甲斐高風のDIARY

2003年11月



 
2003年11月1日
 『フルメタル・パニック ふもっふ?』「#7 女神の来日(受難編)」で何をどう間違えたのかよりにもよってテレサ・テスタロッサが相良宗介に人工呼吸を試みる直前で録画が途切れてしまっていた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 ねこねこにゃんにゃんねこにゃんにゃん(現在修羅場につき現実逃避)。

 で、2週連続終わらせてしまっても来訪者は増えも減りもしないとは思うのですが、一応今回はもう少しちゃんと書きます。

御子柴はるかより遠山百合子より前島香織(なのか?)
 「ねこねこにゃんにゃん」と現実逃避しているように、何故か最近異常に猫に惹かれつつあり、本物だろうが写真だろうがイラストだろうが、猫を眺めているだけで心が和むようになりました。 アイドルだろうがアニメだろうが今までカレンダーやポスターの類には全く価値を見出せなかったのですが、真剣に猫の2004年カレンダーの購入を検討したりしています。
 あぁ、「前島香織」で検索かけて勝手に同姓同名の別人と誤解されても困りますので書いておきますが、彼女達は『ぎゃるかん』(倉上淳士/双葉社)の登場人物です。 それにしても倉上淳士、『ぎゃるかん』を連載中の「メンズヤング」(双葉社)で『特撮天使 1』(講談社)、『特撮天使』を連載中の「ヤングマガジンUPPERS」(講談社)で『ぎゃるかん 5』が相互に宣伝されていた時もちょっと驚いたのですが、 読切作品「驟雨−しゅうう−」が掲載された「Namaikiッ!」(竹書房)でも『特撮天使 3』が宣伝されていたのにはかなり驚きました。 そういえば、かおりん眺めているだけでも心は和みますね(オイオイ)。

君はデンマークを見たか!? 2004
予選リーググループ2(2002年9月7日−2003年10月11日)
 前回のサッカーワールドカップの1次リーグAグループはフランス、ウルグアイ、セネガルとデンマーク以外は大物あり期待の新人ありと役者が揃っていたのだが、 今回のサッカー2004年欧州選手権予選リーググループ2はGK川口能活がノアシェラン(デンマーク)に移籍しても一向に話題にならないデンマーク以外も ルクセンブルク、ノルウェー、ルーマニア、ボスニア・ヘルツェゴビナと日本人にとっては全く食指が動かない面子。 一応結果だけはチェックしていたが、甲斐高風が修羅場に陥りチェックを疎かにした隙にラスト2戦を引き分けて地味に決勝トーナメントへの進出を果たした。 相変わらず「堅守と速攻による反撃」で先制点を奪取し、相手を焦らせて更に「堅守と速攻による反撃」を繰り返すというパターンは各試合においてもリーグ戦そのものにおいても健在らしいが、 同じ引き分けでもイギリスとの対戦をデイビッド・ベッカムが物凄い勢いでPKを外すというナイスアシストのおかげもあって盛り上げつつスコアレスドローでイギリスを突破させ、 自分達はプレーオフに進んだ前回ワールドカップ3位のトルコの方が、エンターテイナーとしてはデンマークより優れているのは疑いようがない。


参考資料君はデンマークを見たか!?

 
2003年11月4日
 2003年11月3日、2003Jリーグヤマザキナビスコカップにおいて、2年連続の同カード決勝戦の結果、浦和レッドダイアモンズが鹿島アントラーズを4−0と景気よく撃破して、 1993年Jリーグ発足以来悲願の初タイトルを、1999年にJリーグディビジョン2降格〜2000年Jリーグディビジョン1昇格の時すら2位止まりだった悲願の初タイトルを、遂に奪取した今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 『キャプテン・ラヴ』について、今頃になってこんな衝撃の事実を知ってしまう。


キャプテン・ラヴについて語ろう!
919 :名無しくん、、、好きです。。。 :03/07/31 23:06 ID:???
カミィに3回キスして「・・・好き」と言われて画面がふぇーどあうと・・・
そして小刻みに強弱をつけて震えつづけるコントローラー・・・

