「妹の日」記念シナリオ リプレイ

 

 第15幕 不安定な朝

 

GM:当然、病院の方ですね。病院に着きます。

今井笑美子:ダッシュダーッシュ。

GM:あなたが病院に着くと、源治さんはじめ、一族の人が来ています。一応、「初顔合わせ」ってことになるんだな? 建前上。

木村誠二:そうでしょう。

GM:彼らがこっちに来てから、顔会わせてないだろ。

笑美子:そういうことね。

今井源治(GM):「あぁ、笑美子ちゃんじゃないか」

笑美子:「お久しぶりです」

源治:「挨拶はいいから。お母さんが大変なことに」

笑美子:急ぎながら、「い、いまどうなんです?」

源治:「かなり厳しい」

GM:「もしかしたら、ヤバイかもしれん」と、他の人は言ってる。源治さんはそこまでは言わない。

笑美子:「いま、母は?」

GM:うーん。手術が出来るような状態じゃないから、ICUだな。

笑美子:ICUですね。

GM:あなたには見てもなにも分かりませんが、いくつもの医療機器類の示している、バイタルサインと呼ばれるものが、グラフの出ているものなどは明らかに不正常な状態であるというのは分かります。そのまわりで立ち働く医師たちの様子も、極めて慌ただしいものになっています。親族たちはそれを少し遠巻きにしています。あなたをその、一番前に出してくれます。

笑美子:とりあえず、母の様子はどうなんでしょう?

GM:どうというのは?

笑美子:見て、どうなんでしょう。聞くんじゃなくて。

GM:苦しそうには見えます。胸が上下しているので、呼吸しているようには見えます。意識があるのかないのか、それすらも分からない、という状態です。そのまま、そうした状態が、あなたにとっては無限とも言えるほどの時間、流れます。

笑美子:ただ祈っている。

GM:どれほどの時間が経ったのか、あなたには分かりません。しばらくすると、医師たちの動きがさらに慌ただしくなっていきます。「○○入れて!」というような、よく分からない医学用語が聞こえてきます。どう見ても状況が悪くなってきていることは見て取れます。そして彼らが必死の努力をするにも関わらず……。

誠二:チーン。

笑美子:うぅぅ。では、その場に泣き崩れる。

GM:親戚一同も、あなたにかける言葉も、ない。おばあさんと呼ばれる人が、哀しそうに「幸香!」とわめいている。幸香さんのお母さんにあたる人なのかな。

今井うめ(GM):「あんた! 子供を置いて死ぬって、どういうことだい!」

GM:と、叱りつけるような声がします。

源治:「ばあさん、ここはみんなもいるし……」

瀬戸怜花:しかも親より先に、ってヤツですか。

GM:今日のところは親戚の一人があなたに、「とりあえず家に帰って……」と言ってくれます。葬式なんかの日取りについては、婆さんと源治さんを中心にやっていくってところですかね。その後、親戚たちの間で、どういう会議がなされたかについては、この場では伏せます。

怜花:イヤすぎですよ。

誠二:分からないからねぇ。

笑美子:聞かせないようにするでしょうしね。こっちも、わざわざ聞きたいとは思わないし。

 

GM:翌日曜。

瀬戸怜花:あれ、お通夜は?

GM:今晩(日曜夜)がお通夜。彼女からの連絡はありませんでした。

今井笑美子:いや。うーん。また一旦かけては見ますよ。

瀬戸愁也:何時頃?

GM:夜中じゃないか?

笑美子:いや、直後じゃなくて……。

GM:じゃあ、翌朝ですね。

愁也:じゃあ、気怠げに起きてきた。

笑美子:(電話をかけるのは)昼前くらいかな。

愁也:母さんと父さんはどうしてる?

GM:お母さんは、居間のソファーで寝ていたようですね、昨日は。

愁也:ぅわーぉー(絶叫)! ゲホゲホ。

木村誠二:平和だねぇ。うちの家庭は平和だよ。

笑美子:ホント、平和だね。

愁也:じゃあ……。

怜花:おりてきません。

愁也:毛布持ってきて、(愛花に)かけてあげる。

GM:愛花さんは客用の蒲団から一枚持っていってかけているんだけど、それにもう一枚重ねるんだね。

愁也:はい。

GM:そこに、電話が鳴る、と。

愁也:じゃあ、疲れた様子で、「はい、もしもし瀬戸です」

笑美子:「もしもし、今井です」

愁也:「笑美子か。母さんの様子、どうだ?」

笑美子:「昨日の夜半過ぎに……、なくなりました」と、か細い声で。

愁也:こっちもそれには黙って……。

笑美子:一応、か細い声ではあるけど、事務的にお通夜とかお葬式の日程を伝えます。「無理してまで、来てくれとはいいません」

愁也:「お前の方こそ、無理するなよ。わかった」

笑美子:「ありがとう。もう、切るね」

愁也:「一人で抱え込むなよ。じゃあ」ガン! と力任せに受話器を叩きつけたい気分だな。

誠二:切れたの確認してからね。

愁也:切れたのを確認して、ガン! 「くそぉ……」ハァ(嘆息)「親父ぃ!」とりあえず親父の部屋に行く。どんどん。「親父、入るよ」

怜花:ウイスキーで酔いつぶれてるんじゃないですか?

