甲斐高風のGAME REPORT

『FINAL FANTASY X』(スクウェア/プレイステーション2)


「前半(オープニング〜マカラーニャの森)」


0:00「−−−−」(2001年7月19日初稿、2001年7月30日改稿)
わかってます、わかってます。
このHPを閲覧している人のほぼ全員(共同管理人様含む)が200万本売れようが売れまいがFF10なんかに興味がないことは。
これは、油断するとクリアするのに中断期間含めて9ヶ月(FF7の時の実話)、なんてことがないように自分を鼓舞するためのものなのです。

と、いうわけで発売日に購入してプレイ開始。
まずは順調な滑り出しだ(笑)。
実はコカ・コーラ等の懸賞賞品として一週間程前から出回っていたらしく、既にクリアした人もいるようだが、ゲームの感想はいいとして、ラスボスやエンディングの情報を語るのはせめて発売日までは待って欲しかったなぁ(笑)。

18:09「ミヘン街道・南端」(2001年7月23日初稿、2001年7月30日改稿)
ティーダ(17)
本編の主人公。
RPG業界には珍しく、主人公の癖に剣よりも拡声器が似合い、口癖が「〜ッス」なスポーツ選手(ザナルカンド・エイブスのエース)。
私は体育会系とは根本的に思考回路が異なるので感情移入するのに一苦労(笑)。
ところで、キミがワッカからもらう剣フラタニティはストーリー的にも重要、能力的にも優秀な剣だけど、初期装備のロングソードはキミの父親ジェクトの土産なのに、簡単に取り替えちゃっていいの?
それとも、こんなところにもキミの父親コンプレックスが……?
声はNHKプロモーション所属の役者・森田成一。

ユウナ(17)
大召喚士ブラスカの娘。
鎖骨と袴とチラリと見える太股と召喚獣をこよなく愛する私への挑戦状(或いは御褒美)のようなヒロイン召喚士。
今回は各地の寺院で召喚士がそれぞれの召喚獣に力を貸してくれるように必死に祈り、願いを聞き入れられたら使えるようになります。
そりゃもう必死に祈るので、召喚獣を手に入れる度に彼女はヘロヘロになり、喘ぎます。
やはり彼女は私への挑戦状(或いは御褒美)のようです(笑)。
声はNHKプロモーション所属の役者・青木麻由子。
で、その召喚獣なのですが、今回は召喚獣も普通に戦います。
従来の「呼ばれて飛び出てメガフレア」っていう傍若無人ぶりが好きだったんですけどね。
そして、私の愛するカミナリジジイ・ラムウはFF8に続いて今回はお休みらしいです。
FF8のケツァクウァトルといい今回のイクシオンといい、スタッフ(FF8とFF10は基本的に同じスタッフらしい)はラムウがお嫌いですか。

リュック(15)
不思議な言語とスピラ(ゲームの舞台となる世界)では禁断の機械を駆使するアルベド族の少女。
ストーリー展開からいくと絶望的な状況で運命的な出会いを果たしたこっちがヒロインでもおかしくないんですが……単にティーダの好みかどうかってことでしょうか?
まぁ、最近のFFはヒロインと出会う前に女性のメインキャラクターが登場するのがパターンではあるんですが。
実際、手榴弾を愛用するコギャルがヒロインというのもファンタジーRPGとしてはどうかと思いますし。

ワッカ(23)
ユウナのガード(召喚士の護衛)。
パーティ二人目のスポーツ選手(ビサイド・オーラカのエース兼コーチ)で、武器はボール(笑)。しかも命中率は誰よりも高いのだから不思議な男だ。
なんでパーティに二人もスポーツ選手が!?と、思っていたら、実は、海が大半を占めるスピラでは水中で長時間活動できることが重要で、水中格闘球技ブリッツボールの選手にはその能力があるからなんですよね。
ちなみに私は彼を18歳くらいだと思っていたので「老けた18歳だな〜」とずっと思っていました。
声は中井和哉(ロロノア・ゾロ/『ONE PIECE』とか)で、個人的にはメインメンバー中一番適役。

