甲斐高風のGAME REPORT

『FINAL FANTASY X』(スクウェア/プレイステーション2)


「後半(マカラーニャ寺院〜エンディング、クリア後の世界漫遊)」


84:57「ナギ平原・橋周辺」(2001年8月27日初稿、2001年9月3日改稿)
ユウナもリュックもルールー姐御も「ありがとう」を素直に言えるところがステキだなぁと思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

転進の旅、無事終了。
成果としては
マカラーニャの森・南部で2個目の【ジェクトのスフィア】を発見。
ガンドフ雷平原・南部で3個目の【ジェクトのスフィア】を発見。
アーロン先生、【秘伝:征伐】を習得。
幻光河・南岸シパーフ乗り場で4個目の【ジェクトのスフィア】を発見。
キノコ岩街道・断崖【アーロンのスフィア】を発見。
ミヘン街道・旧道南部で5個目の【ジェクトのスフィア】を発見。
ルカ=スタジアム・地下フロアAで6個目の【ジェクトのスフィア】を発見。
連絡船リキ号・操舵室(何故こんなところに?)で7個目の【ジェクトのスフィア】を発見。
ビサイド村で8個目の【ジェクトのスフィア】を発見。
しかし、「アルベド族と結婚した(!)落ちこぼれの召喚士」と「ザナルカンドから来たスポーツ選手」&「上司が薦めた縁談を断り出世の道から外れた僧兵」のガード……かなりへっぽこなパーティ構成だったんですね(笑)。
今や見事な小悪党のウェン・キノックも、10年前はまともでかっこよかったし。

ちなみに、ミヘン・セッションで発足以来最大の敗北を喫して壊滅した討伐隊に代わり、寺院の僧兵とグアド族が各地の警備を務めるようになっています。
もちろんシーモア=グアド老師とウェン=キノック老師の決定によるものです。
最後の敵(独断)の思惑通りに事が進んでいるわけです。
しかし、未だに「シーモア=グアドの結婚相手は召喚士でなくてはならない」理由はわかりません。ドナでなくユウナを選んだのは好みの問題なんでしょうけど(笑)。

〜マカラーニャ寺院
トワメル=グアド再登場、ユウナを最後の敵(独断)・シーモア=グアドの待つ寺院へ連れて行きます。
ユウナと別れる際には、ティーダがルカの街でやっていた指笛の合図をユウナに再確認(個人的にはユウナの「了解っす」はかなり好き)。
……ますます後々の伏線の匂いがぷんぷんとしますが、ゲームの場合多少露骨にしないと伏線が忘れられてしまいますからねぇ。「露骨な伏線」というのはどこかでなにかが間違ってますけど(笑)。
その間に、三度ユウナを誘拐しようと登場したアルベド族(各地の召喚士行方不明事件はやはりアルベド族の仕業らしい)を撃退しつつ、ティーダ達も寺院へ。
討伐隊と同じくミヘン・セッションでかなりの痛手を受けたはずなのに、アルベド族のリュックがこちらにいるのに(不思議言語を通訳してくれます♪)、アルベド族はがんばるなぁ。

で、結局、ジスカルのスフィアによって悪事の露見したシーモア=グアドと4回目の対面で対決。
味方だった時には使ってくれなかった召喚獣アニマも遠慮なく召喚してきますが、こちらも入手ほやほやの召喚獣シヴァを召喚したりして見事に彼を成敗します。

……あれ?
……最後の敵(独断)が……あっさりと死んじゃった?(汗)。
……い、いや、これはきっと「死んだと思わせておいて実は生きてました」というFFのお約束で……
……あ、ユウナが『異界送り』しようとしてる(汗)。
……まぁ『異界送り』はトワメル=グアドに拒まれ、シーモア=グアドの死体はグアド族が回収してしまうんですが、どうも本当に死んでしまったみたいです。
……どうしよう(笑)。
……あっ、そ、そうだ、「異界送りされなかった死者は強い思いがあればスピラに留まり魔物になったりする」という反則があった!
……ちなみに、なんでシーモア=グアドの再登場を確信しているかというと、前情報でさんざんユウナとシーモア=グアドの結婚式が紹介されていたからです(笑)。
……ひょっとしてユウナは死人か魔物と結婚式を挙げることになるんでしょうか?