GM:そんな感じだね。ベッドに腰掛けて、壁を背もたれにして飲んでたんでしょう。そのまま寝てますね。

愁也:「父さん入るよ」と言ってカギがかかってなければ入る。

GM:カギはしてないよ。

愁也:「父さん」と言って、揺らす。

瀬戸満彦(GM):「ン……、おはよう」

愁也:「おはよう」水を持ってきて、飲ませて目を覚まさせましょう。「いま、笑美子から電話があった」

満彦:「笑美子から? 幸香の容態に何かあったのか?」

愁也:じゃあ、目をそらす。

満彦:「まさか! やっぱり、昨日あのまま行っておけば……」

愁也:「通夜は今晩だって」

一同:(無言)

満彦:(ぼそりと)「行ってやりたいな。あっちの、遺族の方が嫌がるか……」

愁也:「ああ、いい顔はしないね。あと、母さんと怜花がいい顔をするかどうかも、俺も分からない」

満彦:「お前はどうするんだ? 俺はともかく、お前のことについては、あっちの遺族さんも、山形の人たちも、何も言わないだろう」

愁也:「まぁ、そうかもしれないけど」

一同:(無言)

愁也:「じゃあ、もう一度言うけどさ。同じこともう一度やりたいの、お父さん?」

GM:そうだな、君のいまの、一番上の感情点を聞こう。

愁也:点ですか。5点。

GM:違う。並びの、一番上のヤツ(両親離婚の際、何もできなかった自分への無力感)だ。

愁也:ああ、それですか。いまは2ですね。

GM:なるほど。

誠二:変な情報がこぼれてきたけどいいのか? これは利用しろということなのか?

愁也:というか、上げるの忘れてた。

笑美子:忘れるなぁ。

愁也:昨日のうちに上げておくべきだったんだな。

誠二:変わんないしな。

笑美子:(誠二に)恐ろしいほど何もできない?

誠二:違う違う。これな、これだけ数字が高いと変えられないんだよ。

怜花:そんなに高いの?

笑美子:なにがそんなに高いのがあるんだ?

怜花:姉への絶対服従。

誠二:それはない。

一同:(爆笑)

GM:7か8くらいありそうだ。

誠二:見せつけなきゃダメなんですか、7もあったら。

愁也:人前で姉さんがやってきたら、姉さんと掛け合い漫才して、やられなきゃダメなんだよ。

誠二:それは抜きにして、だな。それは確かに高いけどさ。

愁也:父さんの方をじっと見つめる。

GM:父さんは「そうだな」と言って、自嘲的に笑う。

愁也:「俺もさ、もう誰とも別れたくないしさ、誰も失いたくないんだよ」と、俺もさすがに涙を流す。「笑美子だってこれから一人なんだよ……」

GM:どうしろと言うんだ。親父の台詞じゃないけど。

愁也:どうしろとかじゃなくて、俺が半分泣いてるだけですけどね。そうか、笑美子の名前を出したのがまずかったんだな。じゃあ、こう言うか。「もう、過ぎちゃったことは仕方ないけど、でも、いまならまだ取り返せるものだってあるでしょ。もし父さんが同じことを繰り返したくないって思うんだったらさ、俺も頑張るから。だから父さんの方も、それなりに頑張ってよ」

満彦:「俺は9年前に、幸香と笑美子じゃなくて、愛花を選んだ。いま、幸香が死んで、笑美子は大変なことになってる。だけど、俺は9年前の自分の選択を、守ればいいんだな?」

愁也:「……」

GM:まだ何か言いたいか?

愁也:いや、いいです。いまので十分です。

GM:はいはい、頑張ったね。家庭の平和はかなり、片方は守られそうになってきたよ。

愁也:もう片方は、どうしよう……。ハァ。

怜花:さてと、後は……。

愁也:後はとりあえず、母さんは疲れて寝てるから、朝ご飯を作るか。頑張って4人分。

笑美子:「調理」技能は?

愁也:ない(笑)!

怜花:恐いなぁ。

愁也:ただの素人料理だ。

GM:とりあえず、「調理」してもらおうか。

笑美子:BPは? とか言って(笑)。

愁也:(ダイスロール)8。

GM:まぁ、食べれるものは出きるでしょう。

怜花:うーん。(誠二の方をむいて)ネタ振りしましょうか?