ルールー(22)
ユウナのガード。
これまた鎖骨とチラリと見える太股をこよなく愛する私への挑戦状(或いは御褒美)のような黒魔道士の姐御。
しかも口紅は紫で勝利ポーズは「お疲れ様……」と言いながらの「だっちゅーの♪」(死語?)という確信犯。誰に向かってポーズをとっているんだろう?
武器は人形(モーグリとか)なのだが、その人形がぴょこぴょこ歩いていって攻撃を空振り、ぴょこぴょこ戻ってきて「ちっ……」と舌打ちするまでの間を敵も味方ももてあましている様がなんとも愛しいです。
声は夏樹リオ。

キマリ=ロンゾ(約25)
ユウナのガード。
FF9のネズミ女に続き今回の竜騎士は獅子男です。寡黙な男らしく、未だ唸り声くらいしか聞いていません。
そして、私の愛する「ジャンプ」が遂に【敵の技】になってしまいました。
……いや、確かに人間業じゃないけどさ……

アーロン(35)
元・ブラスカのガード。
サングラスと徳利と大剣が手放せない隻眼のいぶし銀親父。
アーロン先生と呼ばせて下さい!
でも、私のコマンド入力が下手な所為で、うちのアーロン先生の【秘伝:牙龍】は威力が低いです。すいません、先生。
まぁ、ティーダの【剣技:スパイラルカット】もワッカの【スロット:エレメントリール】もルールーの【テンプテーション(黒魔法みだれうち)】も似たようなもんですが。

オープニング
いきなりクライマックス目前らしく、メンバー勢ぞろいで焚き火なんぞ囲んでいます。

「最後かもしれないだろ?だからぜんぶ話しておきたいんだ」

というティーダの言葉と共に回想シーンへ(厳密にはティーダの回想ではありえない、ティーダが体験していないシーンが多々出てきますが、野暮は言わないでおきましょう)。
このシーンへ戻って来れるのはいつの日になるんでしょう。

〜ザナルカンド〜海底遺跡
ティーダ、ブリッツボールの試合中、かっこいいけど球状のプールから高々と飛び上がってオーバーヘッドキックなんてできるのか!?とツッコミを入れる間もなく『シン』といきなりのファーストコンタクト。
ザナルカンドの街が滅茶苦茶に破壊される中、ティーダは謎の少年に

「はじまるよ。泣かないで」

と訳のわからないことを言われつつもアーロン先生(ティーダの知り合いらしい)に助けてもらい、ほっと一安心。
……と、思いきやアーロン先生は『シン』に「いいんだな?」と念を押した(!?)後でティーダに

「覚悟を決めろ。他の誰でもない。これはお前の物語だ」

と捨て台詞を残し、ティーダ、覚悟が決まらないまま『シン』に吸い込まれてしまいます。
で、気がつくとアーロン先生とはぐれていきなり見知らぬところにいます。
どうやら物語が始まったらしいんですが、さっぱりわけがわかりません。
泣きそうです。
その後アルベド族の少女????(←バレバレじゃん)と出会ったりしますが、『シン』との2回目の遭遇でまたしてもはぐれてしまいます。

〜ビサイド寺院
ヒロイン・ユウナ(と4人のガード)、登場。
召喚獣ヴァルファーレを入手しユウナが召喚士としてデビュー。
『シン』を倒すために各地の寺院で召喚獣を手に入れるのがとりあえずの目的のようです。
ティーダはブリッツボールの才能を見込まれてユウナのガードでもあるワッカの所属するビサイド・オーラカに入り、ルカの街のトーナメントに出場する為に同行することに(ブリッツボールの選手が集まるのでティーダの知り合いがいるかもしれないので)。
と、いうことでヴァルファーレが犬がくわえていた「よごれたベタベタのなにか」で新技を覚えるあたりに疑問を感じつつも、次の寺院へ。