ところでリュック、ルールー姐御のことを「なんかカッコイイよね。オトナって感じだし」と評するのはいいけど、その後の「ま、あたしもあと5、6年ってとこかな」という台詞の時になんでちち・しり・ふとももをアピールするか(笑)。
ルールー姉御がオトナって感じなのはナイスバディだけなのか。

で、元々目的地だったし、マイカ総老師にシーモア=グアド老師殺害(笑)の釈明もしなくてはいけないので聖ベベル宮に向かおうとしたところ、
久々に『シン』と遭遇(5回目)し、またまたみんなとはぐれてしまいます。

〜サヌビア砂漠〜アルベドのホーム〜飛空艇
みんなとは再会できたもののユウナが行方不明に。
守るべき召喚士を失ったというよりは守ってもらうべき回復役を失ったというショックが大きいです(笑)。
どうやらアルベド族の新しい故郷(本来の故郷は昔『シン』にやられてしまい、以来アルベド族は散り散りに暮らしていた)が近くにあるらしいので向かってみるとグアド族の襲撃が!

ここで召喚士の究極召喚の秘密やアルベド族が召喚士を誘拐していた理由が判明。
だからティーダがユウナのことを好きになっちゃダメだったんですね。
なんとなく『魔法騎士レイアース』(CLAMP/講談社)の柱システムを思い出しました。
そして、ミヘン街道での

少女「ユウナ様、ナギ節作ってくれる?」(ナギ節とは『シン』を倒してから新たな『シン』が生まれるまでの束の間の平和な期間)
ユウナ「はーい、楽しみに待っててね」

……っていうやりとりは、実はものすごい会話だったんですね。

で、ティーダがまたまた指笛のエピソードを回想したり、誘拐されていたドナやイサールがグアド族に殺られたアルベド族を『異界送り』している内に、シド登場。
今回はアルベド族の親分にしてリュックのオヤジです。
結局アルベドのホームを捨てて飛空艇(ゲーム序盤でティーダやリュックが海底遺跡から回収していたヤツ)で脱出したのはいいんですが、

「よっしゃあ!!1000年ぶりのフライトだぁ!」
「コイツがどういう仕組みで飛んでいるのかもわかってねぇ!」

……どうやらティーダが海底遺跡で適当にあちこち叩いたおかげでなんとなく動いているようです。
かつてなく不安な空の旅になりそうです。

〜聖ベベル宮
ユウナを救出しに、ユウナとやっぱり死人として元気だった(ん?)最後の敵(独断)・シーモア=グアドとの結婚式に乱入するも、

シーモア=グアド、ユウナに誓いのキス。

う〜む、主人公より先にライバルに唇を奪われるヒロインというのは珍しくないし、それが主人公や公衆の面前でというのもまぁなくはないけど、そのライバルが死人だったというのはちょっと珍しいかもしれない(笑)。
流石のユウナも後で唇をぬぐっていたし。
ちなみにユウナの花嫁衣裳はやっぱり肩と背中を露出させ、しかもミニスカートでした。普段着より露出度の増したウェディング・ドレスというのも珍しいような(笑)。

一旦は脱出し、召喚獣バハムートを入手するも(この時ゲーム序盤で見かけた謎の少年がいたような?)、結局捕まってエボン最高法廷へかけられることに。
裁判長のケルク=ロンゾ老師は比較的穏健派でしたが、そもそもマイカ総老師からして

「人は死ぬ。獣も死ぬ。草木も死ぬ。大地さえも死ぬ。スピラの全てを支配するのは死の力にほかならぬ。逆らうだけ無駄というものよ」

という、寺院丸ごと悪……というか『生ける屍の死』(山口雅也/東京創元社)だったので、浄罪の路&浄罪の水路に落とされるという処分に。
どうして水中で活動できないユウナ達を水路の方に落とさなかったのかはかなり謎ですが、
一応出口の手前ではウェン=キノックから反逆者を始末するように命じられたイサールが待ち構えていて召喚獣対決。
イサールの【マスター召喚】したコブシ(イフリート)にユウナの召喚したシヴァで勝利。
イサールの召喚したツバサ(ヴァルファーレ)にユウナの召喚したイフリートで勝利。
イサールの召喚したツルギ(バハムート)にユウナの召喚したイクシオンで勝利。
本気で『シン』を倒すつもりなら、とりあえず、もう少し召喚獣の修行と名前のセンスを積んだ方がいいと思うぞ、イサール。

で、出口で待ち構えていたシーモア=グアドと2回目の対決。
ウェン=キノックは彼に始末されちゃってました。小悪党らしい哀れな末路でした。
ここのティーダ&ユウナは心が通じている感じがして好感がもてます。

まぁなんとか脱出してきて、ティーダ、マカラーニャの森・聖なる泉で汚された体(具体的には唇)を清めている(笑)ユウナの元へやってきて

ティーダ、ユウナに「世界一ピュアなキス」。

個人的にはキスよりもその後、一旦は先に帰そうとしたティーダを指笛で呼び戻した(お!)ユウナが、

「やっぱり一緒に行く」

と言って後ろからタイミングをはかりながらティーダの手を握る一連の仕種の方が素直にかわいいと感じました。

〜ナギ平原
どうやらウェン=キノック老師殺害の罪でユウナ一行は本格的な反逆者にされているようです。
そっちは無実で、我々が殺害したのは未だに元気(?)なシーモア=グアド老師なんですけどね(笑)。

