「化ける」から『化物語』なのだと思っています。
では、この小説の主人公である高校3年生の男の子・阿良々木暦の物語はどこで化けたのかというと、
それはやっぱりこの小説の最初の話である「ひたぎクラブ」で阿良々木暦が空から降ってきたクラスメイトの女の子・戦場ヶ原ひたぎを受け止めた時点に化けたのだろうと思います。
(下巻で描かれると思われる)阿良々木暦が怪異と初遭遇した時点ではなく、阿良々木暦は「ひたぎクラブ」以前も以後も次から次へと女の子が空から降ってきてそれを次から次へと受け止めようとするような感じの日常を過ごしているにも関わらず、
阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎのボーイ・ミーツ・ガールの時点で物語が化けるあたりが青春小説だなぁと思ってみたりみなかったり。
とにかく軸となる高校生・阿良々木暦と高校生・戦場ヶ原ひたぎのコンビが、例えば戯言遣いと死線の蒼や人類最強の請負人、『『魔法使い』使い』と『赤き時の魔女』 、高校生とどんな『願い』も叶える店の女店主、名探偵とFBI捜査官、
あたりと比べて力関係のバランスがいい所為か、作者があとがきに書いている「とにかく馬鹿な掛け合いに満ちた楽しげな小説」 という言葉に嘘偽りのない出来になっていると思います。
残念だったのは、この小説が新レーベル「講談社BOX」で発刊されたため、箱の所為で気軽に持ち運べなかった所為で移動中の合間に読むことが出来ず、読み終わるまでに時間が掛かってしまったことくらいです。
未読者が店頭で見かけても試し読みも出来ないし、お値段もリーズナブルじゃないし、あちこちで書かれていますけどこの小説がこのレーベルで発刊されたことはメリットよりもデメリットの方が多いように感じます。
……ほら、こんな駄文で余談より、「蕩れ」の2文字の方が確実に伝わるでしょう?
(2006年11月13日) Y十M 〜柳生忍法帖〜 第46話「北帰行(七)」
・ 今回書きたかったことが既に公式サイトに書かれていたり。
● せがわまさき電脳絵巻 ●
● せがわまさき電脳絵巻・更新日記 ●
● Y十M第四十五〜四十六話 ●
・ 今回はみんな喜怒哀楽が激しすぎです。柳生十兵衛は大喝するし、お圭とお鳥とお品はポロポロ泣くし。お沙和が最後のページでクルッと柳生十兵衛に背を向けてタタタと走り去るコマにまで情の深さ重さを感じます。
・ 右足をくじいたお圭を柳生十兵衛が負ぶおうとしたことがきっかけで先日より空気が悪くなっていた堀の女達が遂に爆発。
その結果、売り言葉に買い言葉でお鳥とお品が柳生十兵衛組を離脱し後方の沢庵宗彭組の方へ向かっていってしまいます。
・ で、現在の位置関係は以下の通り。
会津
↑
漆戸虹七郎
↑
柳生十兵衛組(お圭・お沙和)
|
お品・お鳥
↓
↑
鷲ノ巣廉助
↑
加藤明成一行(司馬一眼坊・香炉銀四郎)
↑
沢庵宗彭組(お千絵・さくら・お笛)
|
江戸
……次の対戦がほぼ見えてしまったところで以下次回。
そういえば柳生十兵衛組と沢庵宗彭組の堀の女達の組み分けはどのようにして決まったのでしょうか。
結果的に
第30〜33話「水の墓場(二〜五)」 ですっぽんぽん状態を柳生十兵衛に見られているお千絵・さくら・お笛が沢庵宗彭組なんですよねぇ。
参考資料
● 『Y十M 〜柳生忍法帖〜』雑感倉庫 ●
2006年11月20日
21:30時頃秋葉原を歩いていたらヒゲで眼鏡の紳士に呼び止められたのでトランペットでも買ってもらえるのかと思ったら、「この辺りにいいメイドカフェありませんか?」と尋ねられた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
● 以前の若い男性2人 ● といい、私ってそんなにメイドカフェに詳しそうに見えるのでしょうか。
ねこねこにゃんにゃんねこにゃんにゃん(例によって修羅場につき現実逃避中)。
みなみけ 第69話「思いがけない」
・ 思いがけない『みなみけ第3巻 特装版』についてのニュースは
● 2006年11月19日の日記 ● に。
・ 思いがけないことに今回は魔女アツコ編。
● 第50話「法ですよ」 ● で魅了の魔法を披露した彼女が今回は変身の魔法を披露します。するんだってば。
・ 思いがけないことにマキとアツコは最近は完全に別々に南家を訪れているようです。
・ 思いがけないことに南家はアパート(?)の2階のようです。それだと
● 第33話「当たるんだって」 ● の時に既に何回目かの来訪なのに
「何階かわかんなくなって屋上まで行っちゃった」 藤岡がバカみたいじゃないですか。
・ 思いがけない
「いいかトウマ ここに何がある」「何もないぞ」 といった発言が。目に見えない『空気』や『流れ』以前に目に見えるはずの『背景』が。
参考資料
● 桜場コハル非公式ファンクラブ(代理) ●
2006年11月22日
美味しいカレーライスが食べたい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか(あえて2006年6月15日の日記と同じ挨拶)。
サンドストームの途中ですが、ここで臨時ニュースをお伝えいたします。
2006年11月22日発売「週刊少年チャンピオン」第52号(秋田書店)次号予告
新連載で復活!!
ツンツン女にナヨナヨ男! 凸凹2人のドタバタコメディ!!
