甲斐高風のDIARY

2003年12月



 
2003年12月2日
 初歩的なミスにより1,100億円以上の損害を出したとも言われ批判されている2003年11月29日のH2A6号機ロケット打ち上げ失敗ですが、 そもそも打ち上げる前から情報収集衛星を打ち上げるのにこんなに大々的に宣伝してどうするという批判もあったわけで、 実は今回の打ち上げ失敗はフェイクで情報収集衛星はちゃんと打ち上げに成功しているのではないだろうかなんて夢想してみた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 ねこねこにゃんにゃんねこにゃんにゃん。
 あぁ辛い時にこの呪文を唱えるだけで心が和む。
 今の自分が辛いという事実にもこの呪文を唱えるだけで辛くなくなる自分の安っぽさにもびっくりです。

 他人に意見を述べる時は、自分の意見で相手を説得することより自分の意見を相手がかっこよく論破してくれることに喜びを感じることができるようになってから 人生楽になりました。人生ダメになっている気もしますが。

 二宮ひかる集中連載『犬姫様』開始に伴い、購読雑誌に昇格した「月刊アフタヌーン」(講談社)ですが、 購読した翌月から始まった本格高校野球漫画『おおきく振りかぶって』(ひぐちアサ 尚、同作者の単行本は『家族のそれから』『ヤサシイワタシ(全2巻)』でいずれも講談社)がお気に入りです。 ただ、『犬姫様』の集中連載が終了した後も雑誌を買い続けるかどうかは微妙なところです。 満員電車の中で「月刊アフタヌーン」読むのは疲れますから。周囲も非難轟々ですから。

 たまーに察していない人がいて悲しくなってしまいますけど、ミステリのトリックは、「○○を読んで真似しましたー」とかいうへっぽこ模倣犯が現れるのを避ける為に意図的に「実は現実世界では成立しないトリック」だとわかっていながら書いていることもあるのですよ。 まぁ本当に作者の勘違いだったりすることも多いとは思いますが、ミステリのトリックに限らず、様々な理由で様々な創作物においてそういうことはあるのですよ。 だからミスだ!ミスだ!と得意満面に指摘していればいいってものではないと思うのですよ。

 そういえば『おとなのギャル雀 』は2003年12月4日発売予定から2003年12月18日発売予定に変更されていました。 どんなにわずかでも発売延期のお約束は外さないのだなぁと感心しました。

 ここ最近になってよく目にするようになった言葉、「ツンデレ」。 ダメ人間としてもへっぽこである私が目にするようになったということはかなり浸透しているのではないかと思うわけです。 個人的には「萌えの一人時間差攻撃」という言葉が頭に浮かんでおりましたが、以下のサイトの説明がわかりやすいと思います。


SPEAKEASY  はてなダイアリー - behind the counter - [ツンデレ]


 しかし、「デレデレ」っていうのは辞書で調べると


goo辞書 国語辞典
でれでれ

(副)スル
(1)しまりがないさま。だらしないさま。
「―(と)するな」
(2)特に、男が女に対してだらしなくこびへつらったりするさま。


(三省堂提供「大辞林 第二版」より)


なんて書かれており、 あまりいいイメージの言葉でもなければあまり女性に使う言葉でもないわけで、「恋する女性の魅力を表現する用語」として実は向いていないのではないかと、 「デレデレ」しているのは「ツンデレ」な女性を見ているモニターの前の自分なのではないかと、そう思うわけです。

 「週刊ヤングマガジン」(講談社)今週号は前々回・前回に掲載されていた『今日の5の2』の1P広告(単行本表紙・裏表紙を基調にしたもの、「ネコミミ」扉絵を基調にしたもの)が両方掲載されています。
 そういえば11月20日にGAMERSに桜場コハル複製原画展を見に行ったことを描くのをすっかり忘れていました。飾られていた複製原画は「キセカエ」でした。


参考資料桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)


 ひっさびさにZENER WORKSのサイトを訪れてみたらサイトリニューアルのドサクサに紛れて「FUTURE:Little Master」の文字が消されていました。そんなぁ。


ZENER WORKS


参考資料甲斐高風のボクと“ボクと魔王”


 以上、意図的に普段以上に思いついたことを書き殴ってみました。

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 特別番外編第二十一殺「二十」
・ 多分純粋には1回目のセンターカラー。