笑美子:どっちを向いて言ってるんだ?

愁也:おいこら、待て!

誠二:うーん。ネタ振ってもらわないと勝てないような気がする。

怜花:勝てないかなぁ、と思って。

誠二:マスター的にこのシナリオがどのくらい続くかと考えると、やっぱり勝てない気がする。

愁也:プレイヤーのあがき次第で、いくらでも長引くぞ、こんなシナリオ。

GM:そうそう、プレイヤーがこれでおわりかな、って思った瞬間でおわりだ。

誠二:じゃあ、あがけなかった、ってことで。

怜花:私は、ぼーっとしながらおりてきて……。

愁也:じゃあ、さすがにそれは。俺は一人で飯作って食ってるけど、「あ、怜花おはよう」。

GM:食ってるのか。

怜花:(力無く)「おはよう……」

愁也:さすがに全員起こして……、とやるのはまずいでしょう。それぞれ寝てるし。

GM:親父さんは起きてるがね。

愁也:「飯用意してあるぞ」

怜花:(聞こえていないように)「うん……」ぼーっとしてる。

愁也:「おい、怜花ー」

怜花:泣きはらして起きたら、こんなもんですよ。

GM:寝崩れた昨日の服のままですね。

怜花:そんな感じですね。

愁也:はぁー(長嘆息)。

怜花:雰囲気はどうなんだろう? お母さんはいますか、ここに。

GM:お母さんはリビングのソファーに寝ている。ここは多分リビングダイニングキッチンなので……。

怜花:LDKってやつですね。

GM:その、Lのところで寝てる。L字になって。

笑美子:L字になって(笑)。

怜花:じゃあ、私も食べ終わる。

愁也:表情は、泣きはらしてぼーっとしてるのか。

怜花:ぼーっとしてる。

愁也:いま変に声をかけない方がいいのか? かける言葉が……、いまはないな。

怜花:「私ちょっと散歩してくる」

愁也:じゃあ、気遣わしげに「俺も行こうか?」

怜花:「いい。風に当たりたいだけだから」

愁也:じゃあ、それは何も言わずに見送りますけども。コートとか着てかないだろ?

怜花:ぼー……。

愁也:じゃあ、部屋に戻って自分のコートと自分のマフラーを引っ提げて追いかけますよ。

怜花:自分のマフラーじゃなくて、自分のあげたマフラーでしょ?

愁也:そんなの、お前の部屋に入らないと取れないだろ。

怜花:なるほど。

GM:レディの部屋にはいるなんて、ねぇ。

愁也:年頃の女の子ですよ。

怜花:で、(誠二の方をむいて)誰か登場判定したい人はして下さい。

誠二:わしは登場判定するのか、ここで。どこに出たの?

怜花:表へ出て、近くに公園があるんだから、ふらふら歩いていって、公園でぼーっとするってのが、私の行動です。

愁也:私はすぐ追いかけるぞ。

怜花:誠二がどうするかですよ。私の勝利条件は終わってるんで。

誠二:私はしたいんだが、しかし、そこが出てきたのは分からないから。

怜花:偶然だよ。

誠二:そこで会うのはいいのかな、という話で。

怜花:そのための幸運判定じゃないんですか?

愁也:俺の方が先だ!

怜花:幸運判定で対抗ですか?

GM:対抗する必要はないと思うけどなぁ。愁也は登場できるよ。

怜花:先に現れるためには。

誠二:まあイイや。(幸運判定ダイスロール)10。

GM:それなら。

怜花:どこで会いたいですか? 公園行くまでと、公園でぼーっとしているところと。

愁也:マスター、俺の方が早いんだよね?

GM:さすがに、その状況は選べないかな。彼がすぐ出てくるから、そんな遠くには行けないぞ。誠二は(幸運判定の達成値が)10だ。

愁也:俺も振るんですか?

GM:振らなければ、私は君の目がこの辺だと想定して、これくらいの時間だと考えているが、君が振ってそういう目が出たら、それに対して相応な処置をするといっておこう。

愁也:じゃあ振りません。俺は小心者ですから。

誠二:くそぉ。さっきの電話でそれが分かってるからなぁ。ちょっと作戦会議を。心の中で。

怜花:ちなみに、誰が来るかによってのシナリオの分岐は私の中で出来てますから。

誠二:じゃあ、適当に通りがかって見つけるか。で、そっちへ寄っていこう。

怜花:公園のベンチにぼーっと座っている。

誠二:こんなに寒いのにコートも着ないで。

愁也:ハッハッハッハ。

笑美子(愁也に)ランニングですか?

GM:顔は洗ってきたかね?

怜花:洗ってませんよ。ぼーっとしてますから。

GM:泣きはらした跡があるらしいぞ。

誠二:なるほど!

愁也:この野郎! 俺の方が先に出るって宣言をしたんだ!