ベルゲミーネ、ユウナと3回目の腕比べ。
ベルゲミーネの召喚したシヴァにユウナの召喚したイフリートで勝利。
で、【召喚獣の心】入手。
今まで召喚獣の心もつかめないまま酷使してきたんだね、ユウナ。

ルールー姐御がガードを務めるのはユウナで3回目で、
1回目のギンネムはこのナギ平原で死亡。
2回目のズークはこのナギ平原で旅を中断、召喚士を捨て寺院の老師に(この旅にはワッカもガードとして同行していた)。
3回目のユウナはこのナギ平原でモンスター訓練場への【ほかく】を狙いすぎてモルボルの【くさい息】によって1回目のGAMEOVER(笑)。
鬼門なのか、ナギ平原。

〜レミアム寺院
ベルゲミーネの正体が判明。今までの発言やガードがいないところから考えた予想通りでした。
で、またまたベルゲミーネと腕比べ。
ベルゲミーネの召喚したヴァルファーレにユウナの召喚したイフリートで勝利。
ベルゲミーネの召喚したイフリートにユウナの召喚したヴァルファーレ&シヴァで勝利。
ベルゲミーネの召喚したイクシオンにユウナの召喚したイフリートで勝利。
ベルゲミーネの召喚したシヴァにユウナの召喚したイフリートで勝利。
ベルゲミーネの召喚したバハムートにユウナの召喚したイクシオンで勝利。

〜盗まれた祈り子の洞窟
祈り子が盗まれてしまった寺院はその後どうなったんだろう(笑)と思いつつ、召喚獣ようじんぼうを入手。
金にうるさい剣士ならギルガメッシュに登場して欲しかったなぁ。
一刀両断なら【斬魔刀】より【斬鉄剣】に登場して欲しかったなぁ。

88:50「ナギ平原・橋周辺」(2001年9月3日)
もう少し、もう少し。

112:50「(ラストダンジョン)・死者の塔」(2001年9月10日初稿、2001年9月24日改稿)
「聖ベベル宮突入」の時にルールー姐御がキマリ=ロンゾにお姫様抱っこされていたんですね。

〜ガガゼト山
ロンゾ族の住む聖なる霊峰。ここを越えれば目的地である最果ての北の遺跡で究極召喚獣が待っているわけです。
ケルク=ロンゾ老師再登場。彼も聖ベベル宮を離れたようです。
反逆者扱いまで受けて尚、命を賭けて打倒『シン』目指す理由を問われたユウナの答えは

「スピラが好きです。ナギ節を待つ人たちにわたしができる贈り物。たったひとつの贈り物。それは『シン』を倒すこと」

とのこと。どこまで優等生なんだ、ユウナ!……と、思いつつもこの言葉に素直に感動。
ビラン=ロンゾ大兄&エンケ=ロンゾ、登場。
イヤな連中だと思ってルカの街以来何回か登場していたのに無視していた(笑)のですが、正真正銘のロンゾ一の勇士&あなどれない強者であったと見直しました。
……でも、キマリ=ロンゾとの対決が2対1だったのが微妙に納得がいかないんですが(笑)。
で、キマリ=ロンゾのツノが折れている理由、ガガゼト山を離れた理由、無口な理由が一気に明らかに。
キマリ=ロンゾは無口な分、台詞がどれもこれも重みがあってよいのですが、ひょっとして無口になる前は違ったんでしょうか。

【ブラスカのスフィア】を発見。
アーロン先生、【秘伝:陣風】を習得。

ロンゾ族の株が急上昇したばかりなのに、最後の敵(独断)・シーモア=グアドがロンゾ族にとんでもないことをしてくれます(汗)。
今回はグアド族も僧兵も連れておらず単独行動のようです。段々本性を出して来たので見放されたんですかね。
で、彼と3回目の対決。対決前にいきなりユウナが『異界送り』を試みる(笑)も、結局し損ねたので決着は持ち越しです。
そして、ここでティーダや謎の少年やザナルカンドに関する重大な事実が判明。
この手の展開は個人的には大っ嫌いなんですけどね。

〜ザナルカンド遺跡〜エボン=ドーム
ユウナが落としたスフィアに込められたメッセージをティーダが聞いてしまいます。

「アーロンさん、ありがとうございます」
「キマリ……本当にありがとう。折れたツノ、好きだよ」
「ブリッツをしてる時のワッカさん、好き」
「怒りんぼのルールー、どんなに叱られても好き」
「キミは……キミが……えっと……キミと会えてよかった」