〜キーリカ寺院
早くも『シン』と3回目の遭遇、その犠牲者をユウナが初の『異界送り』、なんてことがあって召喚獣イフリート入手。
ちなみに、出会って間もないティーダ&ユウナが物凄い勢いで恋愛イベントをこなしていってます。
特にユウナはティーダに対して

「……キミは、ここにいるよ」

「あのさ……ガードお願いしちゃダメかな?」「ガードじゃなくてもいいの。そばにいてくれれば……」

と、いう感じで突っ走っています。スピラにはバレンタインもクリスマスも夏祭もないかもしれませんが、それにしても焦りすぎではありませんか、ユウナ様?

〜ルカ
シーモア=グアド(28)初登場。
召喚士にして寺院の老師。
前情報からこいつは最後の味方か最後の敵だろうと予想していましたが、不敵な笑みと醜悪にして強力な召喚獣アニマを見た瞬間、敵決定(独断)。
あ、でも、そのうちユウナもどこかの寺院であの半魚野郎を召喚できるようになるのか!?

アーロン先生と再会し、2人そろって正式にユウナのガードに。
この時、アーロン先生から『シン』の正体を一応教えてもらうんですが……謎が深まっただけなんですけど、先生?

「真実を見せてやる。怒るのも泣くのもそれからにしろ」

わかりました、先生。
で、相変わらずティーダ&ユウナは突っ走っています。

「はぐれたら、それ(指笛)で合図な。そしたら、オレ、すぐに飛んでいくから」
「……もし、ダメそうな時は指笛吹いて。そしたらわたし……飛んでいく」

……この会話、なんとなく後々の伏線の匂いがするんですが(笑)。
更に、別ラインでも突っ走り始めている方々がいるんですけどね(微笑)。
あ、ちなみに肝心のブリッツボール・マイカ総老師在位50年記念トーナメント決勝戦の結果は……

常勝:ルカ・ゴワーズV.S.万年初戦敗退チーム(23年連続初戦敗退だった):ビサイド・オーラカ
前半:0−1 4:42ティーダ
後半:0−0
結果:0−1

おめでとう、ビサイド・オーラカ!
……って、えーと……
『あの日の思い出』を振り払って会得したジェクトシュート(後半からしか使えない、ちなみに正式名称はジェクト様シュート3号)はなんだったの!?
あの満員の会場から湧き起こった後半3分のワッカコールはなんだったの!?
と、とりあえず、以後ブリッツボールがミニゲームで遊べるようになります(あちこちで書かれているように思いっきり『キャプテン翼』っす)。
早速、ルカの街でキーパー・ジュマルとフォワード・シャーミ嬢をスカウト。シャーミ嬢は現在、何故かうちの得点王です。
ちなみにブリッツボールの賞品にはワッカの【スロット】の新技もあったりします。

35:32「ジョゼ街道」(2001年7月30日)
ブリッツボール、ルカの街でFFシリーズおなじみのビッグスとウェッジがスカウトできます。
特にウェッジは相当優秀なフォワードらしいです。
が、気がつくとグアド・グローリーにスカウトされていました(笑)。
いいんです、うちのフォワードは既に主人公・ティーダと突撃レポーター・シャーミ嬢と決まっているんですから。
ところで、アルベド・サイクスってかなり強いのに(現時点で我が新生ビサイド・オーラカが唯一敗北)、どうしてユウナを誘拐してまで万年初戦敗退チームに八百長を仕掛けたんでしょう?
八百長自体がフェイクで、ユウナ誘拐が真の目的だったのでしょうか?
仮にそうだとしても、何故ビサイド・オーラカは勝てたのでしょうか(笑)。