視覚的には直接的ではないけれど体感的にはカナリ直接的でした


 いや、私振動が異常に苦手で、電動歯ブラシどころか電気カミソリすら使うと気持ち悪くなってしまうので、 基本的にデュアルショックはオフでプレイしており、一応『キャプテン・ラヴ』の場合はオンでプレイを始めたものの、 近藤香織の「ギャラクティカマグナム」を食らった時にやっぱり苦手だなぁと思ってオフにしてしまったのですが、 物凄く損をしていたのですね。
 と、いうわけで今、私の脳内では2年ぶりに『キャプテン・ラヴ』ブームです。 ちゃんとオープニング主題歌「好きなら好きっ!」(遠藤久美子)も劇中歌(?)「ミシンの歌」(青野静果/西野七海)も覚えていますし(←忘れろよ、後者は)。

2001年の家庭用ゲーム『キャプテン・ラヴ』(プレイステーション/東芝EMI・HAMSTAR)
ノミネート全59作
 要するに「愛に幻滅していた君に愛を取り戻してくれた恋人も実は愛に幻滅している者だった!今度は君が彼女の愛を取り戻すのだ!」 (ここでいう愛とは男女間のみならず家族間、友人間、ヒーロー&ヒロインへの、音楽への、等々)というゲーム、って書くとなんだかまともなゲームみたいに聞こえる、 恋愛ADVのお約束で主人公はモテモテなのに、恋人との純愛を貫かないとそこで話が終わってしまうという過酷な恋愛ADV。
 言い直せば、これは、「愛する」からって「愛される」わけではない、だけど「愛される」為には「愛する」しかないという茨の一本道を、論撃という「主人公の心情をプレイヤーに理解させる装置」により、主人公と一体化したプレイヤーが歩んでいく物語なのです。
 このゲーム、3つセーブが出来るのに漫画、論撃、アルバムモードへの登録を各々のセーブで管理していたり、メッセージスキップがなかったりと全てのイベントを制覇しようとしたらかなりやり応えがあるゲームであるにも関わらず、 攻略という観点からみるとかなりユーザーフレンドリーではありません。 しかしそれは、ファーストプレイを真剣にプレイする権利と義務を与えてくれているのです。 例えば第1話で恋人となる永堀愛美に全く心動かされることなく、いきなりラブラブ党エンドに行ってしまったら その人の『キャプテン・ラヴ』は残念ながらそこでおしまいなのです。 第1話で彼女に全く心動かされないのに作業でムリヤリ第2話に進んでも、それ以降彼女を愛し続けられる(=ゲームを先に進められる)はずがないのですから。 また、なんで隠しシナリオのヒロインの方が魅力的なのだという批判もよく耳にしますが、これも、(ギャル)ゲーマーであればあるほどファーストプレイでいきなり隠しシナリオに入れてしまい、ゲームオーバーになる可能性が高まるという 見事な罠になっているのです。 ちなみに私のオススメは隠しシナリオ1発目で登場するメロディ・ラヴことカミィこと「けだるげな黄昏の堕天使」な上遠野文恵です。 見事に罠に嵌っています。
 それにしてもこのゲーム、リアルとコミカルが同棲している雑君保プのキャラクターデザイン以外には考えられないっていうのが凄いですね。


参考資料:『キャプテン・ラヴ』応援委員会

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 第十九殺「五対五(その二)」
・ 船後部の艫の間でただ怯えているだけかと思っていた雨夜陣五郎が鋭い洞察力を見せ「笠をかぶった大男」が消えた事に気がつきます。 あの精神状態でその洞察力はそれなりに参謀として評価できますが、あれだけ露骨に怪しい人物を見かけていたのなら、さりげなく鷹をけしかけて笠の下の素顔を見極めるとか、 もう一押し参謀らしい行動が欲しかったところです。 一方、遂に薬師寺天膳への忠誠より朧への憧れが勝った筑摩小四郎が朧を(真顔で)襲う薬師寺天膳を止めに船前部の胴の間に向かいます。