ティーダにだけ一番言いたい言葉を言えないのがありがちだけどいいなぁ。
「それは想像してたよりずっと素敵な気持ちで」ってまさか初恋だったんですか。
ちなみに、メッセージを込めたのがリュックが仲間になっていないミヘン街道の時なので、彼女への言葉が入っていないのが少し気の毒です。
直前のシーンで本人に「ありがとう。リュック、大好きだよ」って言っていますけど。

「なにかを変えたいと願ってはいたが……結局はなにもできなかった。それが……俺の物語だ」

と、いうアーロン先生の言葉を聞きながら、遂にオープニングの場面に戻ってきました!
いや、まさか96時間も回想するとは思いませんでした(笑)。
ユウナに「思い出話は……もう……おしまいっ。行こう」と言われてしまうのも無理ないかと。
ところで、予約特典でもらったCDにはBGMが3曲入っていて、3曲目のタイトルは「バトル1」なんですけど、1曲目(最初のムービー「ザナルカンド」のBGM)と2曲目(オープニングのBGM)のタイトルって思いっきりネタバレだったんですね。

そして、究極召喚の正体が判明。
これによって『シン』の正体についての不可解だった部分や最後の敵(独断)・シーモア=グアドが召喚士と結婚したがった理由は納得。
「まやかしの希望は絶望よりも邪悪である」という『模倣犯 下』(宮部みゆき/小学館)の言葉を借りておきましょう。
ユウナ達は究極召喚の正体を知った結果、究極召喚を拒み、究極召喚の元凶を倒してしまいます。
ちなみにアーロン先生の

「さあどうする!今こそ決断する時だ。死んで楽になるか、生きて悲しみと戦うか!自分の心で感じたままに物語を動かす時だ!」

という台詞の後、これがDQなら死んで楽になる選択肢が登場しそうだなぁと思ってみたり(笑)。
この辺りからティーダ大驀進。

「もっととんでもないことしよう」「『シン』を倒す。究極召喚なしで、しかも復活させない。『どうやって』なんて聞くなよな」

そうそう、「なりたいものになれるのは、なろうとした者だけだ」(キマリ=ロンゾ)ものね(打倒『シン』の突破口を開くのもキマリ=ロンゾだしね)。
「生きていれば無限の可能性があんたを待ってるんだ!」(10年前のアーロン先生)ものね。

ところで、『シン』が奈落ならアーロン先生は桔梗ですね(笑)。
そして、『シン』と6回目の遭遇。

〜バージ=エボン寺院
修理の終わった飛空挺が迎えに来てくれたので、以後世界漫遊ができるように。
毎回毎回この世界漫遊でだらだらだらだら過ごしてしまうのですが、今回はとにかくクリア優先!
【アルベド語辞書全26巻】【七曜の武器】もモンスター訓練場も無視です。
ただし、ラストダンジョン突入前に、戦力増強も兼ねてこよなく愛する召喚獣だけは集めることに。
と、いうわけでやってきましたバージ=エボン寺院。
こ、ここは最初にスピラに飛ばされた地、海の遺跡ではないですか!
と、いうことで当時いきなりティーダを食いかけた魔物・ジオスゲイノと決着をつけます。

水中戦なのでパーティはティーダ、ワッカ、リュックの3人。
ジオスゲイノ、1ターン目でワッカを【石化パンチ】で粉砕(汗)。ま、前に対決した時にはこんな攻撃しなかったのにぃ。
ジオスゲイノ、2ターン目でリュックも【石化パンチ】で粉砕(汗)。早くもティーダが孤立無援に。
ジオスゲイノ、3ターン目でティーダに【石化パンチ】。しかし、ティーダは石化防御のついた防具を装備しているので粉砕は免れます。
しばらく膠着状態が続いた後、ジオスゲイノ、なんとティーダを腹に吸い込みます(汗)。どうしてもティーダを食べたいようです。
ティーダ、ジオスゲイノの体内であばれることで吐き出させますが、その時の衝撃でティーダが力尽きます(汗)。
見事な返り討ち、2回目のGAMEOVERです。

気を取り直してワッカにも石化防御のついた防具を装備させ(リュックの分は用意できなかった)、再戦。

リュック、【幸運】でパーティの運上昇。
ジオスゲイノ、ティーダに【石化パンチ】。しかしティーダがこれを回避。
ワッカ、ジオスゲイノに【スロット:アタックリール】で12HIT。
OVERKILL勝利(笑)。
あ、ティーダが行動する前に勝利してしまったのでティーダはAPを取得できない(汗)。 最後の最後までティーダはジオスゲイノに勝てませんでしたね。
そして、召喚獣アニマを入手。

