★2008年★
本★『世界の危機はめくるめく!』(佐藤了/エンターブレイン 2008.07)
ノミネート全78作
TVドラマ★『仮面ライダー電王』(テレビ朝日 2007.01.-2008.01.)
役者★玉木宏、綾瀬はるか、多部未華子(『鹿男あをによし』フジテレビ 2008.01.-2008.03.)
ノミネート全59作
TVアニメ★『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』(TBS 2008.04.-2008.09.)
ノミネート全53作
邦画★『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』(2007年)
ノミネート全12作
洋画★『魔法にかけられて (Enchanted)』(2007年:アメリカ)
ノミネート全10作
アニメーション映画★『崖の上のポニョ』(2008年)
ノミネート全9作
スタジオジブリによる宮崎駿原作・脚本・監督作品。
宮崎駿版『人魚姫』+『ワルキューレ』(ポニョの本名がブリュンヒルデだったりする)。
さかなの子・ポニョと崖の上の一軒家に住む5歳の少年・宗介の御伽話。
エンディングテーマ「崖の上のポニョ」(藤岡藤巻と大橋のぞみ)、
ちなみにエンディングは「このえいがをつくった人」として大橋のぞみだろうが鈴木敏夫プロデューサーだろうが音楽の久石譲だろうが宮崎駿だろうが声優だろうがスタッフだろうが区別なく50音順に紹介する形式になっていたりする。
宮崎駿作品といえば少女と空が印象的であるが、本作品は母と海が印象的。
宗介の母・リサにしろポニョの母にして海なる母・グランマンマーレにしろ、主人公達の母親でここまでの強さを持つのは他の宮崎駿作品には見られない。
声からして山口智子と天海祐希だし。
ポニョの父・フジモトと宗介の父・耕一の声が所ジョージと長嶋一茂なのと対称的すぎる。
リサは他の方々の感想を読むとリサ・カーの無茶な運転等々を叩かれていることが多くて、それはそれでもっともだとも思うのですが、劇場で映画を観ている時には全然気にならなかったんだよなぁ。
むしろリサは母として妻としてこっち側の人間として戦ってる感じがして、個人的には『天空の城ラピュタ』のドーラ以降不動だったスタジオジブリ作品最優秀助演女優賞を脅かす存在として認識していました。
主人公達の母親にしては珍しく(旦那が健在で他で働いているにもかかわらず)デイケアサービスセンター“ひまわりの家”で働いているし、リサ逞しいよリサ。
内航貨物船(小金井丸)船長で滅多に帰れない耕一が帰れなくなれば拗ねるし、リサ可愛いよリサ。
本編の御伽話どころかポニョ&宗介についても触れずにリサの魅力についてしか触れていないような気がするけど多分気のせい。
気のせいじゃないというのなら時間を延長してポニョのいもうと達(稚魚の群?)の魅力についても触れることになりますが。
ゲーム★『戦場のヴァルキュリア』(CEROレーティングB:12才以上対象、セガ/プレイステーション3 2008.04.24.)
ゲーム・特別賞★『まいにちいっしょ』(CEROレーティングA:全年齢対象、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン/プレイステーション3 2006.11.11.)
ノミネート全27作
『戦場のヴァルキュリア』。
主題歌は「どんなに遠くても...」(JUJU)、挿入歌に「受け継がれる想い」(突撃兵のリーダー、ロージーことブリジット・シュターク伍長(豊口めぐみ))。
征歴1935年の架空のヨーロッパを舞台に東ヨーロッパ帝国連合と大西洋連邦機構に挟まれた小国・ガリア公国の義勇軍第7小隊の活躍を描いた物語。
まだ荒いところはあるものの、BLiTZ(Battle of Live Tactical Zone Systems)による「アクティブ・シミュレーションRPG」は一度やったらやめられない面白さ。
索敵、匍匐、地雷、土嚢、櫓、塹壕、煙幕、瀕死者の救助といったものの重要性、
棒立ちしていると問答無用の遠距離狙撃でヘッドショットされる恐怖、火炎放射器で複数の兵士がまとめて焼かれる恐怖、十字砲火による迎撃の恐怖、といった戦場の醍醐味がマス目に区切られたマップによる戦略シミュレーションゲームとも3Dウォーアクションゲームとも異なる形できちんとゲーム化されています。
ターン制であるにも関わらず、敵のターンもこちらの主観視点で描かれる(視認できない敵は音で大体の位置しか把握できない)というのもいいアイデアです。
逆に敵を視認できていなくても方向と距離がきちんと合っていたらちゃんと攻撃できたりします。
そして、水彩画風のオリジナル描画システムCANVASにより描かれた王道(ベタともいう)で親しみやすいキャラクターとストーリーは、メインキャラクターはもちろん、
50名もの志願兵全員をも魅力的に描いています。
これは容姿や人物総覧に書かれているプロフィールが戦場での様々なポテンシャル/バトルポテンシャルに結びついているおかげです。