・ 今回は特別番外編という事で、忍法勝負から遡って半年前の「甲賀伊賀四百年の宿怨を溶かす為に甲賀弦之介が伊賀鍔隠れへお見合いに向かい朧と初めて出会ったというエピソード」を思いっきり膨らましたほとんど漫画版オリジナルストーリーになっております。 以下個々のキャラクターを気に入った順に並べてみます。

・ 煙管を吹かしくつろいでいる地虫十兵衛。

・ 妄想でも偽者でもない、紛れもなく本人同士がいちゃついているシーンが初めて描かれた夜叉丸&蛍火。

・ お見合いの席でしゃっくりの所為とはいえ見事なまでにすっ転んでお茶をぶちまけドジっ娘の本領を発揮し、 その後部屋の片隅で壁に向かって打ちひしがれていた朧。 とっても魅力的です。 甲賀弦之介が一目惚れしたのも当然です。 ドキドキしたり顔を真っ赤にしていたのも可愛かったですしね。

・ やっぱりセクハラ担当の鵜殿丈助&やっぱりお色気担当のお胡夷。 如月左衛門に頼みごとをする為にお胡夷を通そうとした結果、ついついセクハラしてしまい頼みごとをし損なう鵜殿丈助はある意味勇者です。 そして顔を赤らめてお尻をさすっているお胡夷は可愛いです。並んで歩く兄さま&お胡夷も初めて描かれましたが、お胡夷の方が背が高いのですね。

・ 胡座をかいて釣りを楽しむ風待将監&横でのんびりしている如月左衛門。痰で魚を捕えるなら釣り竿はいらないような気もするのですが、一応餌がいるのかもしれません。痰で捕まえた魚を本人以外に誰が食べるのかは知りませんが。

・ しゃっくりを止める為に朧を驚かそうとした小豆蝋斉&簑念鬼。なんか二人が凄くいい人っぽく見えました。

・ とっても仲が良さそうに見える甲賀弦之介&甲賀弾正。この両者が会話しているシーンも初めて描かれたのですが、甲賀弦之介の甲賀弾正に対する「お祖父(「おじい」だったり「おじじ」だったり)」という呼称が素敵です。 朧がお茶をぶちまけた時に天井に躱してすかさず臨戦態勢に入った甲賀弾正と二つの湯飲みを両手で受け止めた為に三つ目の湯飲みのお茶を顔面に浴びてしまったまだまだ未熟な甲賀弦之介という構図も面白かったです。 それにしても、甲賀弦之介は彼なりに色々考えているのが覗えますが、朧はそういった感じが全く覗えませんね。

・ しゃっくりを止める為に水をゆっくりと一息で朧に飲ませた朱絹。 相変わらずのかいがいしさが覗えるシーンですが、ここで朧がしゃっくりが治まったような気になってしまったのがお見合いの席での大失敗につながっていたりします。

・ 朧が大失敗する様を見て額を押さえているお幻。

・ 結局甲賀弾正屋敷でごちゃごちゃ言っていただけで半年後の第七殺と何もやってることが変わらなかった霞刑部&室賀豹馬&陽炎。

・ 真面目に庭でお見合いの見張りをしていた筑摩小四郎。ちなみに甲賀組の方は鵜殿丈助だったのですが、この二人、性格的に全く合わないのでしょうねぇ。 ちなみに心中の台詞なのに筑摩小四郎が朧のことを「姫様」ではなく「朧様」と呼んでいたりします。