〜レミアム寺院
召喚獣メーガス三姉妹(ドグ、マグ、ラグ)を入手(笑)。
『FF4』でお馴染みの、私の心の師、カイン・ハイウインドをいじめてくれたゴルベーザ四天王の1人、風のバルバリシアの腹心の部下のこいつらを召喚獣としてこき使えるのはいいのですが、あんまりユウナの命令を聞いてくれないんですけど(苦笑)。

で、ベルゲミーネと最後の腕比べ。
ベルゲミーネの召喚したようじんぼうにユウナの召喚したヴァルファーレのいきなり【シューティング・パワー】で勝利。
ベルゲミーネの召喚したアニマにユウナの召喚したメーガス三姉妹で勝利。
ベルゲミーネの召喚したメーガス三姉妹にユウナの召喚したようじんぼう&アニマで勝利。
そしてユウナ、5回目の『異界送り』。

〜『シン』の体内
ちなみに、大混乱の寺院(僧兵)とグアド族ではなく、再び討伐隊が各地の警備を務めるようになっています。
で、みんなで『シン』をおとなしくさせる作戦を考えたり、聖ベベル宮でマイカ総老師が成仏(笑)したり、謎の少年に『シン』の倒し方を教わったりして、『シン』と7回目の遭遇、いよいよ決戦の時です。

キングベヒーモスが死に際に放つ【メテオ】を甘く見ていたら3回目のGAMEOVER4回目のGAMEOVER
アダマンタイマイの【地震】+【地震】+【ブレス】で5回目のGAMEOVER
デビルモノリスの【ブレス】で全員石化してしまい6回目のGAMEOVER
最後の敵……ではなかったシーモア=グアドと4回目の対決にはあっさり勝利(笑)し、ユウナが6回目の『異界送り』をすることでようやく決着。
モルボルグレートの【くさい息】で7回目のGAMEOVER
ラストダンジョンに来てへっぽこぶり炸裂です。
それにしてもシーモア=グアド老師の扱いは中途半端で不満が残ります。
マザコン対ファザコンが描きたかった(笑)のはわかりますが、今回は最初から『シン』という「なんだかわからないけど絶対的な敵」がいるのですから、 彼には「悲劇の出自」「力に溺れる」「すべての命が滅びれば、すべての苦痛も……またいえる」というFFお約束の絶望に導かれる悪役としてではなく、 ひょっとしたら向こうが正しいのではないかと思わせるくらいの信念を持った希望を導く好敵手として登場してほしかったのですが。
FF10内でこの個人的希望に一番近いのは、スピラ中がエボン狂信者の中、エボンの教えに盲信せず、独自に打倒『シン』を目指したアルベド族でしょう。

で、最後の連戦の後、7回目の『異界送り』と感動のエンディング。
終盤の展開はなんとなく『カードキャプターさくら 封印されたカード』(またもや原作はCLAMP/講談社)を思い出しました。
個人的には首をぷるぷると横に振ったりこの期に及んでまだ「ありがとう」と言うユウナや、大きく手を振るリュックよりも、小さく手を振るルールー姐御が気になったりして。

今回は6人の仲間の覚悟といい、主人公の

……あきらめが覚悟に変わったような気がした。

という成長っぷりといい、実にまともで好感がもてました。
恋愛物語化したFF(7以降のことね)の主人公や仲間は成長というより退行しているような連中が多かったので(笑)。
さて、あちこちのサイトでケンカ(笑)まで巻き起こった問題の「どういう風にも解釈できる」ラストシーン。
私は「奇跡は起こらなかった」派です。
それだとラストシーンの場所がどこなのかわけわからなくなっちゃうんですけど、

自らの命を初めとした全てをスピラのために捧げる覚悟を決めていた優等生が初めて自分のために望んだ願い。
かなうはずはないんだけれど、それでも願わずにはいられなかった願い……

この方が物語として美しいと思うし、テーマソング「素敵だね」(RIKKI)も明らかにこっちを意識しています。
ただ、これだと物語の結末がアーロン先生と同じになってしまうし、「僕達は運命に立ち向かった」結果、運命に負けているような気もするんですが(笑)。

「奇跡は起こった」派もFFのお家芸だし、ベタベタのハッピーエンドだし、例の伏線も役に立つし、魅力的なんですが、その場合ラストシーンの場所はどこなんでしょうか。

1.ルカの海
2.ガガゼト山山頂
3.マカラーニャ湖・聖なる泉

割と素直に考えた1が本命みたいですが、私は大穴の3を推します。
直前の回想シーンがここですし、なんか「ルカの海」より「聖なる泉」の方が奇跡が起きるのに相応しいと思いません?

