スーチーパイと私


2001年6月10日
 人間は環境が変わると「三日目」「三ヶ月目」「三年目」に逃げ出したくなるといいます。

 その「三日目」、1999年4月、私は生まれてはじめて幻聴を聞き、金縛りを体験しました。 もう逃げるしかないと思いました。 そんな私を支えてくれたのは家族と友人、そして「スーチーパイ」と『古畑任三郎』でした。 もう逃げるしかないと思った日の夜、「スーチーパイ」を遊び倒すことで気分をなんとか切り替えられたから、翌日に逃亡せずに済みましたし、 その後はとにかく次回の『古畑任三郎』を見るまではがんばるということだけを考えていました。

 「三ヶ月目」、1999年6月が終わる頃、『古畑任三郎』が最終回を迎えました。その頃には修羅場を乗り越えていました。 だから、他人になんて言われようと、私にとって「スーチーパイ」は命の恩人なのです。

 そして「三年目」、2001年4月です。修羅場です。逃げるしかないと思っています。 でも脚本家・三谷幸喜氏も主演・田村正和氏も今のところ『古畑任三郎』をやる気はないみたいです。 そんな時なのです、『アイドル雀士スーチーパイ デスクトップであそんじゃおう』の発売の知らせが飛び込んできたのは。 やっぱり、「スーチーパイ」は私にとっての命の恩人なのです。 今はとにかく『アイドル雀士スーチーパイ デスクトップであそんじゃおう』の発売まではがんばるということだけを考えています。
 6月現在も修羅場は続いていますが、発売も延期しています。まだ、がんばれそうです。

2001年7月8日
 さて、『アイドル雀士スーチーパイ デスクトップであそんじゃおう』は無事に6月22日に発売されました。 何よりです。
 しかし、私の修羅場はまだまだ続いています。 困ったものです。
 ところが、なんと三谷幸喜氏が2002年の正月に「あのドラマ」のスペシャルをやるらしいとの情報が入ってきました。 まだまだ、がんばれそうです。 仮に「あのドラマ」が私の期待する「あのドラマ」ではなかったとしても、その次には2005年発売予定の「ジャック・フロスト警部」シリーズ第4弾の発売も控えていますし。 私には命の恩人がいっぱいあるのです。

2001年11月24日
 今から8年前の、とある秋の日。 私は初めてスーチーパイと出会った。 SFCの脱衣麻雀ソフト『美少女雀士スーチーパイ』を初めて見かけ、 パッケージイラストの美少女雀士スーチーパイこと御崎恭子に惹かれていきなり購入したのである。 今で言うパケ買いである。

 しかし、園田健一先生の絵は、もちろん嫌いではないが、『ガルフォース』『バブルガム・クライシス』『おたくのビデオ』『GUN SMITH CATS』、或いはその後の『砲神エグザクソン』に至るまで、はまったことは、実は、ない。 かないみか嬢の声は適役だと思うが、残念ながらこの時点では御崎恭子の声は彼女ではない(1993年12月稼動のアーケード版『アイドル雀士スーチーパイ』から)。 実はこの当時、麻雀のルールもよくわかっていかった(その証拠に、今でもよくわかっていない)。 ジャレコ(現・PCCW−Japan)は販売元に過ぎず、制作はデーシーイー。SFCゆえに水着以上の露出はなく(PSでも同様だけど)、名物・パネルマッチもなく(源流の神経衰弱はある)、もちろんフルボイス漫才やおまけCDもない。
 早い話がその後一部のファンに神格化される(?)スーチーチームの作品、ではないのだ。 なんで買ってしまったのか、未だに謎である。
 その後まさかこのシリーズと現在まで足掛け2世紀、もう少し厳密に言って8年間もつきあい、ネット上での知己を増やすきっかけにもなることを、もちろん当時の私は知る由もなかった。 いや、発売した時点ではジャレコだってスーチーパイとこれだけ長いつきあいになるとは思ってなかっただろう。
 当「スーチーパイ復興委員会」は、ネット上で私を助けてくれた(実はネット上でなくても私を助けてくれていたのは以前書いた通り)スーチーパイに対するささやかな、本当にささやかな恩返しのつもりで運営(?)している。 少しは恩を返せているのだろうか。
 ま、それはともかく。