・ と、ここで薬師寺天膳2度目の撃破。 それにしても「笠をかぶった大男」こと霞刑部はどうして朧が「貞操は無事だが、太股や肩が露出している絶妙に色っぽい脱がされっぷりの状態」 なんてギリギリのタイミングで薬師寺天膳を撃破したのでしょうか。まぁそれはそれとして霞刑部は次に朧を狙いますが、朱絹と雨夜陣五郎が駆けつけた為未遂に終わります。 余談ですが、原作版では第三殺の薬師寺天膳1度目の撃破時に、地虫十兵衛が頬を薬師寺天膳の胸につけてきちんと心停止を確認しているのですが、絵的に妙に可愛い感じになったような気がするので、 これは漫画版でも是非やって欲しかったです。

・ 霞刑部の襲撃に気づいた雨夜陣五郎、隠形している霞刑部を見つけようと胴の間の床や壁に刀身で筋をひきます。その行動はそれなりに参謀として評価できますが、 胴の間から外へ出る時にも床に刀身で筋をひくとか、もう一押し参謀らしい行動が欲しかったところです。 それがなかったばかりに、霞刑部によって盛大に海に向かって投げ飛ばされてしまいます。塩に溶ける雨夜陣五郎が海に落ちれば、溶けます。

・ 帯をしゅっしゅるっと艶かしく解いて半裸を晒し雨夜陣五郎救出に向かう朱絹の背後から全裸の霞刑部が迫ったところで、意外(?)な人物が登場し、以下次号。 それにしても今回の霞刑部の襲撃、薬師寺天膳、雨夜陣五郎と朧、朱絹で露骨に結果が異なりますね。


参考資料甲賀忍法帖生き残り対策マニュアル

2001年の洋画『レオン(LEON)』(1994年:アメリカ)
ノミネート全59作
 リュック・ベッソン監督・脚本作品。 家族を麻薬組織(黒幕は麻薬取締局(DEA)捜査官スタンフィールド(ゲイリー・オールドマン))に殺された少女マチルダ(12、ナタリー・ポートマン)が助けを求めた隣人は、ニューヨーク1の殺し屋レオン(ジャン・レノ)だった…… という、切ないアクション映画。

2001年のアニメーション映画『カードキャプターさくら 封印されたカード』(2000年)
ノミネート全11作
 宮崎駿の『千と千尋の神隠し』(2001年)を差し置いて選出したのは2000年のTVアニメに続いてこの作品です。 ちなみに原作(CLAMP/講談社)は第32回星雲賞コミック部門受賞作。
 とりあえず主人公・木之本桜には「恋する乙女は最高の魔法使いである。彼女はいつだって、奇跡を起こしてみせる」という言葉を捧げておきましょう。 TVアニメシリーズの時もそうでしたが、放映された「事件」以外の時もみんなちゃんと元気にやっているんだろうなぁ、と思わせてくれる感じは大きな視聴者にではなく、 小さな視聴者にきちんと届いていると思います。
 しかし、あの使い道のなさそうなカードが伏線だったなんて!(←気づけって)

 
2003年11月7日
 「駄菓子屋があってラムネを賭けてスーパーボールで勝負している」「体育着がブルマ」「給食にあげパンとプリンのコンビネーション」と、 実は『今日の5の2』の舞台は現代ではなかったのかもしれないなぁなんてちょっとだけ思った今日この頃、いかがお過ごしでしょうか(意地でも『今日の5の2』ネタで挨拶)。