・ 出番がなく最後にムリヤリ出演させられた感が強い雨夜陣五郎&薬師寺天膳。薬師寺天膳に至っては心中を含めても台詞すらありません。

・ 「第壱回バジリスクバトル・アンケート仮想チームバトル秘争」投票開始。今回はルールも複雑なのでじっくり考えることにします。


参考資料甲賀忍法帖生き残り対策マニュアル

 
2003年12月9日
 最近は週刊少年サンデー(小学館)といえば『いでじゅう! 県立伊出高柔道部物語』(モリタイシ)、週刊少年マガジン(講談社)といえば『School Ramble』(小林尽)がお気に入りなのですが、 どうやら自分はこれらの漫画に恋愛や活劇ではなく、実は青春を求めているような気がする今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 コンビニで朝買い物したら666円で夜買い物したら777円だった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 今もっとも気になる歴史上の人物が「高瀬太夫」な今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 アイドルの低年齢化はますます進んでいて、ジュニアアイドルとかU−15アイドルとかいう呼称はどんどん増えているのに、チャイドルという呼称はいつの間に死語になったのか悩む今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 まぁ、応報刑とか教育刑とか難しい話はさて置いて、「少年犯罪に厳罰を与えようという主張」は日々強まっているような気がするのですが、 これは少年に大人と同等とまではいかなくてもそれに近い責任を認めるという主張のはずなので、 この主張は「性・暴力・反社会的描写のある作品を少年が見るのを規制するという主張」とは真っ向からぶつかるはずなのですが、 同じ人が両方の主張をしているような気がしてしまい、 もちろん世間の意見と私の意見との間に矛盾が生じた場合、経験則から考えると私が間違っているはずなのですが、 どこで間違ったのかがよくわからない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 レンタルビデオ屋に行ったら親娘連れがいて、娘(推定年齢5歳)がとアダルトコーナーの暖簾の方へぱたぱたと走っていくのを見て 父親が「○○ちゃん、そっちに行っちゃダメだ!そっちに行ったら大変なことになる!」と慌てて連れ戻していたのを見かけた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 以上、今回はボツ挨拶特集でした。
 ちなみに高瀬太夫とは江戸時代の吉原の花魁で、どんなお客に対しても「いやでありんす」「いやじゃわいな」と拒み続け、花魁であるにも関わらずその生涯を処女のまま終えたといわれる伝説の人物です。

 突然思い出したので『今日の5の2』豆知識。
 相原カズミが時々「八重歯キャラ」と呼ばれていますが、あれはおそらく八重歯ではないと思われます。 八重歯というのは乳歯が永久歯に生え変わる時に最後に生え変わる犬歯が両側の歯に挟まれて行き場を失った結果外側に飛び出てきてしまったものです。 だから顎が一般的に男性より小さい女性の方が八重歯になることが多いのです。
 従って、まだ乳歯が残っている相原カズミの犬歯は鋭いだけで、八重歯ではない、はずです。 もっというとまだ乳歯でこれから更に鋭い犬歯に生え変わる、はずです。
 ちなみに八重歯はアイドルのチャームポイントだった時代もありましたが、今は審美的にも医学的にも矯正してしまう方がよいとされているようです(ただし抜歯は医学的には避けるべきだそうです)。


参考資料桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)

 
2003年12月16日
 たまたま訪れた他所のサイトの掲示板に、そんなところに出入りしているとは思わなかったネット上の知人が書き込みをしていると、 その人が上手く溶け込んでいてもはずしていても何故か気まずくなってしまう今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 冷静に考えると大してショックではないはずなのに個人的に妙な衝撃を受けたこと特集。

 その1。幣サイトに「いい女の条件」という検索キーワードで来訪している人が複数いたこと。
 ごめんなさいごめんなさいお役に立てなくて本当にごめんなさいせめてものお詫びに貴方にハッピークリスマスが訪れることを心からお祈りしてますからごめんなさい。

 その2。声優&歌手の國府田マリ子(34)が油断していたら夏に結婚していて秋にその報告をしていたことを冬まで知らなかったこと。

 その3。2003年12月13日、生涯2度目の「自転車の前籠に置いたリュックを置き引き」されたこと。
 ちなみに一度目の時は学生だったので、金目のものは全く入っていなかったものの、「図書館で借りてきた既に絶版していた本」「教科書」「美術の課題で製作中だった版画」等が入っていて かなりの痛手になるかと思ったところ、奇跡的に戻ってきました。それでも再注文した教科書のキャンセルがしてもらえなかったのは痛かったですけど。
 で、その後「自転車の前籠に置いたリュックを置き引き」には万全の警戒態勢を敷いていた私ですが、今回は万引防止策で荷物を持ち歩けない書店にうっかり自転車で行ってしまいまして、 しかもリュックの中には直前に立ち寄った古本屋で税込み315円で購入したレアでもなんでもない文庫本が1冊とお守りだけ。 更にリュック自体が内ポケットが破れていて用を成さないくらいにまで使い込んだ代物で、こんなリュック置き引きされても痛くないどころか笑い話だよなー、書店にわざわざ預けたら何も買わずに出て行きにくくなっちゃうものなー、と思って書店に入って出てきたら本当に置き引きされていて、 それに結構ショックを受けている自分がいました。 大笑いですよね。 わっはっは(空元気)。