 お誕生日おめでとう、御崎恭子さん。


 ……あ、ちなみに三谷幸喜氏が2002年の正月に「あのドラマ」のスペシャルをやるらしいという情報は誤報みたいです。

2002年4月1日
「神用賀に住んでみたいですか?往来で突然かわいい女性に脱衣麻雀勝負を挑まれるとしても?」

 これは、1999年9月18・19日に東京ゲームショーで行われたスーチーガールズのトークショーへの質問公募に私が投稿した質問です。 なんでも採用されたということで記念品をいただいたのですが、私はそのトークショーに参加しておりません。 だから、本当に私の質問が採用されたのか、 採用されたとしてこの質問だったのか(他にも質問は投稿した)、 採用されたとしてこの質問だったとして回答はなんだったのか、私は知りません。
 ただ、私の答えは決まっています。

「はい、神用賀に住んでみたいです。往来で突然かわいい女性に脱衣麻雀勝負を挑まれないとしても」

 まぁそれはそれとして、『アイドル雀士スーチーパイIII』が4月5日発売だそうです。 相変わらず私は修羅場ですが、 三谷幸喜氏の「あの作品のスペシャル」は幻になってしまいましたが(誤報ではなく、諸事情で実現しなかったようです)、 それでも夢は実現するのです。

2002年10月20日
 私も生きていると色々ありまして、現在かつてないほどの修羅場を迎えています。 しかし、そんな私を支えてくれるかのように、かつてないほど「スーチーパイ」関連に動きがありました。

 まず、2002年10月18日には『アイドル雀士スーチーパイファンディスク 初回限定版』『アイドル雀士スーチーパイIII(通常版)』『アイドル雀士スーチーパイダブルパック』が発売されました。 そのおかげで、6年間の悲願(?)でありましたSS版『アイドル雀士スーチーパイII』の御崎恭子嬢達の脱衣や変身(解除)といった艶姿をスクリーンセーバーとしてですが、ようやく拝むことができました (甲斐高風はSS版IIを所有しておりませんし、AC版IIもラスボスに辿りつけないバッドエンドしか見たことがありません)。 ちなみに、一文字つかさ嬢の脱衣に限っては、SS・AC版IIよりも、ずれた水着を直すしぐさのあるPS版IIの方が個人的には好みだったりします。
 また、PSで2002年12月5日には『JALECO The Best アイドル雀士スーチーパイLimited』&『JALECO The Best アイドル雀士スーチーパイII Limited』という廉価版の発売が決定しており、 更にPS2で12月には『アイドル雀士R 雀ぐる☆プロジェクト』の発売が決定しております。 もっともこのゲーム、「アイドル雀士」と謳ってはおりますが、「スーチーパイ」とは異なる新シリーズで、しかもチームバトル形式のイカサマ麻雀らしいので、むしろ『VS雀士ブランニュースターズ』(1997年)の方が近いかもしれません。 実は私は『VS雀士ブランニュースターズ』も好きで、当時「スーチーパイのチームバトルによるイカサマ麻雀ゲーム」をいつか遊びたいと割と真剣に希望していたのですが、 まさか「アイドル雀士のチームバトルだけどスーチーパイのチームバトルではないイカサマ麻雀ゲーム」が発売されるとは予想できませんでした。 しかし、考えてみればリリムのなぞなぞも『VS雀士ブランニュースターズ』の前身『流星雀士キララスター』(1996年)に近かったような気もします。

 また、少々話は変わりますが、2001年7月26日に発売された硬派熱血 ADV+RPG『Only You リ・クルス』(アリスソフト/X指定/Windows95/98/Me/2000)がPS2に移植され、 『Only You リベルクルス ドラマCD付』(ジェネックス)として10月31日に発売されるそうなのですが、この移植を担当したのが「スーチーパイ&ゲーム天国を開発していたチーム」であるらしいのです。 そんなわけで会話シーンでの口パクやアリスメニューが追加されているようです。 ちなみに、ジェネックスというのは『アイドル雀士スーチーパイ デスクトップであそんじゃおう』を発売した会社です。