「はーい、よいこのみんなー、2003年11月6日に『今日の5の2』(桜場コハル/講談社)が発売されたのは知ってますねー?」(※1)
「はーい」
「間違って甲斐高風くんみたいに同じ日に発売されたCD『お話させていただきます。』 (長井秀和/ソニー・ミュージックエンタテインメント)を買ったりしてませんねー?」(※2)
「はーい」
「でもせんせー、どこにもうってないんですけどー」
「にゅーかしてないのかなー」
「うれてるのかなー」
「だいじょーぶですよー、みんなのために、今度GAMERSに遠足に行くことになりましたー」(※3)
「わーい」
「今遠足のしおりをみんなに配りますー。ちゃんと御両親に見せて下さいねー。おやつは500円までですよー」
「あれー?ひょーしがせんせーがまえにしてくれたおはなしとちがうんですけどー」
「だいじょーぶですよー、表紙と帯は本来の購買層の趣味にあわせただけで、前に先生が話したバケツを持って立たされている佐藤リョータくんやSDの小泉チカちゃんはもちろん、SDのバージニアさんだってちゃーんと単行本に描かれてますよー。だけど、残念ながら名もなき女子Aちゃんに関しては特に何も描かれていませんー」(※4)
「そんなことよりせんせー、バナナはおやつにはいりますかー?」
「入りませんよー。ちなみに「にんじんなんて大嫌い」「うそカゼ」「放課後の天使たち」「ミズカケ」『今日の5の2』には入りませんから気をつけて下さいねー」
「えー」
「そんなー」
「あらあら、みんな名もなき女子Aちゃんの時とは全然反応が違いますねー」
「だってせんせー、あのコがはいっていないんでしょー」
「そうだよせんせー」
「あのコがほしいっ♪」
「あのコじゃわからんっ♪」
「しょーかいしようっ♪」
「そうしようっ♪」
「はいはい、みんなー、静かにしましょうねー、遠足で家に帰るまでが遠足であるようにー、桜場コハルファンの戦いは『今日の5の2』の完全版が発売されるまでが桜場コハルファンの戦いなんですよー、 みんなも覚えておきましょうねー」(※5)
「はーい」


(※1)ちなみに桜場コハルはローマ字だと“OHARU SAKURABA”、昔はKだったのですが現在はCなのがポイント。
(※2)買ったのは本当だがもちろん間違ったわけではなく、本人の希望による弟への誕生日プレゼント。
(※3)●BROCCOLI Official Home Page  今日の5の2フェア 開催!
(※4)●講談社BOOK倶楽部  今日の5の2(表紙と帯)
(※5)本当は『今日の5の2』の完全版よりも新連載が始まってくれる方が大事なのだが、それだと家に帰るまでどころか次の遠足に行くまでが遠足になってしまうような。

キャラクター大森(「にんじんなんて大嫌い」 桜場コハル/講談社「週刊ヤングマガジン」読切)
 大森の魅力を言葉で紹介するのは非常に難しいのですが、作品が簡単に読めない現況では拙い紹介でもやらないよりはましだと思うので紹介します。
 まず、甲斐高風の趣味はバレバレで、要するに「黒髪の長髪で和装で料理が得意な恋する乙女」だったりするわけですが、 大森はこの条件を基本的には満たしています(給食係係長だからって、割烹着=「和装」はまだしも、「料理が得意」という条件がクリアされた気分になってしまうのは本当はおかしいのですが)。 性格は、小学5年生にして世話女房。もっとも、打算も恋愛感情もない純粋な世話女房というのは実は小学5年生くらいまでのような気もします。
 さて、「にんじんなんて大嫌い」はわずか8Pの作品ですから、ストーリーを言葉にしてしまうと 「給食の時間、にんじん嫌いの秋山に大森は口うつし作戦によってにんじんを食べさせようとする」というだけの作品です。 しかし、この作品を実際に読んでみると、ころころと変わる表情とかが実にいいのですよ。 大森にとってはあくまでも口うつしであってキスではないのですが、だけどなんで大森がにんじん嫌いの秋山にそこまでしてにんじんを食べさせたいのかを考えると……もう、ご馳走様でしたって感じです。 1人でも多くの人の目に触れて欲しい作品なのに、それがかなわない現状が本当にもったいないです。


参考資料桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)

 
2003年11月11日
 そういえば、当サイトの移転時に今後の運営について様々な案が出た中の一つに「思いきって閉鎖する」という案も出ていて、 その時に「せめて『今日の5の2』の単行本が出るまでは運営を続けたい」と共同管理人に伝えたら 「それは半永久的に閉鎖しないと言っているようなものだ」と言われたことを思い出した今日この頃、いかがお過ごしでしょうか(意地でも『今日の5の2』ネタで挨拶)。

