甲斐高風のDIARY
2020年5月
●2020年5月1日
2011年の洋画★『アイアンマン(Iron Man)』(2008年:アメリカ)
ノミネート全11作
・ ロバート・ダウニー・Jr主演。
・ ハルクやソーやキャプテン・アメリカ達と共に2012年の『アベンジャーズ』へ、そしてその先へと連綿と続くアメコミ映画の一大叙事詩MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズの第1作。
・ 兵器産業の天才社長、トニー・スタークが自ら開発したパワードスーツを身にまといスーパーヒーロー、アイアンマンとなるオリジン(誕生物語)。
・ 映画としてはやっぱり空を飛ぶ!レーザーを撃つ!美人秘書がいる!という痛快さはいいなぁで話は終わるのですが、
そんな痛快さよりも、アイアンマンの動力源のアーク・リアクターはトニー・スタークが映画序盤で食らった爆弾の破片が心臓に達しないように引っ張っている電磁石の動力源=生命維持装置として彼の胸についているんだけど本人や美人秘書や敵がこれをいじろうと胸に手を入れたりするシーンがやたら痛々しかったのが実は一番印象に残っていたりします。
「I am Iron Man.」(Tony Stark)
●2020年5月10日
邦画★『劇場版 おいしい給食 Final Battle』(2020年)
・ TVドラマ
『おいしい給食』(TOKYO MX 2019.10.-2019.12.)の映画化。以下はTVドラマ版とセットで語ってます。
・ 舞台は食育と健康が教育理念の1984年 夏→秋の常節市立常節中学校。
そこの1年1組にいる給食マニアの教師・甘利田幸男(市原隼人)&生徒・神野ゴウ(佐藤大志)という給食絶対主義者 VS 自由な発想の給食改革者。
その両名によって毎回毎回繰り広げられる「どちらがよりおいしく給食を食べるか」という超絶給食バトル。
という形式で描かれる学園グルメエンターテインメント。
うまそげじゃないか。
・ 給食バトルの回数はTVドラマ*10回+映画*3(?)+α回。
・ 1980年代が舞台なのでメニューはソフトめんだったりアゲパンだったり。余談ですが1980年代が舞台ですが女子はブルマーではなくジャージでした。
・ マイベスト市原隼人&マイベスト武田玲奈(新人教師・御園ひとみ役)。ちなみに市原隼人は撮影の関係上毎回2回給食を完食していたらしい。
・ 主題歌「君の花」(松本大輝)。
・ ドラマの定番の一つ料理・グルメものの中でも給食という馴染み深く懐かしいものをテーマにした作品。給食だけではなく避難訓練や健康診断や授業参観といった中学校の定番イベントもちゃんと入っています。
・ 甲斐高風が一番好きなメニューはわかめご飯でした。三度の飯よりわかめご飯が好き。
・ ちなみに甲斐高風にとって給食の一番の思い出は、
あまり子供に人気のなかった地元の特産品がメニューに出てきた時に個人的にはそれがまぁまぁ美味しかったので「なんでみんなこれが嫌いなの?こんなに美味しいのに」とうっかり言ったためにクラス中のそれを押し付けられて無理矢理食べさせられた結果、無事その地元の特産品が嫌いになったことです。
なんだこの悲しい思い出は。
・ 「劇場での映画鑑賞といえばポップコーンとコーラが定番中の定番。だがこの映画の場合それは不正解だ。チュリトスをアゲパンに、カフェラテをコーヒー牛乳に見立てる、これが正解だ。……ん?なんだ?なんだなんだなんだ?神野は一体何をしているんだ!?」とか甘利田幸男プレイしながら劇場で映画鑑賞するのを楽しみにしていたのだが、2020年3月6日公開だったためご存じの通りの事情で劇場では観れず、その代わりの期間限定デジタル先行配信で鑑賞。
・ 何度見ても飽きない作品。何度見ても給食前のウキウキで校歌歌う甘利田幸男↓で笑ってしまったり、何度も見ているうちにバトルを繰り広げている両名を見て思わず笑ってしまっている生徒の面々に気がついたり。
●ドラマ『おいしい給食』常節中学校校歌MV - YouTube●
●2020年5月17日
2019年のアニメーション映画★『若おかみは小学生!』(2018年)
ノミネート全16作
・ 令丈ヒロ子の児童文学シリーズ原作。TVアニメ版(2018.04.-2018.09. テレビ東京、15分アニメ)視聴済。
・ 交通事故で両親を失った小学6年生のおっここと関織子(声:小林星蘭)が花の湯温泉街で春の屋旅館の女将をしているお祖母ちゃん・関峰子の元で若女将になるおはなし。あとユーレイとか鬼とか出てくる。
・ 序盤、祖母と打ち解けるのがTVアニメ版より早いなぁと思いながら見ていたけど確かにそこに描写を割いている時間はなかった。
・ 高坂希太郎監督。映像美についてはあちこちで言われ過ぎてて今更言うこともないですが、一番言われていたのは卵焼きを切る時の包丁の映り込みでした。甲斐高風は初見では全く気づいてませんでしたが。
・ 吉田玲子脚本。甲斐高風的には『たまこラブストーリー』の脚本家ですかね。
・ おっこのクラスメイトにしてライバルにして親友の秋好旅館のピンふり(ピンクのふりふり)こと秋野真月のピンふり+ツインテール+声:水樹奈々本当に好き。
・ ここから終盤のネタバレになります。
・ 観る前に映画自体の評判のよさとTVアニメ版どころか原作でも最後までちゃんとは触れてないらしい両親の交通事故について映画では触れているということは聞いていた。
今まで両親の交通事故について触れてこなかったのは当然で、だってそれは小学生が若おかみになるという舞台のお膳立てでしかなかったはずなのだから。
・ 交通事故の描写をがっつり描いた後で自動車に乗った時にそれがフラッシュバックするだけでもえぐいと思ったけど(その前に歩きながら自動車を避けるシーンがあって怖くないのかな?と思ったけど全然気にしてなさそうなのを見た後なので余計そう思った)、
そこから更に加害者一家が知らずに泊まりに来るなんて展開になるとはとは聞いてないぞ。
・ 小学6年生に一日でこれを乗り越えさせ、被害者と加害者、若おかみと客とお・も・て・な・しを描ききるとかそりゃ評判いいはずだわ。もはや手助けしてくれていたユーレイ達の成仏がおまけになってしまうレベル。
・ ちなみにこの映画、文部科学省選定作品(少年向き、家庭向き)になってるのだけど文部科学省は世の中の小学6年生にこのレベルを求めてるのだろうか。
・ 本日の余談。以前も書きましたが、甲斐高風の第76回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞作『ジョーカー』を観た感想は「煙草を吸う道化師って絵になるなあ」以上でも以下でもないです。
●「命題はほぼ同じ」「若おかみの方がつらい」と何故かめちゃくちゃ比較される『ジョーカー』VS『若おかみは小学生!』 - Togetter●
参考資料
●★2015年★● アニメーション映画
★『たまこラブストーリー』(2014年)
参考資料
●★2019年★●
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