 本日のオススメ。


バナースカウター


 幣サイトのバナーはいただきものなので、あんまり変な結果になったら申し訳ないなと思いつつも、ポチッとな。


伝
レアレベルLV.2
HP7318
MP245
メタネーム帰ってきた問題児
特徴鎖骨の追っかけ
1行占い
9. 社歌(校歌)が突然アニソンに!やるせない気分になります。


伝
レアレベルLV.3
HP2029
MP682
メタネーム伝説の彗星
特徴又吉炸裂!
1行占い
11. 考えたネタが先に2ちゃんねるに書き込まれいやな気分に。

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 第二十二殺 「四対四」
・ 半年前を描いた特別番外編も終わり、舞台は再び戦場に戻ります。 で、伊賀組は残り4名しかいなくて戦力を分割する余裕はないはずなのに、朧と朱絹を留守番させ、更に筑摩小四郎と薬師寺天膳が別々に動くという作戦を取ります。 これは本来全く評価できない作戦ですが、留守番組には湯で体を清める朧&かいがいしく世話をする朱絹というサービスカットがあったのでそれはそれでよしとしておきます。

・ 桑名宿以降、薬師寺天膳が朧本人、朱絹、そして甲賀弦之介と機会を見つけては「朧と祝言を挙げる」宣言をしているのが笑えます。

・ 薬師寺天膳3回目の撃破。 地虫十兵衛による刺殺、霞刑部による絞殺に続き、室賀豹馬の瞳術による自殺です。 出撃組の作戦は筑摩小四郎が秘巻を持った鷹を囮にして甲賀組を誘き寄せ、 盲目なので一人その場に残るであろう室賀豹馬を薬師寺天膳が撃破するというものでした。 個人的には、この程度の陽動作戦で甲賀組が重鎮・室賀豹馬を単独放置すると確信している 伊賀組の副首領格・薬師寺天膳が普段周囲からどのように扱われていたのかが気になるところです。 それはともかく、この作戦は基本的には成功し、陽炎&甲賀弦之介に変形した如月左衛門が誘き出され、 室賀豹馬&盲目になっていた甲賀弦之介がその場に残ります。 そして、薬師寺天膳は瞳術が使えない盲目の甲賀弦之介を軽視するだけならまだしも、 盲目とはいえ実力未知数の室賀豹馬を軽視するという愚を犯した結果、室賀豹馬の瞳術によって撃破されてしまいます。 ちなみにこれは、関宿の旅籠で蛍火を囮役にした蓑念鬼が撃破された時とほぼ同じパターンだったりします (違いは蓑念鬼の場合は甲賀弦之介が盲目だと予め知っていた為、最初から甲賀弦之介&室賀豹馬の両名を撃破するつもりだったことくらい)。

・ 鷹を追いかける際に、朧抹殺に心を奪われていた所為か、伊賀組が近くにいる可能性が高い (実際、近くの木陰には筑摩小四郎がいて妙にやる気がなさそうに鷹を操っていた)にも関わらず、 陽炎が「甲賀弦之介に変形した如月左衛門」を思いっきり「左衛門殿」と呼んでしまっています。 それはそれとして、陽炎の杖が実は仕込杖であるという相変わらずの芸の細かさも見せてくれます。

・ 死んだ薬師寺天膳に用があると仲間を先に行かせて単独行動を取った如月左衛門は、実は物凄い危険に晒されているような気がするのですが。

・ ところで、朧が薬師寺天膳に怯え、筑摩小四郎も薬師寺天膳に忠義を尽くすことに疑問を抱いている現状では、 副首領格の薬師寺天膳がいないほうが伊賀組のまとまりがぐっとよくなるような気がします。 もっとも、「盲目の朧&筑摩小四郎とその2人をかいがいしく世話する朱絹」以外のイメージが全く浮かばない、 甲賀組を撃破するなんて夢のまた夢という感じの集団になってしまいますけど。


参考資料甲賀忍法帖生き残り対策マニュアル

 
2003年12月19日
 入店に10,000円+女性指名に4,000円ポッキリというのは明朗会計な気もする今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 サンドストームの途中ですが、ここで臨時ニュースをお伝えいたします。
 2003年12月18日、PS2最初で最後のキャバクラゲーム(?)『おとなのギャル雀 〜きみにハネ満!〜』を発売したパシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン株式会社が同日、 「臨時株主総会開催(新任取締役の選出、商号変更)に関するお知らせ」(臨時株主総会開催予定日:2004年1月23日)を発表いたしました。