〜ミヘン街道
召喚士ベルゲミーネが初登場し、ユウナと腕比べ。

ベルゲミーネ、召喚獣イフリートを召喚。
ユウナ、召喚獣ヴァルファーレを【マスター召喚】
いきなり【シューティング・パワー】
OVERLILL勝利(笑)。

召喚士の旅の目的は『シン』を倒しうる唯一の力・究極召喚を身につけることだと判明。
唯一というのはどういう意味でしょう?
単に一番強力な攻撃で、これ以外は今まで『シン』に通用したためしがないということでしょうか?
それとも『シン』や究極召喚の性質的な問題なのでしょうか?
『シン』は倒しても生まれ変わるそうなので(機械で楽をするという罪を犯した人間に与えられた罰だから、許されるまで復活するというのがスピラの俗説)、
多分後者なのでしょう。

〜キノコ岩街道
最後の敵(独断)、シーモア=グアド老師再登場。
ミヘン・セッションによる通行止めを通してくれた上に作戦司令部へ招待してくれます。
……罠だな(独断)。
でも、ここのボス戦では彼も参戦し、AP(いわゆる「経験値」)も取得しています。
あれ、ひょっとして最後の敵じゃなくて最後の仲間なのか!?
しかし、一見まっとうな言動をしていても、相変わらず不敵な笑みを浮かべているので、引き続き最後の敵と認定(独断)。
ちなみに参戦中は召喚士なのに召喚は使ってくれません(笑)。
ロッドによる通常攻撃(居合のように鋭いスイングなのが妙に気になる)、
黒魔法のファイア、サンダー、ウォータ、ブリザド、ファイラ、サンダラ、ウォタラ、ブリザラ、
白魔法のケアル、ケアルラ、ライブラ、バファイ、バサンダ、バウォタ、
そして【レクイエム】で戦ってくれます。
……どうしてバコルドだけ覚えていないんだろう?

更にエボン四老師の一人ウェン=キノックも登場。
僧兵の指揮と討伐隊の監督を担当しているそうですが、見事なまでの小悪党です(笑)。
寺院丸ごと悪なのか。
ちなみにアーロン先生と知り合いらしく(先生は元・僧兵らしい)、この10年どこでなにをしていたのかを彼が先生に尋ねると

「友との約束を果たしていた……まだ終わっていない」

との答え。一度は言ってみたい台詞です(笑)。

また、ルールー姐御のかつての彼氏(既に他界)はブリッツボールの大会で1回でも勝ったら結婚を申し込むつもりだったらしいことも判明。
最終的には23連敗もしたビサイド・オーラカ所属でその決意は、姐御に失礼な気もしますが。

ちなみにミヘン・セッションとは具体的にはどんな大作戦だったかというと、
1.世界各地で捕獲した『シンのコケラ』をここに集め、こいつに悲鳴をあげさせて、『シン』をおびき寄せる。
『シンのコケラ』とは『シン』の体から剥がれて置き去りにされた魔物で(ちなみにコケラとは「うろこ」のこと)、『シン』はこれを取り戻しにやってくる習性がある。
2.討伐隊が『シン』を海岸線で足止めし、時間を稼ぐ。
3.アルベド族が寺院が禁止している「いにしえの機械」(召喚獣に負けない力を持つそうな)を使って『シン』に止めを刺す。

結果。
1.『シンのコケラ』が合体してボスに(笑)。
『シン』が『シンのコケラ』を回収できるってことは『シンのコケラ』同士もくっつく可能性があることにどうして誰も気づかなかったんでしょう?
2&3.「1」の段階で計算ミスをするような連中なので、『シン』の強さも完全に読み間違っており、『シン』の強力な一撃で壊滅。

と、いうことで結局『シン』と4回目の遭遇、そしてユウナの2回目の『異界送り』という結末になりました。
ところで、『シン』を見ているとなんとなく『犬夜叉』(高橋留美子/小学館)の奈落を思い出すのは私だけでしょうか?