ま、どっちでもいいんですけどね、アーロン先生の物語の結末には疑問を挟む余地がありませんから(笑)。

「10年待たせたからな」
「もうおまえたちの時代だ」

永遠に巡り続けるかと思われた死の螺旋は、もうスピラにはない。





114:54「飛空挺・ブリッジ(クリア後の世界漫遊中)」(2001年9月17日)
問題のラストシーン、やっぱり珊瑚みたいなのが見えるから海なのかなぁ?
それからルールー姐御の御褒美(或いは挑戦状)要素、鎖骨、「だっちゅーの♪」、チラリと見える太股に加えて黒ストッキングがありましたね。

今回はこんなところを漫遊しました。
ビサイド虹の滝
ミヘン海上遺跡
キノコ岩戦場跡
サヌビアの砂丘

モンスター訓練場
とりあえず、
闘鬼(ミヘン街道)
キマイラガイスト(ナギ平原)
カトブレパス(ガガゼト山)
ドン・トンベリ(谷底の洞窟)
の4体を撃破。
持ち越しはアースイーターと神龍の2体。神龍は水中戦だからティーダ・ワッカ・リュックの3人で戦わなければならないのにどうやって勝てと!?

126:38「飛空挺・ブリッジ(クリア後の世界漫遊中)」(2001年9月24日)
こまごまとした余談。

ワッカ&ルールー姐御のカップリングは私の中では盤石のはずだったのに、いつのまにかワッカ&リュックのカップリングを応援しているなぁ。おかしいなぁ。

『シン』との決戦時、ティーダの

「勢いがある時は勢いに乗る、これ、ブリッツの鉄則!」

の台詞の後に真っ先に突入するのはルールー姐御というパターンが割と多いみたいですが、私はユウナでした。
これは好感度の影響だそうです。
マカラーニャ湖でのスノーモービルの後部座席の相手はルールー姐御でしたし、
グアドサラムで異界から戻ってきたあとの会話の相手もルールー姐御でしたし、
ティーダの【剣技:エース・オブ・ブリッツ】(ちなみに私はサヌビア砂漠で習得)のトス役も当初はルールー姐御でしたが、
ドーピング(ティーダがポーション等で回復してあげた相手の好感度が上昇する)でリュック、ユウナへとムリヤリ変更した成果なんですね。
どのくらいムリヤリかというと、ティーダがオーバードライブタイプで【慈愛】を習得してしまったくらいムリヤリでした(【慈愛】は他人を回復することでオーバードライブゲージが上昇。習得しているのはティーダ以外では回復役のユウナだけ)。
ちなみに、ユウナ、リュック、ルールー姐御が戦闘不能・戦闘不参加の場合に【剣技:エース・オブ・ブリッツ】を放つと、トス役もいないのにどこからともなくボールが飛んできます(笑)。
トス役・ワッカを期待していたのは私だけですか?

一応FF10にもクリスタルは登場してます。本当に一応ですけど。

それから、ラストの連戦、戦闘開始時の敵の登場の仕方&BGMに割と本気でドキッとしてしまったのは私だけでしょうか。

FFといえば、なんといっても『聖剣伝説 FF外伝』(スクウェア/ゲームボーイ)である(何故!?)。
知人から借りてのプレイだったのだが、
「フォーチュン・クエスト」(深沢美潮)にあやかって主人公に「クレイ」、ヒロインに「パステル」と名付けた1回目のプレイでは、何故か終盤で突然、ロードしてもキャラクターがびくとも動かなくなってしまう怪現象に襲われる。
入浴前に少しだけとプレイしたことがまさかこんな悲劇を呼ぼうとは!
叩いてもダメ、接合部に息をふーふー吹きかけてもダメ、なだめてもすかしてもダメなものはダメ。
このゲーム、セーブデータは2個作れるのだが、借り物なので1個にはその知人のラスボス戦直前のデータが入っておりバックアップもしていない。
やる気をなくして知人に返そうとしたところ、その知人から「攻略本が出るまでに全てをマッピングする」というアルバイト(?)を頼まれ、再プレイ。
モチベーションを高めるためにFF4にあやかって主人公に「カイン」、ヒロインに「ローザ」と名付けて全速で2回目のプレイに突入。
エンディングの後、いろんな意味で号泣したことは、このゲームとFF4をご存知の方になら、わかっていただけるだろう。
こうして私の心の師、カイン・ハイウインドは私の心の中でまたひとつ成長していったわけである。
女っ気のない孤高の道を。

今回はこんなところを漫遊しました。
パスワードNO2:解読!→ビサイド遺跡1
パスワードは「びくとりあす」なのに何故か最初は「べあとりくす」と入力してしまい「パスワード解読失敗!」したというのはここだけの話ということで(笑)。
ちなみに、ベアトリクスはFF9に登場する隻眼で最強(百人斬りの異名を持つそうな)の女剣士で、個人的に甲斐高風のお気に入り。彼氏(笑)より強いところが特に。
パスワードNO3:解読!→ビサイド遺跡2