PCCWジャパン、2004年1月26日から商号を「ジャレコ」に変更

 
2003年12月23日
 個人的には、『おとなのギャル雀 〜きみにハネ満!〜』(パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン/18歳以上対象/プレイステーション2)は、 前作『アイドル雀士R 雀ぐる★プロジェクト』が(オマケ冊子によると本来の企画がボツになって慌てて作られたからとはいえ)ターゲットがイマイチが見えてこない中途半端な作品であったのに比べれば、 アイドルファンという明確なターゲットに対して少なくとも「カップラーメンのオマケ」よりは正攻法と思えるアプローチをしているように思える点を購入する気もないのに勝手に評価している今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。


エースコック、アイドルのDVD付きカップラーメン −作り方をアイドルが説明、3分の待ち時間にお宝映像も


まえがき
 懲りずにクリスマス推進小委員会です。 今回は短編小説です。 キャラクターがわからなくても話は通じると思いますが、スーチーパイネタだったりします。

クリスマス推進小委員会
聖夜に奇跡は起こらない

あとがき
 昨年、スーチーパイ&ゲーム天国ファンサイト「S・U・C・H・I・E-DICTIONARY」に クリスマスを舞台にした作品を投稿しようとして「予定は未定」というタイトルで書き始めたのはいいものの、 スーチーパイとは全く関係ないアイドル雀士達と麻雀していたり愛の女神と同棲しているうちに気がついたらクリスマスが過ぎてしまいました。
 まぁ、どうしてもクリスマスが舞台でないと成立しない作品でもないので、のんびり書き上げようと思っていたところで、今のタイトルを思いつきました。
 余談ですが、私が思いついたタイトルにしては妙に出来がいいような気がしたので念のために検索をしてみたら、 「奇跡は起こらない」という検索ワードで「起こらないから奇跡って言うんですよ」(美坂栞)で御馴染の『Kanon』関連にやたら引っかかるのはまだしも、 よくわからない「あきらめてちゃ奇跡は起こらないよ、ふぁいとっ♪」という感じの恋愛相談にやたら引っかかって悲しくなりました。 ちなみに、私は「奇跡」を扱ったフレーズでは、昔どこかで見かけた「奇跡が素晴らしいのは、それが時々起こるから」というのが好きです。
 それはともかく、タイトルがタイトルだけにクリスマスを舞台にしないわけにいかなくなってしまい、この質と量なのに完成までに1年以上要することになってしまったというある意味物凄い作品なのです。
 ちなみに、幣サイト移転時に色々と共同管理人と打ち合わせをした中で、「今年もネタがあったのでクリスマス推進小委員会をやりたいと思います〜」と言ったら露骨に嫌がられました。 悔しいので来年もクリスマスを舞台にした孫呉の短編小説あたりでクリスマス推進小委員会をやれたらと思っています。
 尚、私の本年のクリスマスはどうやら、例年通りテクモからかすみクリスマスカード(ミニスカでヘソ出しでノースリーブなサンタクロース)が届いたくらいしかイベントがないようです。

 最後に、ここまで辛抱強く読んで下さった皆様への御礼に、本日のオススメなクリスマス短編小説+α。


〜SSS〜   サンタクロース・チルドレン  「ねこ」のはなし


参考資料:スーチーパイ復興委員会

 「週刊ヤングマガジン」(講談社)今週号には第3刷決定記念なのか、また『今日の5の2』の1P広告(「ミズカケ」「ヌレギヌ」扉絵を基調にしたもの)が掲載されています。 その作者近況によると、「こんなに売れてる作品をあっさりとやめて、次回作に挑戦中。 来年の春にはどこかでこっそり連載予定。乞うご期待!」なんだそうです。


参考資料桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)

