2.ふしぎ傾向とふしぎスポット
学園世界に姿を見せるふしぎには、いくつかの傾向があります。もっともそれは、シナリオ構造的に好まれる傾向、という意味なのかもしれませんが。
たとえば、転校生や留学生、などはふしぎの匂いがしませんか。あるいは、久しぶりに再会した旧友などはどうでしょう。
◆転校生・留学生:城崎学園高等部では、基本的には学期始めに転入生、留学生の受け入れを行っている。留学生は海外の提携校からの受け入れで、様々な国から毎年数人がやってくる。一方、転校生は家庭の事情などでそれまで通っていた高校への通学が不能となった場合に限り、編入試験を課して受け入れている。いずれの場合も、理事長の裁可があれば学期途中での編入も許される。シナリオ実績では、宇宙人が「留学生」として潜入してきたことがあった。
御堂邸も、ふしぎスポットの一つです。御堂誠一氏はふしぎに対して理解があるのか、それともふしぎに魅入られやすいのか、御堂邸の入居者にふしぎな人々が多いという傾向があります。
同様の理由でしょうか。御堂グループの研究施設では、機密の怪しい研究が行われているようです。
◆御堂邸:前述の通り、「特殊な事情」のある生徒なども住まわせている。名字を明かせない場合などには誠一氏は妻の旧姓である「綾坂」を使うことを勧める。綾坂家の人々が実際に住んでいるのかもしれないが、シナリオ実績では綾坂姓の人が何人か登場している。
◆研究施設:城崎大学をはじめとして、城崎市には御堂グループの研究施設が少なくない。こうした施設の研究内容は、時として世間一般の常識からはふしぎとしか言えないものがある。もちろん財閥側は研究内容を極秘にしていることが多い。シナリオでは、アンドロイドやクローン人間などが開発されていた。
しかしなんといっても最大の不思議スポットは、白城山でしょう。学園の所在する白城山には、不思議を引きつける何かがあるのでしょうか。また城大病院の入院患者にも、ふしぎがあるようです。
◆白城山:城崎市の北端にある学園の所在地。研究家の中には「日本のピラミッドの一つ」という者もいるところからしてふしぎスポット。これまでに、地底人と生き霊が山中で拾われた他、UFOが着陸していたり、地下に秘密研究施設があったりと、学園世界で最多のふしぎを擁する。
◆城大病院:白城山の麓にある大学病院。高等部からも近く、学校の帰りに見舞いに寄れる。呪いのために病院送りになった人や、幽体離脱した入院患者などもいる。
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