43:26「幻光河・北岸の道」(2001年8月6日)
PS2にメモリカードを挿したまま電源を入れたり切ったりリセットしたりするとデータが飛ぶことがあるらしいです。
私は頻繁にメモリーカードを抜いたり挿したりする方がデータが飛びやすいのかと思って挿しっぱなしで遊んでいました。
これからは気をつけねば。

ふらふらとコンビニに入ったら、男性2名がFF10のネタバレトークを繰り広げていました(笑)。
これからは気をつけねば。

〜ジョゼ=エボン寺院
召喚獣イクシオン入手。
ミヘン・セッションで壊滅した討伐隊が退却してきていて、ユウナはその手当&『異界送り』(3回目)で徹夜(そして寝坊)。
ちなみにここまでで登場した召喚士は以下の5名。

召喚士ドナ(ガードはバルテロ1人)
召喚士シーモア=グアド(ガードはグアド族2人)……ちなみにグアド族族長である上に老師としてマカラーニャ寺院僧官長も務めています。やっぱり最後の敵(独断)は美形エリートと相場が決まっているんですね。
召喚士ベルゲミーネ(ガードは0人!?)
召喚士イサール(ガードはマローダ&パッセの2人)
召喚士ユウナ(ガードはキマリ=ロンゾ&ルールー姐御&ワッカの3人にティーダ&アーロン先生&リュックを加えて6人に)
(ちなみにユウナの父・大召喚士ブラスカのガードは2人)

……いや、ユウナの「ガードの人数は信頼できる人の数と同じです」という主張もわかるんですが……これは確かにドナに「ぞろぞろとみっともない」と言われるのも無理ないかも……FF10の戦闘は一度に3人以上参加できないんですし……

〜幻光河
召喚士ベルゲミーネ再登場、ユウナと2回目の腕比べ。

ベルゲミーネ、イクシオン召喚。
愛しのカミナリジジイ・ラムウよ、貴方の出番を奪った召喚獣を見事仕留めてみせましょう!
ユウナ、イフリート召喚。
今回は普通に戦いながらOVERDRIVEゲージをためて【地獄の火炎】
OVERKILL勝利。

で、【召喚士の心】を手に入れます。
今まで持ってなかったんだね、ユウナ。
ところで、ユウナって下着は上下とも黒なんですよね。
……やはり彼女は私への挑戦状(或いはご褒美)のようです(笑)。

水辺の民ハイペロ族登場なのね〜ん。
ちなみにここまでで登場した亜人は他にも、
不思議な言語と禁断の機械を使う緑の瞳のアルベド族(リュックとか)、
「竜剣」で覚えた「敵の技」を使う霊峰ガガゼト山の獅子人間ロンゾ族(キマリ=ロンゾとか)、
異界に近いグアドサラムの植物人間グアド族(族長シーモア=グアドとか)、
などがいます。

リュックと再会。
ルカの街に続いて幻光河でもユウナを誘拐しようとしたアルベド族の彼女が、なんとユウナのガードに。
ちなみにティーダとの感動の再会の言葉は

「待てこの人でなしー!」
「死ん……でる?」

でした。まぁ、それはそれとして、FF10では全体攻撃&全体回復の手段に乏しいので、彼女の【調合】は重宝すると前情報で聞いていたのですが、彼女のレクチャーによると

「アイテム組み合わせて使うとこういうこともできちゃうわけ。ま、テキトーにやってんだけどね」

とのこと。……いつか爆発オチが待っていそうなんですけど、大丈夫でしょうか、ニギヤカ担当?