センターカラー27P!!
[アイホシモドキ] 森繁拓真
元木君を困らせる凶暴な相星さん!! 彼女が暴れる、その原因とは…!?
初めての本格週刊連載!
初めてのセンターカラー!
初めての単行本の可能性も!
ちなみに、改めて「週刊少年チャンピオン」のカラーを今週号の巻頭&巻中カラーで見てみると、『元祖! 浦安鉄筋家族』(浜岡賢次)『範馬刃牙』(板垣恵介)『鉄鍋のジャン!R 頂上決戦』(西条真二)『三毛猫ホームズの宝さがし』(特別読み切り、原作・赤川次郎、作画・富田はじめ)
……今更ですけど、濃い少年漫画雑誌ですねぇ。
参考資料
● 森繁拓真非公式ファンクラブ(代理) ●
2006年11月27日
Y十M 〜柳生忍法帖〜 第47話「北帰行(八)」
・ 今回はお圭のカァッと
「紅葉よりも赤い嬌羞の色に染まった」 (『柳生忍法帖・上』(山田風太郎/講談社ノベルス)319P上段)表情や負んぶされた柳生十兵衛の背中に恥ずかしがって隠れる仕草が素敵過ぎです。
・ 売り言葉に買い言葉で柳生十兵衛組を離脱したものの後悔の念と涙が止まらないままタタタタと駆け下りていくお品&お鳥とガガッガガッと殺気がある蹄の音で駆け上る一騎に乗る鷲ノ巣廉助が山の一本道で遭遇。
先に気づいたお品&お鳥が茂みに隠れて即席で作った石を分銅とした紐を投げつけて馬の前脚に絡ませます。格闘家の癖に重心が上半身にありそうな鷲ノ巣廉助の巨体の所為もあってか馬は転倒し、そのまま崖から転落してしまいます。
・ とはいえ、仮にも会津七本槍がこれであっさりと撃破されるはずもなく、馬が転落する瞬間に木に飛び移って難を逃れていた鷲ノ巣廉助とお品&お鳥が正面から対峙したところで以下次回。
前回やりすごすように柳生十兵衛に忠告されていたのにねぇ。
参考資料
● 『Y十M 〜柳生忍法帖〜』雑感倉庫 ●
2006年11月30日
「少年画報社」と打ち込もうとしたら「少年が放射」と変換しやがった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
「MegamiMAGAINE」(学習研究社)最新号にOVA『今日の5の2 3学期』の記事が1Pありました。
ネコのような身のこなしの相原カズミが単なるコスプレにしか見えなかったのは内緒だ。
『殺×愛 ―きるらぶ―』 (風見周/「月刊ドラゴンマガジン」富士見書房)
2007.01
1月22日(月)(注) 滅亡前夜のアパテイヤ -living dead-
(注) 前回私の方の計算が思いっきり間違っていました。
「【卒業まで 残り62日】」 から逆算してもちゃんと1月7日になりました。なので、前回はやはり1月7日で正解なのだと思います。
しかし、前回が1月7日(木)だったとしても1月17日(木)だったとしても1月22日は月曜日になりません。わけわかりません。
本日の読破本。
2006.12
ユリア100式2 (原作・原田重光×作画・萩尾ノブト/白泉社)
★ (2006/11/30)
参考資料
● 甲斐高風のBOOK LIST ●
本日のオススメ。
● アキバBlog ●
● 青年誌初のヌルヌルコミック ローション漫画「ろーぷれ」発売 ●
● まんが王倶楽部 ●
● ちょっとHな作品 2006年 ●
『ろ〜ぷれ 〜ぬめりの中の小宇宙〜』(大見武士/少年画報社)の凄いところは全作品思いっきりローションプレイなのに全作品思いっきりラブコメなところだと思うんですよ。
個人的なオススメは第2話の会社員・哀川由美。
上司、眼鏡、巨乳、早とちり、世話焼き、スーツ+エプロンとツボをつきまくりの彼女ですが、最大のツボは後日談で部下の部屋に同棲しちゃっているところだったり。
● 臥竜岡 ●
06/11/30 強敵と書いてユリと読む (レッスルエンジェルス愛版の結城千種と武藤めぐみ)
→ diary → 2006年11月30日 (木) レッスルイラスト没絵
(
● CG定点観測 ● より)
WGC(自団体)ヘビー2代目王者
(C)2005 松永直己 / SUCCESS
当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しております。
2006.11.30 アイホシモドキ (森繁拓真/秋田書店「週刊少年チャンピオン」No.01)
アイホシリベンジ編 第1話 トモダチ以上親友モドキ
惹句が「相星さんと元木クンのドタバタ学園コメディ」から「相星さんと元木くんのSCHOOL DAYS!!」に。
「第5話」ではなくて「アイホシリベンジ編 第1話」って妙な話数をつけるなぁと思いながら読んだら本当に内容が「アイホシリベンジ編」だったのでびっくりしました。
というわけで、元木くんの女装や相原さんの男装・ヘソ出し・紐パン・1.5リットルコーラ・ケンカといったところを一通り見せつつ、
相星さんの中学のときからの仲良し・佐倉菜摘や1年前に相星さんをケンカでボロボロに負かした双子の兄妹が登場して(後者は回想ですが)、今回のシリーズは相星さんの過去関連のお話になりそうです。
リベンジ対象が双子の兄妹なところがポイントなのでしょうねぇ。
参考資料
● 森繁拓真非公式ファンクラブ(代理) ●
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