モンスター訓練場
とりあえず、
ストラトエイビス(ビサイド島)
アビスウォーム(ビーカネル島)
モルボルワースト(キーリカ島)
ネムリダケ(キノコ)
ウィーガルシャ(小鬼)
サポテンダー(雷平原)
を撃破して計10体。
しかし、モルボルワースト以降の4体はメーガス三姉妹のおかげでかろうじて撃破しているので今後がかなり不安。
持ち越しはカタストロフィ、クァールレギナ、ヨルムンガルド、フェンリル、ファヴニル、ヒュージスフィアを加えて8体に。

132:31「飛空挺・ブリッジ(クリア後の世界漫遊中)」(2001年10月1日)
今更気づいた細々とした話。

謎の少年(←白々しい表現)の声優はルールー姐御と同じ夏樹リオだったんですね。

エボン四老師というのは、
武官担当のウェン=キノック、文官担当のケルク=ロンゾ、儀礼担当のシーモア=グアド、そしてマイカ総老師の4人だったんですね。
ロンゾ族とグアド族が選出されているのは政策上の都合のようです。

『シン』を倒したのは1000年間でユウナレスカと四大召喚士(ガンドフ、オハランド、ヨンクン、ブラスカ)だけだったんですね。
いや、だからこそ四大召喚士と呼ばれているんですけど、
『シン』出現から間もなくユウナレスカ達が倒していますし、10年前にはブラスカ達が倒していますし、ユウナ達どころかドナ達まで究極召喚を授けてくれるエボン=ドームに到達してますし、
てっきりもっといるのかと思っていました。

ユウナレスカ:女性。ザナルカンド出身。
ガンドフ:男性。召喚士の使命は『シン』と戦うことだけではないという考えから、雷平原のサボテンダー?を煙に変えて石の中に封印したりした。ちなみに、その封印はティーダが解いてしまった(笑)。
オハランド:男性。ポルト=キーリカ出身。元々はブリッツボールの選手。ひょっとして武器はボールだったのだろうか?
ヨンクン:女性。元々は討伐隊隊員。だから召喚士なのに武器は剣。谷底の洞窟で修行した。
ブラスカ:男性。聖ベベル宮出身。あまり上記のようなエピソードがない(笑)。召喚士らしからぬ妻がいる。
ユウナ(予定):女性。聖ベベル宮→ビサイド村出身。ブラスカの娘。

今回はこんなところを漫遊しました。
パスワードNO.1:解読!→キノコ岩谷底

モンスター訓練場
クァールレギナ(キノコ岩の街道)
をかろうじて撃破して計11体。
持ち越しは7体に。

144:54「飛空挺・ブリッジ(クリア後の世界漫遊中)」(2001年10月8日)
唐突に。
武器系統VII VIII IX
●▲▲
 
飛び道具  
●● ●▲    
その他 ●かんざし
●メガホン
ムチ
ヌンチャク
なし
●フォーク

▲とんかち
人形

=男性主人公
●=男性
=女性
▲=男性サブキャラクター
=女性サブキャラクター

※実際の「攻撃方法」ではなくて、あくまでも初期に装備している武器の系統による分類です。

ようやく【アルテマ】を入手して、全77アビリティを誰か一人は使えるように。

今回はこんなところを漫遊しました。
オメガ遺跡
アルテマウェポン&オメガウェポン登場。
しかし、FF5のオメガ、FF7のアルテマウェポン、FF7インターナショナルのダイヤウェポン、エメラルドウェポン、ルビーウェポン、FF8のオメガウェポン、FF9のオズマとはくらべものにならない弱さ(いや、ダイヤウェポン、エメラルドウェポン、ルビーウェポン、オメガウェポンは未体験なんですけどね)。

ここでのアーロン先生の言葉。「異界で眠りにつくがいい。スピラは死人のものではない」
全然関係ないけど【調合】の時のリュックの言葉。「何が起きても知んないからね!」……敵に言ってるの?味方に言ってるの?

モンスター訓練場
ボムキング(ボム)
アバドン(『シン』の体内)
オルニトレステス(トカゲ)
エスパーダ(マカラーニャ)
ヨルムンガルド(ジョゼ街道)
アースイーター(2地域)
を撃破して計17体に。
【リレイズ】大活躍。
持ち越しはエレメンタル・ネガ、ヴォーバン、アイアンクラッド、ブラキオレイドス、ネスラグを加えて10体に。

156:17「飛空挺・ブリッジ(クリア後の世界漫遊中)」(2001年10月15日)
今回はこんなところを漫遊しました。
モンスター訓練場
ホーネット(羽虫)
一つ目(目玉)
ジャンボプリン(プリン)
フェンリル(オオカミ)
を撃破して計21体。
持ち越しはタンケットを加えて10体に。

169:31「(ラストダンジョン)・死者の塔(クリア後の世界漫遊中)」(2001年10月22日)
えー、唐突ですが今回で最終回です。
理由は次のうちのどれかです。
1.「3ヶ月以内でクリアする」という所期の目的を果たしたため。
2.実生活が多忙のため。
3.単に飽きたため。
4.『ボクと魔王』(ソニー・コンピュータ・エンタテインメント/プレイステーション2)にとりかかるため。
……全てか!?