 そして、三谷幸喜氏も動いています。10月から開始したシチュエーションコメディ『HR』は2003年の3月までの半年間、2004年の大河ドラマ『新選組!』は丸1年間、私を支えてくれそうです。 どうやら、まだ、がんばれそうです。


2003年1月19日
 さて、2002年12月19日には『アイドル雀士R 雀ぐる☆プロジェクト』が、 そして2003年1月17日にはOVA『アイドル・ファイト スーチーパイII 〜いかにも第一話ってカンジ?〜』を元にした『アイドル雀士スーチーパイDVDPG 初回限定版』が発売されました。 OVAは1996年4月20日発売だったので見るのに約7年間もかかったことになるわけですが、それはまぁいつものことです。

 また、いつもの三谷幸喜氏情報としては、3月からは『オケピ!』の再演があります。

2003年9月9日

 さて、2003年9月5日には『ULTRAシリーズ アイドル雀士スーチーパイSpecial』が発売になりました。 当日の夜、ちょいと欲しいものがあったついでに秋葉原へチェックしに行ったのですが、 これが『月は東に日は西に −Operation Sanctuary−』(オーガスト)の体験版が配付されていたりいなかったりで大変な賑わいを見せておりまして、 その所為かゲーム屋を探しても探しても見つからず、すっかり諦めていたら何故かとらのあなで見つかりました。 目的はあくまでもチェックだったので発見できたことに満足し、そのまま購入せずに帰宅いたしました。 尚、ちょいと欲しいものの方は見つかりませんでした。

 そして、例によって三谷幸喜氏情報ですが、ミュージカル『オケピ!』が映画化するらしいです。 あの作品は「舞台下のオーケストラピット」が舞台のミュージカルであるところが面白いわけで、 その面白さを実際にオーケストラピットのある劇場ではなく、映画でやる場合にはどのようにして伝えるのかはわかりませんが、 田村正和氏も『古畑任三郎』復活を匂わす発言をしていたりと、まだまだ私にはがんばれる材料があるようです。

2003年11月24日
 以前どこかで聞いたのですが、男女構わずいい男、いい女というのは「唇に何か咥えた状態」が様になるんだそうです。 言われてみると私も確かにタバコやポッキーやストローや眼鏡のフレームやペンライトや歯ブラシや刀やシャーペンや秘巻やスーチースティックといったものを口に咥えた男女に惹かれます。
 また、いい男、いい女の条件に挙がっているという話は聞いた事がないのですが、私は男女問わず肩に長得物をとんっと構えている姿に惹かれることを最近自覚いたしました。 薙刀や槍や棍やスーチースティックなんて最適ですけど、そこまで長くなくても刀や傘でも充分です。
 と、まぁこう考えると私が御崎恭子に惹かれたのも当然なのだなぁとしみじみ思うわけです。
 しかし、別に私はアイスバーやフランクフルトを咥えさせられるアイドルのイメージDVDや鉄棒に絡んで腰をくねくねさせるレースクイーンのイメージDVDのようなものを指しているわけではないつもりなのですが、 口に何かを咥えた女性や長得物を持つ女性が好み、なんて書くとフロイトの夢判断でなくても絶対に性的妄想とくっつけられてしまうような気もします。
 ま、それはともかく。

 お誕生日おめでとう、御崎恭子さん。


 また、例によって三谷幸喜情報といたしましては、まず、前回お伝えした『オケピ!』の映画化というのは『笑の大学』の映画化の誤りでした。 そして、2002年正月に諸事情で実現しなかったと言われた、「あのドラマ」のスペシャルこと『古畑任三郎 すべて閣下の仕業』が遂に2004年1月3日放映されることが決定いたしました。 2004年1月11日からは大河ドラマ『新撰組!』も開始いたしますし、来年も私はまだまだがんばることができそうです。


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