伊坂幸太郎作品年表


2022年12月3日更新


伊坂幸太郎(1971年生)
千葉県出身
東北大学法学部卒
1996年、『悪党たちが目にしみる』が第13回サントリーミステリー大賞佳作賞受賞
宮城県仙台市在住

初出版年月 作品名(出版社)付記(読了日)
2000.12 オーデュボンの祈り(新潮社)第5回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作 (2003/07/02)
2002.07 ラッシュライフ(新潮社)映画版あり (2003/06/27)
2003.02 陽気なギャングが世界を回す(祥伝社)成瀬−1(cf.『悪党たちが目にしみる』)、漫画版あり(注1)、映画版あり、『映画「陽気なギャングが世界を回す」公式ガイドブック』(祥伝社編)に「海には、逃がしたのと同じだけの良い魚がいる。」収録 (2003/06/20)
2003.04 重力ピエロ(新潮社)第129回直木三十五賞候補作、受賞作は『4TEEN』(石田衣良/新潮社)と『星々の舟』(村山由佳/文藝春秋)、第57回日本推理作家協会賞長編部門及び連作短編集部門候補作、受賞作は『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午/文藝春秋)と『ワイルド・ソウル』(垣根涼介/幻冬舎)、第1回本屋大賞候補作、受賞作は『博士の愛した数式』(小川洋子/新潮社)、映画版あり (2003/07/04)
2003.11 アヒルと鴨のコインロッカー(東京創元社)第25回吉川英治文学新人賞受賞作、同時受賞作は『ワイルド・ソウル』(垣根涼介/幻冬舎)、第1回本屋大賞候補作、受賞作は『博士の愛した数式』(小川洋子/新潮社)、甲斐高風GRAND PRIX2003年本部門受賞作、映画版あり (2003/11/27)
2004.05 チルドレン(講談社)陣内−1、(連作)短編集のふりをした長編小説、「バンク」「チルドレン」「レトリーバー」「チルドレンII」「イン」収録、第131回直樹三十五賞候補作、受賞作は『空中ブランコ』(奥田英朗/文藝春秋)と『邂逅の森』(熊谷達也/文藝春秋)、第18回山本周五郎賞候補作、受賞作は『君たちに明日はない』(垣根涼介/新潮社)と『明日の記憶』(萩原浩/光文社)、第2回本屋大賞候補作、受賞作は『夜のピクニック』(恩田陸/新潮社)、TVドラマ版+映画版あり(『CHiLDREN チルドレン』) (2004/06/09)
2004.07 グラスホッパー(角川書店)第132回直木三十五賞候補作、受賞作は『対岸の彼女』(角田光代/文藝春秋)、映画版あり (2004/08/02)
2005.06 死神の精度(文藝春秋)千葉−1、連作短編集、第134回直木三十五賞候補作、受賞作は『容疑者Xの献身』(東野圭吾/文藝春秋)、第3回本屋大賞候補作、受賞作は『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(リリー・フランキー/扶桑社)、収録されている「死神の精度」は第57回日本推理作家協会賞短編及び連作短編集部門受賞作、映画版あり(『Sweet Rain 死神の精度』)、「死神の精度」「死神と藤田」「吹雪に死神」「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」収録 (2005/07/03)
2005.10 魔王(講談社)「魔王」「呼吸」収録、漫画版あり(注2)第3回本屋大賞候補作、受賞作は『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(リリー・フランキー/扶桑社) (2005/11/11)
2005.12 砂漠(実業之日本社)第135回直木三十五賞候補作、受賞作は『まほろ駅前多田便利軒』(三浦しをん/文芸春秋)と『風に舞いあがるビニールシート』(森絵都/文芸春秋) (2005/12/20)
2006.03 終末のフール(集英社)連作短編集、漫画版あり(注3)、第4回本屋大賞候補作、受賞作は『一瞬の風になれ』(佐藤多佳子/講談社)、「終末のフール」「太陽のシール」「籠城のビール」「冬眠のガール」「鋼鉄のウール」「天体のヨール」「演劇のオール」「深海のポール」収録 (2006/04/06)
2006.05 陽気なギャングの日常と襲撃(祥伝社)成瀬−2、文庫版(2009.09)はA Bonus Track「海には、逃がしたのと同じだけのよい魚がいる。」も収録 (2006/05/20)