ちなみにポテンシャルというのは「回避率アップ」とか「貫通射撃」とかそういうのを想像されているかもしれませんが、確かにそういうものもありますが「花粉症」とか「男好き」とか「女好き」とかいったものもあったりします。
また、ブックモード(イレーヌ・コラー著『ガリア戦線記』を読み進めていくという形式)によりストーリーをいつでも読み返せる、サブストーリーを断章という形で挿入できるというのもいいアイデアです。
DLCで「遊撃戦闘HARD−EX」や追加エピソード「イーディ分隊大作戦!」「撃て、セルベリアと共に」も配信されています。
これら数々のシステムによって描かれた巨大戦車、装甲列車、伝説のヴァルキュリア人セルベリア・ブレス大佐といった数々の難敵に挑む義勇軍第7小隊の物語を是非貴方にも楽しんでいただけると幸いです。
ちなみに現在1周目を終えて2周目に突入。
遊撃戦闘HARDに挫けそうです。
特別賞は『まいにちいっしょ』。
ビサイド開発、DLC(ダウンロードコンテンツ)。
プレイステーション3発売日から基本料金無料で日々進化し続けているお気軽ネット。
年中無休どころか2周年記念には24時間マラソンまでやった情報配信番組トロ・ステーション、
オンラインでのおかいもの(お金のやりとりが怖い人でもこのソフトで遊ぶことで貯まるみャイルというポイントによるおかいものもあるので安心)、
ニャバター(アバター)によるゲームのオンライン対戦やオリジナルTシャツを作成できる仕立て屋さん→ファッションショー出演や庭にフレンドを招待してボイスチャット/テキストチャットができるといったコミュニケーションツールとしての機能、
コスプレゲームはモーションセンサーや振動機能や物理演算エンジンHavokを使用しているし、
他にも音楽再生機能、RSS機能、スクリーンショット撮影機能、録画機能+YouTubeへのアップロード機能等々、本当に日々進化し続けている。
ちなみにこの「日々進化し続けている」というのはシステムソフトウェアのアップロードで様々な機能を追加しているプレイステーション3(とプレイステーション・ポータブル)にも言えることである。
というわけで、あらゆる意味でプレイステーション3の醍醐味を存分に堪能させ、またプレイステーション3を毎日起動させようという気にさせてくれるソフトが、この『まいにちいっしょ』なのである。
あと『まいにちいっしょ』を2008年のゲーム・特別賞に選出するべきか980円(テレビさん)を2008年のキャラクターに選出するべきかで割と真剣に悩んだのはここだけの話ということで。
せっかくなのでスクリーンショットで2008年6月6日現在の部屋と今の部屋を。
ちなみに「まいにち右脳ランキング」の自己最高はIQ168(右脳先生)です。
キャラクター★彼女(『放課後プレイ』黒咲練導/「電撃PlayStation」付録「電撃4コマ」アスキー・メディアワークス)
●放課後プレイとは - はてなダイアリー●
電撃4コマvol.56にて2009年01月単行本発売が予告された。
初めて見た時からいつかオススメしようと思っていた黒咲練導の『放課後プレイ』であるが、ついつい紹介しそびれているうちに先日事実上の第一部が終わってしまったのでどうしたものかと思っていたのだが、単行本発売予定だと知ってはオススメせねばなるまい。
ちなみに(ちょっと前の自分も含めて)作者名を「黒咲錬導」と書き間違えたり覚え間違えたりしている人が結構多い。
登場人物は基本的には高校生カップルの二人だけ。
お互いあんたとかお前とかで呼んでいるので名前すら出てこない。
一人は、黒髪ストロング(ストレート&ロング)と黒パンティストッキングな脚線美と足癖の悪さがたまらなく魅力的な制服姿の一見強気な彼女。
もう一人は、学ラン姿の一見弱気な彼氏。
で、毎回毎回彼女が彼氏(どうやら一人暮らしらしい)のところに遊びに行ってはゲームをやったりダベったりしているだけの、本当にただそれだけの淡泊な4コマ漫画。
と見せかけて、彼女がキスしようとしては失敗したりキスしようとしては失敗したりしようとしては失敗したりと初々しい二人きりの濃厚な時間を過ごしていく、彼女も彼氏も読者も赤面が止まらない、そんな4コマ漫画。
ところで彼女はなにか部活動をやっているようなのだが、何部所属なのだろう。
ちなみに、現在「電撃4コマ」では『放課後プレイ』は『放課後プレイ アペンド版』を挟んで主役コンビが交代して『放課後プレイ2』が連載されている。
今度のヒロインは漫画研究同好会の先輩(?)でそばかす眼鏡っ娘。
余談。
「黒パンスト」でイメージ検索したら迷わず『放課後プレイ』の彼女がひっかかった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
●の〜まんず日記●
●2007-12-29●
尚、一応2008年の男性キャラクターも一人挙げておくと、ギャルゲーの知識を駆使して現実の女性を「攻略」する羽目になった落とし神・
桂木桂馬(『神のみぞ知るセカイ』若木民喜/小学館)になります。
参考資料
●漫画家作品年表(黒崎練導)●
参考資料
●漫画家作品年表(若木民喜)●
●甲斐高風 ★GRAND PRIX★へ●
●TOPへ●