 さぁ、これでいつでも閉鎖できますね!と、言いたいところですが森繁拓真の単行本を見るまではそう簡単には閉鎖するわけにはいかなかったり。

 まぁ、それはそれとして、本日のオススメ。


PURE GOLD 「5年2組に入りたい興味を持った人リンク集」


 ここを見ていただければわかるように、 単行本『今日の5の2』(桜場コハル/講談社)は発売されるや否や以前からのファンはもちろんその表紙&帯を見た方が次々に単行本を購入、 その(私とは異なり発言に影響力のある)購入者の皆様が各所でこれを紹介、 その紹介を読んだ方も続々と単行本を購入、という流れで物凄い勢いで売れているようです。 ちなみに、どのくらい売れているかというと、 Amazon.co.jpで売上ランキングが今日現在なんと9位です。
 なぁんだ、杞憂だったんだ。百聞は一見にしかず、皆様の目に触れる機会さえあればちゃんと話題にも商売にもなる作品だったんだ。 よかった。よかった。
 しかし、こうなると「桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)」って、 単行本未購入者にとっては他の方々の紹介文の方がずっと役に立つわけですし、 単行本購入者にとっては目新しい情報があるわけでもありませんし、 もはや単行本が完全版ではないという事実を突きつけて来訪者をガッカリさせるくらいしか存在価値がないのですね。


参考資料桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)

 
2003年11月18日
 眼鏡っ娘とは似て非なる「眼鏡を外したら美人になる娘」なんて現実にはいないよなぁと思っていたら、 複数の人に「貴方は眼鏡を外した方がかっこいい」と言われた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 ちなみに、宮沢りえ全盛期に瞳が宮沢りえに似ていると言われたこともあります。私の周囲にいる人の目は節穴ばっかりなのでしょうか。

バジリスク 〜甲賀忍法帖〜 第二十殺「五対五(その三)」
・ 霞刑部の掌の痕が首筋に残っていることといいその表情といい、対地虫十兵衛戦の時の余裕がない薬師寺天膳が何故か笑えます。

・ 霞刑部撃破。壁や地面に隠形するという忍法の特性上武器防具に頼れないものの、体を鍛えて「神出鬼没の大男」というあまりにも単純ながらあまりにも効果的な存在となった忍者。 しかし、同様に「潜入活動向きの忍法」を持つ如月左衛門はその変形の術を活かせる臨機応変な頭の回転を有していた為忍法が破れて伊賀組4名以上に囲まれてもこれを切り抜けましたが、 隠形の術に頼りきっていた霞刑部はたかだか伊賀組2名に囲まれて忍法が破れただけでなす術なくあっさりと撃破されてしまいます。 撃破されても舟板に隠形したままなのが哀れです。 お互いに逃げ場のない船上で勝負を仕掛けたのがよかったのかどうかは悩むところですが、第三者のいる胴の間の外でもあれだけ大暴れするのなら、まずは胴の間の入り口にいた筑摩小四郎を撃破すればよかったのにと思いました。 もっとも、苦悶しながらあたり構わず吸息の旋風かまいたちしていた筑摩小四郎に近づく危険を避けたのかもしれませんが。

・ 雨夜陣五郎撃破。 良くも悪くも塩に溶けるという特殊体質の影響が大きすぎた忍者。 原作版では霞刑部が絞殺しようとしたところ朱絹が駆けつけてきたのでとりあえず海に突き落とされていましたが、漫画版ではいきなり盛大に投げ飛ばされました。 個人的には霞刑部が雨夜陣五郎の体質を見抜いたとは考えにくいので、原作版より頭の回転が3倍になっている漫画版の如月左衛門が偽夜叉丸時に雨夜陣五郎の体質を見抜いていたか、 桑名の船場で雨夜陣五郎が自ら体質と海との相性について愚痴っていたのを横で聞いていたのだと思います。 前者ならば参謀として如月左衛門に完敗、後者ならそもそも参謀失格という寂しい最期です。 それにしても女性陣はお胡夷だって蛍火だってお幻だってきちんとフォローが入ったのに、相変わらず男性陣には何のフォローもありませんね。

