・ スティーブン・スピルバーグ監督・製作。アーネスト・クラインの小説『ゲームウォーズ(READY PLAYER ONE)』原作(なお本作の脚本はアーネスト・クライン&ザック・ペン)。
・ 2045年の荒廃した現実世界と何でもありのVR世界<OASIS>。<OASIS>の創設者、ジェームズ・ハリデーの遺言により、莫大な遺産と<OASIS>そのものを手に入れられるハリデーの3つのイースター・エッグ探しに挑むウェイド・ワッツ達の物語。
・ ところで最初原作を知らずに原題も知らずに邦題だけを見て「ready」じゃなくて「lady」だと思ってたの甲斐高風だけじゃないよね。
・ この映画に登場するサブカルチャーの諸々の作品の膨大なあれやこれやを作中のキーアイテムになぞらえてイースター・エッグと表現している人もいるけど、それらは隠されたイースター・エッグであるどころかむしろそれらこそがメインであり、
だからこの映画は復活祭(イースター)ではなく、サブカルチャーの感謝祭だと言える。
なので甲斐高風は↓の感想を読んだ時とても胸を打たれたよ。
●琥珀色の戯言●
●【映画感想】レディ・プレイヤー1 ☆☆☆☆☆●
「
『ニュー・シネマ・パラダイス』のラスト、さまざまな名作のキスシーンが流れるところは、名場面として語り継がれています。
僕にとっては、この『レディ・プレイヤー1』のほうが、あの場面よりも、ずっと僕の「生きてきた記憶の走馬灯」であり、「名場面ばかり」なんですよ。
いろいろあったけれど、こんなにたくさんの「面白いもの」に囲まれて生きてきた僕の人生は、そんなに悪いものではなかった。
」
・ 主人公の愛車が『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン+『ナイトライダー』のナイト2000とかこれは甲斐高風の為の映画だと思っちゃうよね。
・ ところで余談な上にネタバレだけどこいつ絶対黒幕だろと思ってた人物がめちゃくちゃいい人だった。ごめん。
・ 最後に。以上を踏まえた上であの場面で森崎ウィン演じる彼がパロディやオマージュとしての決め台詞ではなく、サブカルチャーを愛した者の一人として考えに考え抜いた結果紡いだ言葉だからこそ、↓の台詞は響く。そして新たな名台詞の一つになったのである。
「俺はガンダムで行く」(ダイトウ/トシロウ)
参考資料
●★2018年★●