2007.01 フィッシュストーリー(新潮社)第20回山本周五郎賞候補作、受賞作は『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦/角川書店)と『中庭の出来事』(恩田陸/新潮社)、「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」収録、「フィッシュストーリー」「ポテチ」は映画版あり (2007/11/02)
2007.10 絆のはなし(講談社)斉藤和義との対談集 (2007/12/28)
2007.11 ゴールデンスランバー(新潮社)第5回本屋大賞受賞作、第21回山本周五郎賞受賞作、同時受賞作は『果断 隠蔽捜査2』(今野敏/新潮社)、映画版あり(2010年、2018年韓国) (2007/12/18)
2008.04 実験4号(講談社)小説『後藤を待ちながら』×DVD『It's a small world』(山下敦弘)収録、The ピーズ「実験4号」 (2008/06/28)
2008.10 モダンタイムス(講談社)『魔王』の50年後、特別版(挿絵・花沢健吾)あり、2009年(第6回)本屋大賞候補作、受賞作は『告白』(湊かなえ/双葉社) (2008/11/22)
2009.08 あるキング(徳間書店) (2009/09/03)
2009.11 SOSの猿(中央公論新社)競作企画:小説『SOSの猿』×コミック『SARU 上』『SARU 下』(五十嵐大介/小学館) (2010/09/15)
2010.07 オー!ファーザー(新潮社)映画版あり (2013/06/15)
2010.07 バイバイ、ブラックバード(双葉社)ゆうびん小説、『『バイバイ、ブラックバード』をより楽しむために』(ポスタル・ノベル編)と同時発売 (2013/04/08)
cf. 2010.07 『バイバイ、ブラックバード』をより楽しむために(ポスタル・ノベル編/双葉社)「伊坂幸太郎ロング・インタビュー」(聞き手=門賀美央子)「解説<あのバス>の行き先」(門賀美央子)「グッド・バイ」(太宰治、未完の絶筆)収録、『バイバイ、ブラックバード』(伊坂幸太郎)と同時発売 (2013/04/10)
2010.09 マリアビートル(角川書店)『グラスホッパー』の6年後、映画版あり(『ブレット・トレイン』(原題「Bullet Train」)) (2010/11/06)
2010.09 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005(講談社)(選者)、日本推理作家協会編集、短編集、「長い話」(陳舜臣)「盗まれて」(今邑彩)「飯鉢山山腹」(泡坂妻夫)「パスポートの秘密」(夏樹静子)「私に向かない職業」(真保裕一)「めんどうみてあげるね」(鈴木輝一郎)「夜の二乗」(連城三紀彦)「長い部屋」(小松左京)収録 (2016/07/22)
2010.12 3652 伊坂幸太郎エッセイ集(新潮社)(2011/04/11)
2012.02 仙台ぐらし(荒蝦夷)エッセイ集、「タクシーが多すぎる 2005.6.25」「見知らぬ知人が多すぎるI 2006.4.10」「消えるお店が多すぎる 2006.7.14」「機械まかせが多すぎる 2007.1.31」「ずうずうしい猫が多すぎる 2007.11.29」「見知らぬ知人が多すぎるII 2008.7.18」「心配事が多すぎるI 2009.2.10」「心配事が多すぎるII 2009.5.28」「映画化が多すぎる 2010.5.28」「多すぎる、を振り返る 2010.12.28」「峩々温泉で温泉仙人にあう 2007.11.29」「いずれまた 2011.4.13」「震災のあと 2011.4.26」「仙台のタウン誌へのコメント 2011.5.1」「震災のこと 2011.8.1」+短編「ブックモビール a bookmobile 2012.2.18」収録 (2012/03/16)
2012.03 PK(講談社)「PK」「超人」「密使」収録 (2012/03/30)
2012.05 夜の国のクーパー(東京創元社)(2013/06/28)
2012.12 残り全部バケーション(集英社)連作短編集、「第一章 残り全部バケーション」「第二章 タキオン作戦」「第三章 検問」「第四章 小さな兵隊」「第五章 飛べても8分」収録 (2013/07/24)
2013.03 ガソリン生活(朝日新聞出版)『寺田克也式ガソリン生活』(寺田克也)と同時発売 (2013/09/11)
cf. 2013.03 寺田克也式ガソリン生活(寺田克也/朝日新聞出版)『ガソリン生活』(伊坂幸太郎)と同時発売、『ガソリン生活』の挿絵を(物語仕立てで)再構成 (2013/09/12)