・ 先回りに成功した伊賀組。 霞刑部の死体(?)を晒すことで甲賀組を誘き寄せ見張るところまではいいのですが、そこから先の薬師寺天膳の立案が問題だらけです。 まず、この期に及んでもまだ朧を欺く為に貴重な手駒を割いているのは評価できません。 そして、狙いが室賀豹馬なのも評価できません。 盲目だろうが何だろうが能力が未知の相手を軽視するのはあまりにも危険です。 蓑念鬼が正にそのパターンで室賀豹馬に撃破されていますし、 そもそも薬師寺天膳には盲目どころか四肢なき忍者・地虫十兵衛につい数日前に撃破された経験があるはずなのですが、その経験は全く活かされていないのでしょうか。 ここは忍法が判明している上にこちらが先手を取る限りその忍法を活かしようがない如月左衛門を狙うべきだと思うのですが (まぁ、それでも原作版より頭の回転が3倍になっている如月左衛門はあっさり返り討ちにしそうですけど)。 そのくせ朧と祝言を挙げるのに邪魔になりそうな親・朧派の朱絹と筑摩小四郎の両名をくっつけてしまうことで両名が邪魔者でなくなるどころか合同挙式に雪崩れこめるといった計算だけはしっかり頭が回っていたりします。 まぁ指を揉みながら「あ‥あの‥‥大丈夫でございますか?」「‥‥わしがか?朱絹」「いえ‥‥‥‥あの‥小四郎‥どのが‥‥」というやりとりをする朱絹が可愛いからいいですけど。

・ 一方、甲賀組は既に皆様お気づきの通り物凄い罠を仕掛けています。やはり知略ではこちらが数枚上手でしょうか。


参考資料甲賀忍法帖生き残り対策マニュアル

 
2003年11月24日
 マフラーやコートによって上半身は重装備なのに下半身は短めのスカートに生脚だったりする女性を見かけると、思わず応援したくなる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 思いつくままに。

 2003年11月1日の日記でサッカー2004年欧州選手権予選プレーオフに進んだことを話題にしたトルコは、 ラトビア相手に11月15日0−1、11月19日2−2と相変わらずのエンターテイナーぶりを発揮したものの、一歩及ばず残念ながら決勝トーナメントに進出できませんでした。

 「週刊ヤングマガジン」(講談社)で2号連続で『今日の5の2』の品切重版を謳った1P広告が掲載されておりました。ちなみに本来は毎週月曜日発売の雑誌なのですが、11月24日(月曜日)が秋分の日の振替休日であった関係でこの2号は同じ週の月曜日と土曜日に発売されていたりします。


参考資料桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)

スーチーパイと私
 以前どこかで聞いたのですが、男女構わずいい男、いい女というのは「唇に何か咥えた状態」が様になるんだそうです。 言われてみると私も確かにタバコやポッキーやストローや眼鏡のフレームやペンライトや歯ブラシや刀やシャーペンや秘巻やスーチースティックといったものを口に咥えた男女に惹かれます。
 また、いい男、いい女の条件に挙がっているという話は聞いた事がないのですが、私は男女問わず肩に長得物をとんっと構えている姿に惹かれることを最近自覚いたしました。 薙刀や槍や棍やスーチースティックなんて最適ですけど、そこまで長くなくても刀や傘でも充分です。
 と、まぁこう考えると私が御崎恭子に惹かれたのも当然なのだなぁとしみじみ思うわけです。
 しかし、別に私はアイスバーやフランクフルトを咥えさせられるアイドルのイメージDVDや鉄棒に絡んで腰をくねくねさせるレースクイーンのイメージDVDのようなものを指しているわけではないつもりなのですが、 口に何かを咥えた女性や長得物を持つ女性が好み、なんて書くとフロイトの夢判断でなくても絶対に性的妄想とくっつけられてしまうような気もします。
 ま、それはともかく。

 お誕生日おめでとう、御崎恭子さん。


 また、例によって三谷幸喜情報といたしましては、まず、前回お伝えした『オケピ!』の映画化というのは『笑の大学』の映画化の誤りでした。 そして、2002年正月に諸事情で実現しなかったと言われた、「あのドラマ」のスペシャルこと『古畑任三郎 すべて閣下の仕業』が遂に2004年1月3日放映されることが決定いたしました。 2004年1月11日からは大河ドラマ『新撰組!』も開始いたしますし、来年も私はまだまだがんばることができそうです。


参考資料スーチーパイと私


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