笑美子:マスターが、どう判断してるか……。

GM:だから、誠二のプレイヤーに言っておくが、そんなに長い時間は取れないよ、当然。

誠二:OK、OK。

怜花:出てきたからにはああいう感じなんだから、いいだろう。

誠二:じゃあですね、自分のコートを脱いで、かけてあげることにしよう。ふふふふ。先手を打っておけば大丈夫だ。

愁也:この野郎!

一同:(爆笑)

愁也:ふざけんじゃねぇぞ、俺の●☆×△◎◆……。

笑美子:はいはい。押さえて押さえて(笑)。

誠二:押さえろ(笑)。

怜花:お兄さまの声は聞こえないや。

笑美子:お兄さまじゃないよ。

誠二:世の中、運さ。ふふふふ。

愁也:くそ……。

怜花:じゃあ、誠二の方をぼーっと見ながら……。

誠二:泣きはらした跡に気付こうか。「ど、どうしたんだ? なにかあったの?」

怜花:えーと、そうですね、全然、何の表情の変化もないんですけど。ぼーっとした感じですね。目からつーっと涙が落ちてきて、独白のように喋ります。「私、また1人になるかもしれないの」

誠二:うぉぉ。なるほど、そういうことか。1人になる、か。「え?」って感じかな。

笑美子:もしかしてこうなのか……?

誠二:「ど、どういうことなんだ?」

笑美子:やっぱりこうなのかなぁ?

愁也:ハッハッハッハ(走っているらしい)。

誠二:「愁也がいるじゃないか」痛い台詞だ(笑)。

怜花:「一番大切な人、みんな私のまわりからいなくなるの……」

GM:(愁也の方を見て)さすがにそろそろ公園には到着して、向こうで2人が……。ブランコ?

一同:(笑)

怜花:ベンチです。

GM:ベンチか。まぁ、そういうのが見える。

愁也:うん。じゃあ、ふぅ。さすがに一人じゃなくて、コートもかぶせてもらってるのを見て一安心して、ですね。まぁ、歩みを普通にして、歩いて近づいていきましょう。23秒ってことで。

怜花:何それ。

誠二:中途半端な。「1人になるって……。みんなどっか行くのか?」

怜花:「母さんがね……。母さんが……、母さんが……」

愁也:「怜花……」

笑美子:(笑)

誠二:まぁ、近づいてきたんだったら、「おい、どういうことだこれは?」って怒り気味に。

愁也:「スマン。誠二にも迷惑かけちゃったみたいだな」

誠二:「どういうことなんだ?」

愁也:「怜花、コートも着ないで……。これ誠二のか?」

誠二:「ああ」

愁也:「俺、一応持ってきたから。まぁ、返しとくよ」

誠二:「別にかまわんよ。それより……」

愁也:マフラーだけは巻いてあげた。

誠二:「それより、どういうことなんだ?」

愁也:「ん? 何かいま、怜花が言ったのか?」

誠二:「みんな、いなくなるって」

一同:(沈黙)

愁也:じゃあ、それはだね。座っている怜花に、しゃがみ込んで目線を合わせましょう。

笑美子:そして目からレーザーを。

愁也:肩を優しく掴んで、「怜花。大丈夫、俺もうどこにも行かないからさ。お前の側にいるから」

誠二:うー。(怜花に)何か言うの?

怜花:うーん。

誠二:何も言わないんだったら……。言う?

怜花:「ホント?」

愁也:「うん」

一同:(沈黙)

怜花:「でも。でも……。お母さんが……」

愁也:「さっき父さんと話したら、父さんはだいたい分かってくれた。あとは時間かけてさ、あの頃みたいに戻れるって……」うしろに誠二がいることを余り気にせずに喋ってるな。

誠二:じゃあ、もうそろそろ。「おい、どういうことなんだよ。俺にも教えてくれよ」

愁也:じゃあまあ、最後に「お前、昨日、1人になりたくないって言ったよな。俺も、もう誰もいなくなって欲しくない気持ちは一緒だって」と軽く言って、頭を撫でてあげましょう。「とりあえず1回、帰るぞ。ちょっと誠二、スマン。送ってからにしよう」

誠二:うーん。まぁ、いいか。

怜花:まぁ、これでいいな。

愁也:さて、これって1点増やすとやばいんだっけ? 6ってどうだったっけ?

誠二:6はヤバイらしい。

GM:ものによるよ。君の持ってるやつだと、転換させなければ問題ないはずだけど?

誠二:狂人にはならないよ。

愁也:転換するって何ですか(笑)。ヤバイものに転換するって……。確かに、ヤバイものに転換すると、やばくなるなぁ。

GM:それ1点上げてもやばくないんじゃないの?

愁也:じゃ、1点上げた。3番目(義妹への愛着)が5から6へ。

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