甲斐高風のDIARY
2020年3月
●2020年3月15日
本★『完訳 家なき子 上巻 下巻(SANS FAMILLE(PREMIÉRE PARTIE SECONDE PARTIE))』((エクトール・マロ(エクトール=アンリ・マロ Hector-Henri Malot)/新潮文庫 2019.09)
・ 1878年に出版されたフランスの児童文学の古典。
・
「自らが捨て子だと知った少年レミ、8歳。仲間たちとともに、幸福を求めて旅に出る!」「出会いと別離のつらい旅の日々。レミは別れることのない真の家族に出会えるか。」(↓より)
●新潮社●
●Star Classics 名作新訳コレクション●
・ 2020年は教養を高めるべく世界の名作強化年間にしようと思っていて、とりあえず新潮文庫の「Star Classics 名作新訳コレクション」を片っ端から読んでいる。まだ3作目4冊目だけど。
・ ちなみに甲斐高風にどのくらい教養がないかというと、『家なき子レミ』も入っている世界名作劇場系列の一作『ペリーヌ物語』がエクトール=アンリ・マロの『家なき娘(EN FAMILLE)』のことだと知らなかったくらい。
・ 読む前は「家族のいないレミが放浪していく冒険譚」だと思い込んでいて、それは実際その通りなのだけど、思っていた以上に「家族」を探し求めていく物語だった。
そしてその「家族」というのは育ての親バルブラン母さん、老旅芸人ヴィリータスの一座、小型船「白鳥号」で旅をするイギリスの貴婦人マダム・ミリガンとその次男アーサー、マティア、パリ近郊で花づくりを営む農家アキャン一家、鉱山をよく知る老炭鉱夫の先生(マジステール)等々、必ずしも血の繋がりによらないものだった。
●2020年3月30日
2017年のアニメーション映画★『モアナと伝説の海(Moana)』(2016年:アメリカ)
ノミネート全19作
・ ディズニー長編アニメーション第56作。同時上映短編は「インナー・ワーキング(Inner Workings」』。
・
「美しい海と、その海に選ばれ愛されたひとりの少女の心の成長を圧巻の歌と映像で描いた感動のファンタジー・アドベンチャー」(↓より)。海に選ばれた少女モアナと風と海をつかさどる半神マウイの物語。
●ディズニー公式|Disney.jp●
●モアナと伝説の海|映画/ブルーレイ・DVD・デジタル配信● → 作品情報
・ モアナはモトゥヌイの村長の娘だけど所謂ディズニープリンセス。
・ マウイはポリネシア神話に実在する(?)イタズラ好きの半神。
・ 美しい海の表現は当然として、ミニ・マウイ他マウイの動くタトゥーの表現が絶品。
・ 「南の島のラブソング(Lava)」(2015年)を思い出したけど、あれはディズニーでもピクサー製作作品だった(『インサイド・ヘッド(Inside Out)』の同時上映短編だった)。
TVアニメ★『ドロヘドロ』(TOKYO MX 2020.01.-2020.03.)
魔の1期の前半でわかったこと。
@林田球原作のダークファンタジー漫画のアニメ化であること。
A
●ドロヘドロ - Wikipedia●によると
「歌詞がメチャクチャダークで凶暴なのにメロディーは踊りたくなるくらい楽しい曲」にインスピレーションを受けたそうだけどこのアニメのオープニングテーマやエンディングテーマが正にそういう曲になっていること。
Bニカイドウ(声:近藤玲奈)のギョーザが食べたくなって困る困らないこと。
魔の1期の後半でわかったこと。
@冒頭で
「本作は演出上残酷な場面があります。予めご了承ください。」とテロップが出るような殺伐とした世界だが実は名前ほどドロドロヘドロヘドロしてなくさっぱりしているというかなんというか純情もあれば野球回もある世界であること(
●ドロヘドロ - アニヲタWiki(仮) - アットウィキ●の言葉を借りるなら原作は
「らくらく読めるグロ漫画」)。
Aどのキャラクターも魅力的だが特に現状主人公達の敵であるはずの煙ファミリー
※が魅力的であること、そしてその中の能井のことを体型のせいもあってかしばらく熊井だと思い込んでいたのはここだけの話であること。
※=煙(声:堀内賢雄)、心(声:細谷佳正)、能井(声:小林ゆう)、藤田(声:高梨謙吾)、恵比寿(声:富田美憂)、謎の生き物キクラゲ(声:鵜殿麻由)、鳥太(声:勝杏里)他魔法使いのファミリーのこと、ここでいうファミリーとはマフィア的な意味でのファミリーのこと。
B自分の顔と失った記憶を取り戻すため自分の顔を奪った男を探している主人公、魔法でトカゲ頭に変えられ口の中には謎の男が存在する主人公、カイマン(声:高木渉)の名前の元ネタがカイマンワニであることを『月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』で「100日後に死ぬワニ」からの貝満ひとみ(『ワニギャル、屋形船でいく〜っ!』)の話題で知ったこと、と書こうと思っていたら元ネタはカイマントカゲであったことが作中で言及されたこと。
余談でわかったこと。
@『恋する小惑星』第10話を見るとバウムクーヘンが食べたくなること。
Aバウムクーヘンで検索をするとバウムクーヘンエンドの存在を知ること。
Bバウムクーヘンエンドで検索をすると何故か↓これが見つかること。
● (@yuzuyuzukkss)さん Twitter●
●心能井 『バームクーヘン・バッド・エンド』 バームクーヘンか俺か●
魔の2期でわかること。
それはまだ………混沌の中。
それが………ドロヘドロ!
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