アニメーション映画『ファインディング・ニモ(FINDING NEMO)』(2003年:アメリカ)
 たった一人の息子・ニモをダイバーにさらわれてしまったカクレクマノミのマーリンが息子を取り返そうと道中知り合ったナンヨウハギのドリーと共に大冒険を繰り広げる物語で、 『トイ・ストーリー』『バクズ・ライフ』『トイ・ストーリー2』『モンスターズ・インク』でお馴染みのピクサーの3Dアニメーション作品。 海や魚という3Dアニメーションにとっての難題をちゃんと魅力的に描き、その魅力もフィルムコミック等を眺めるよりも実際に銀幕(死語)で動いている方が飛躍的に向上するところは流石です。 ドリーの物忘れの激しさがいくらなんでもあんまりなのではないか等、不満点が全くないわけではないですが、いい作品だったと思います。
 少なくとも作品を観る前に耳にして気になっていた「クライマックスでマーリンが何もしていないのは現代がダメオヤジ時代であるという皮肉なのか」とか「ニモの右ヒレが小さいという“障害”の扱いが中途半端で余計だったのではないか」という批判に関しては、 「それまでマーリンが頑張っていたのがちゃんとニモやナイジェルやドリーといったみんなを動かした原動力になっている」 「ニモの右ヒレは本当は“障害”となるほどの代物ではなかったが、妻と子供を失い、心配性になったマーリンがより過保護になり、無意識のうちにニモもそれに甘えるのには充分な代物だった。そして、作中でニモがその甘さを克服するシーンはちゃんと描かれている」 と、納得できましたし、それとは別に作中で個人的に疑問に思っていたことについては、ちゃんとラストでツッコミが入っていましたから。
 と、いうことで、お気に入りのキャラクターはペリカンのナイジェル。めちゃくちゃいい奴じゃないですか、こいつ!

 
2003年12月25日
 突然の腰痛に襲われ、それが快方に向かってきたかと思えば今度は『明石家サンタ史上最大のクリスマスプレゼントショー』を観ている時に心臓が痛い&熱いという怪現象に襲われ、 いや、仮に心臓に異変が起こったとしても心臓には痛みや熱を感じることはできないはずだから正確には胸が痛い&熱いのだ、 と「胸が痛い 胸が熱い」で検索をかけてみたら恋患い関連にばかり引っかかって頭を抱える今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 と、いうことで突然死んだらどうしよう。

別冊ヤングマガジン第1号
作者名『作品名』 備考
高田裕三『九十九眠る しずめ』 新連載、巻頭カラー、「月刊アフタヌーン」(講談社)で『源蔵人形鬼話』を連載中
恋緒みなと『イオ』 連載継続
山本マサユキ『妹あいどる』 新連載、「週刊ヤングマガジン」(講談社)で『ガタピシ車でいこう!!迷走編』&「日経クリック」(日経BP社)で『山本マサユキの ばらさずにはいられない!』を連載中、『六本木リサイクルショップ シーサー』
船堀斉晃『Heaven's Nightmare 〜アナザーリップス〜』読切?、「ヤングマガジンGT増刊」(講談社)で連載していた『リップス』の番外編
氏家ト全『妹はひまわり組』 連載継続、「週刊ヤングマガジン」(講談社)で『妹は思春期』&「週刊少年マガジン」(講談社)で『女子大生家庭教師 濱中アイ』を連載中
しんむらけーいちろー『KING −キング−』 「ヤングマガジンGT増刊」から連載継続
横山了一『熱血番長 鬼瓦椿』 連載継続
陽気婢『管釣猫娘』 読切、「月刊サンデーGX」(小学館)で『薬多江町へようこそ』&『COMIC快楽天』(ワニマガジン社)で『内向エロス』を連載中
押見修造『超常眼球 沢田』 読切、前回まで『アバンギャルド夢子』を連載、『スーパーフライ』、「コミック焦燥」(太田出版)で『真夜中のパラノイアスター』
松本タカ『仙田くんの疑惑』 読切、『LAST UNTIE 〜ラスト・アンタイ〜』
市川ヒロシ『2人暮らし』 連載継続
立野和洋『捨て猫コミュニケーション』 読切、『真剣師黎太郎』『便利屋ファイナル』
野田さとる『恭子さんの凶という今日』 読切、同名作品掲載経験あり
尾前雄一郎『SS598あかしお』 読切、『沢村りいなのお料理パクパク』
土屋多摩『スケアクロウ』 新連載、『浮き男、舞う!!』
富咲男『路地裏アワーハウス』 3話集中連載開始、『あいつのSOS』『放課後コネクション』、「週刊ヤングマガジン」で『旅にでられぬきみたちへ』
唯登詩樹『MAIの部屋』 連載継続、フルカラー、「月刊ウルトラジャンプ」(集英社)で『ボクのふたつの翼』連載中
 私の部屋に一番多く保管してある雑誌は「別冊ヤングマガジン」(講談社)なのですが、そろそろ部屋に限界が近づいており、いつか処分しなくてはいけなくなる日が来るので、その日に備えて覚え書きを記すことにしました。 まぁ、読みたい作品がなくなって購入しなくなったらそれまでなのですが。
 リニューアルといってもわかりやすい変化は月刊誌から随月刊誌になってしまったことと高田裕三の新連載『九十九眠る しずめ』が加わったくらいで、 しかも、随月刊誌になった代わりに『イオ』『MAIの部屋』は分量が倍増しておりトータルでリニューアル前と変わってなかったりします。 個人的に一番痛いのは『熱血番長鬼瓦椿』の毎号前後編掲載ペースに慣れてしまっていたのに後編まで2ヶ月待たねばならなくなってしまったことです。