2013.07 死神の浮力(文藝春秋)千葉−2、第4回山田風太郎賞候補作、受賞作は『巨鯨の海』(伊東潤/光文社) (2013/08/07)
2014.01 首折り男のための協奏曲(新潮社)短編集(「首折り男なる人物の話であったものが、いつの間にか黒澤という泥棒の話に変化していき、それがまた首折り男に繋がり」という不思議な本)、「首折り男の周辺」「濡れ衣の話」「僕の舟」「人間らしく」「月曜日から逃げろ」「相談役の話」「合コンの話」収録 (2014/03/11)
2014.09 アイネクライネナハトムジーク(幻冬舎)連作短編集、「アイネクライネ」「ライトヘビー」「ドクメンタ」「ルックスライク」「メイクアップ」「ナハトムジーク」収録、2015年(第12回)本屋大賞候補作、受賞作は『鹿の王』(上橋菜穂子/KADOKAWA)、漫画版あり(注4)、映画版あり (2015/01/01)
2014.11 キャプテンサンダーボルト(文藝春秋)阿部和重との共著、2015年(第12回)本屋大賞候補作、受賞作は『鹿の王』(上橋菜穂子/KADOKAWA) (2015/01/13)
2015.02 火星に住むつもりかい? LIFE ON MARS?(光文社)(2015/03/07)
2015.06 ジャイロスコープ(新潮社)短編集、「浜田青年ホントスカ(『蝦蟇倉市事件1』→『晴れた日は謎を追って がまくら市事件』東京創元社)」「ギア」「二月下旬から三月上旬」「if」「一人では無理がある」「彗星さんたち」「後ろの声がうるさい」+「十五年を振り返って 伊坂幸太郎インタビュー」収録 (2015/07/14)
2015.10 陽気なギャングは三つ数えろ(祥伝社)成瀬−3 (2015/10/16)
2016.03 サブマリン(講談社)陣内−2 (2016/04/08)
2016.07 無事これ貴人(新潮社)(電子書籍) (2019/08/14)
2017.07 ロングレンジ(幻冬舎)(電子書籍) 連作短編集、「ロングレンジ」「アイネクライネ(『アイネクライネナハトムジ−ク』収録)」収録 (2018/09/24)
2017.07 AX(KADOKAWA、角川書店)連作短編集、「AX」「BEE」「Crayon」(cf.Drive)「EXIT」「FINE」収録 cf.『グラスホッパー』『マリアビートル』、2018年(第15回)本屋大賞候補作、受賞作は『かがみの孤城』(辻村深月/ポプラ社) (2017/08/08)
2017.09 ホワイトラビット(新潮社)(2017/10/03)
2017.10 クリスマスを探偵と(河出書房新社)文、絵 マヌエーレ・フィオール、絵本 (2017/10/26)
2018.XX フーガはユーガ(XXX)2019年(第16回)本屋大賞候補作、受賞作は『そして、バトンは渡された』(瀬尾まいこ/文藝春秋) (2018/XX/XX)
2019.04 シーソーモンスター(朝井リョウ/中央公論新社)螺旋プロジェクト−2、「シーソーモンスター」(昭和後期:東京)「スピンモンスター」(近未来:仙台)収録、cf.螺旋プロジェクト(原始:場所不明−古代:京都・大阪−中世・近世:東京・名古屋・京都・大阪・鹿児島−明治:瀬戸内海−昭和前期:仙台−昭和後期:東京−平成:札幌−近未来:仙台−未来:東京 (2019/05/08)
2019.07 クジラアタマの王様(NHK出版)本文挿画 川口澄子(水登舎) (2020/07/19)
2020.04 逆ソクラテス(集英社)連作短編集、「逆ソクラテス」「スロウではない」「非オプティマス」「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」収録、第33回柴田錬三郎賞受賞作、2021年(第18回)本屋大賞候補作、受賞作は『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ/中央公論新社) (2020/07/26)
2021.10 ペッパーズ・ゴースト(朝日新聞出版)初回限定ポストカード付き (2022/01/05)
2023.11 777(KADOKAWA)cf.『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX』


(注1)陽気なギャングが世界を回す(耕野裕子/講談社)
(注2)魔王 JUVENILE REMIX全10巻、Waltz全6巻(大須賀めぐみ/小学館)
(注3)終末のフール(塩野誠/集英社)第1巻まで
(注4)アイネクライネナハトムジーク上下(いくえみ綾/幻冬舎)


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