あ、すっかり忘れていましたが、8月27日に書いた少女の名前はヒクリだそうです。

ハイペロ族(シパーフ使い)とシーモア=グアド老師がなんと同じ声優(諏訪部順一)だったのね〜ん(笑)。

今更システムの解説。
攻撃力20、素早さ10のAと
攻撃力10、素早さ20のBがいた場合、
いわゆるターン制バトルでは常にBが先手を取れるもののBが5回攻撃する間にAも5回攻撃が出来るので、なんだかBは不利じゃないか?というものだった。
FF4〜9で採用されていたATB(アクティブタイムバトル)は、この不満を解消し、リアルタイムで戦闘が進行するためにBが10回攻撃する間にAは5回しか攻撃できないというシステムだった。
しかし、「迷っている暇を与えないリアルタイムの緊張した戦闘」という名目は、じっくり考えられないために「単調な戦闘(しかも一息もつけない)」を生み出していたのも確かである。
ATB経験者なら、単調な戦闘についうとうとしてしまい、気がついたら全滅していたという経験が1度はあるだろう。
そこで、この「Bが10回攻撃する間にAは5回しか攻撃できない」というのを残しつつ、熟考できるシステムとして今回のCTB(カウントタイムバトル)が生まれたのである。
敵味方の行動順が16手先まで読めることで、ちょっとした棋士の気分も味わえる。
また、今回の成長システムはいわゆる「戦闘で経験値を貯めてレベルアップ」方式ではなく、
経験値の代わりにAPを貯めて、スフィア盤という「双六」の上でそのAPを使って駒を進めながら、各々のマスの能力を取得していくという方式である。
最初は各キャラクターのルートは決められているが、ゲームを進めていくうちに他のキャラクターのルートへも進めるようになるため、プレイヤーの好きなようにカスタマイズができる。
(もっとも、同じスフィア盤の上を進むため、最終的には各キャラクターにおけるステータス・アビリティ上の個性がなくなってしまうことになるのだが)
面白いことは面白いのだが、従来のATBや経験値が実際の戦闘・成長をまがりなりにも模したものであったのに対し、CTBやスフィア盤は本当に「ゲームシステム」でしかなく(スフィア盤ってどこにあるんだ!?とか疑問が尽きない)、上手に騙されているという感じがしないのも確かである。

現在、【七曜の武器】関連で入手できていないものと入手方法は以下の通り。

【日輪の聖印】:ナギ平原の「とれとれチョコボ」をタイム0:00:00未満(現在の私のタイムは0:27:20)。
【火曜の聖印】:ガンドフ雷平原の雷避けを連続200回以上(現在の私の記録は連続135回)。
【木曜の聖印】:マカラーニャの森のチョウ探しを中央・北部両クリア(難易度が低い序盤の時から1回もクリアできたことがない)。

……できるかい、こんなもん(血涙)。
他の人はどうか知らないが、私は手先がへっぽこだからRPGをやってるんだぞ。
ちなみに日輪がティーダ、火曜がルールー姐御、木曜がキマリ=ロンゾ、
月輪がユウナ、土曜がアーロン先生、金曜がリュック、水曜がワッカの武器です。

モンスター訓練場
ジャガーノート(ツノ)
ファヴニル(竜)
プテリクス(鳥)
タンケット(甲羅)
ヴォーバン(オメガ遺跡)
ヒュージスフィア(2種族)
アイアンクラッド(鉄巨人)
カタストロフィ(6地域)
ブラキオレイドス(6種族)
を撃破して計30体。
そして、持ち越しは
神龍(水没洞)
エレメンタル・ネガ(エレメント)
ネスラグ(全地域)

アルテマバスター(中間)
すべてを超えし者(完全)←未登場(涙)
を加えて5体。
あ、ちなみに【ドライブをAPに】は一切使っておりません。

それでは、お名残惜しいですがこの辺で。
またFF12あたりでお会いしましょう。
またやるんかい!?ってことよりも
映画『FINAL FANTASY』やTVアニメ『Final Fantasy:Unlimited』やPS2用オンラインゲーム『FINAL FANTASY XI』はどうした!?
という点にツッコミをしていただけたら幸いです。

ところでエンディングのユウナ、飛びつこうとするタイミングがおかしくありません?(←野暮)


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