参考資料別冊ヤングマガジン覚書

 
2003年12月27日
 胸の痛みが治まってきたと思ったら腰の痛みが再発してきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。


バナースカウター


 2003年12月16日の日記で話題にした「バナースカウター」ですが、 5000hit記念に「バナースカウター壁紙」が制作されておりました。 で、「その3」を見てちょっとビックリして、ランキングを確認してみたら777位中ベスト125位とワースト66位という割とおいしい位置にいることが判明しました。

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 第二十三殺 「四対四(その二)」
・ 薬師寺天膳に変形した如月左衛門、笑みが邪悪過ぎます。薬師寺天膳を真似しているからなのか、伊賀組に女二人と手負いしか残っていないと考え、勝利を確信したからなのか。

・ 室賀豹馬 対 筑摩小四郎。 原作版だとお互いが忍法を放ちあい、筑摩小四郎は盲目だったので室賀豹馬の瞳術が通用せず、筑摩小四郎の吸息の旋風かまいたちを一方的に室賀豹馬が食らって撃破されるという、 原作版既読者全員が「文章ならともかく漫画だとかっこ悪すぎる室賀豹馬の散り様」がどう描かれるのか危惧していたわけですが、大胆にして理に適ったアレンジが入りました。 漫画版では、原作版で勝負が決した場面を右耳が潰されただけでしのいだ室賀豹馬が、逆に手荷物を使って“音”でにわか盲目の筑摩小四郎に隙を生ませるという生来の盲目らしい作戦で逆襲を図ります。 しかし、筑摩小四郎の鎌がブーメランのように戻ってくることを知らなかった、見えなかった、右耳が潰されていた所為で聞こえるのも遅れた室賀豹馬はこの好機を活かすことができず、再び放たれた吸息の旋風かまいたちによって撃破され、甲賀弦之介を気遣いながら最期を迎えます。 かっこ良すぎる散り様です。 そもそも序盤から描かれているブーメラン化している筑摩小四郎の鎌自体が漫画版のアレンジなのですが、作者は序盤からこの一戦にこういう結末を迎えさせるつもりで書いていたのでしょうか。

・ と、いうことで室賀豹馬撃破。 「忍者なのに盲目」「瞳術が夜しか使用できない」という露骨な弱点がありながら、前者は逆にそれが敵の油断を誘って蓑念鬼、薬師寺天膳を撃破、後者は全く戦況に影響がなく、 敗れた筑摩小四郎との一戦も、こちらが盲目だったことよりもむしろ相手が盲目だったことが敗因に繋がったという展開には唸らされます。 そして、室賀豹馬の姉が甲賀弦之介の母だった(室賀豹馬は甲賀弦之介の叔父だった)というこちらも大胆にして理に適ったアレンジが入っております。家格的にも頭領・甲賀弾正の甲賀家が重鎮・室賀豹馬の室賀家から嫁を娶るのは自然ですし、陽炎の母や風待将監の血族を見ればわかるように血統が忍法を生むこの世界で同じ瞳術が使える説明にもなっています。 前述したように最期まで甲賀弦之介を気遣っておりますが、男性の撃破時にフォローが入ったのはお幻とセットで描かれた甲賀弾正を抜かせば初めてのような気がします。

・ 余談ですが、血統が忍法を生む割には如月左衛門とお胡夷は兄妹なのに使用する忍法が違いすぎるという話がありますが、あれは双方とも肌を使った忍法であり、見た目ほどの違いはないという説があるようです。

・ もうひとつ余談ですが、「甲賀忍法帖生き残り対策マニュアル」に「甲賀忍法帖使用武器一覧」を追加する為に一通り読み直して思ったことなのですが、如月左衛門の刀が第十五殺までは確かにあったのに第十六殺からどこかにいってしまったような気がするのですが。


参考資料甲賀忍法帖生き残り対策マニュアル


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