45:42「幻光河・北岸の道」(2001年8月13日)
慌てない慌てない、一休み一休み。

ところで、ユウナの瞳が右目が緑(!)、左目が青のオッド・アイであることに触れるのを忘れていました。
下着の色が上下とも黒であることには触れたのに。

60:44「ルカ=スタジアム・メインゲート」(「マカラーニャ湖・旅行公司」から転進中)(2001年8月20日)
↑普通の人はこのくらいプレイすればエンディングまで辿り着いているんだろうけど、相変わらずのへっぽこプレイぶりで未だ中盤(笑)。
何せ、召喚獣のOVERDRIVEゲージは有事の際(ボス戦とか)に備えて常に満タンにしておくべきだということに、最近気づいたくらいですから。
今までは雑魚相手にもOVERDRIVE技を惜しみなく使い、常にゲージは空でした(笑)。
それはそれとして、メモリーカードの上にビデオテープを倒してしまったんですけど、大丈夫なんでしょうか?
来週あたりデータがふっ飛んでプレイレポート終了したりして(笑)。

ところで、『シン』ってやっぱり“sin”(神の掟に背く罪)が語源なんですかね(ちなみに“crime”は法律上の罪 )。

〜グアドサラム
最後の敵(独断)、族長シーモア=グアド率いるグアド族の街・グアドサラムに到着。
いわば敵の本拠地です(独断)。
で、シーモア=グアドがユウナに大切な話があるそうで、いきなり彼の身内トワメル=グアドによってシーモアの屋敷へ招待されます。
……罠だな(独断)。
少なくとも、トワメル=グアドの口調は思いっきり悪役の腹心です(笑)。
で、シーモア=グアド、三度登場。
ここで1000年前のザナルカンド(!)や歴史上初めて『シン』を倒し世界を救った召喚士・ユウナレスカ(ユウナの名前は彼女よりいただいている)&ガード・ゼイオンの映像を見せられます。
ちなみにこのユウナレスカ、セクシーなビキニを身に纏いものすごい露出度を誇っています。
つまり、ドナが服というよりは黒い紐(笑)を身に纏いものすごい露出度だったり、一見清純派のユウナですら黒い下着を身に纏い肩や背中を露出させていたり、男性のシーモア=グアドまでもが上半身をかなり露出させていたりするのは、初代大召喚士ユウナレスカ以来の召喚士の伝統(笑)ということです。
どうやら、召喚士は全員、私への挑戦状(或いは御褒美)のようです(笑)。
そしてユウナはシーモア=グアドに何か耳元で囁かれ……

「……プロポーズを申しこまれました」

……「マジッスか?」(思わずティーダとハモリ)
敵は敵でも恋敵かい、シーモア=グアド。
どうやら「『シン』を倒してスピラの人たちを幸せにしたい」のと同じ意味合いで「(大召喚士の娘とグアド族族長がエボンの名の下、種族の壁を超えた結婚という)明るいニュースでスピラの人たちを幸せにしたい」のが目的らしいです。
確かにスピラは『シン』による破壊と殺戮のせいで、楽しみがブリッツボールくらいしかない世界ですが、
で、でも、さっきシーモア=グアドはユウナレスカ&ゼイオンの映像を見せながら「ふたつの心をかたく結んだ永遠に変わらぬ愛の絆」とかなんとかラヴラヴなことを言っていませんでしたっけ?

で、ユウナ、求婚への答を出すために亡き両親に会いに異界へ。
もっとも、異界は召喚士に『異界送り』された死者の皆々様が住んでいるわけではなく、生者の思い出に幻光虫が反応して死者のマボロシを見せてくれるところ、らしいです(だから現れた死者は喋ったりはせず、佇んでいるだけ)。
その割にはティーダがワッカからもらった剣フラタニティをパワーアップしてくれますけど。
そもそも「幻光虫」自体が虫ではなく、
過去の幻影(異界の死者とか)、
スフィア(人の想いを封じて留められる、らしいので能力開発や記録媒体として利用)、
魔物(『異界送り』してもらったり生前より死を受け入れたりしていない死者の「生者への妬み」がスピラに留まると魔物になる、らしい)、
召喚獣(祈り子の夢が召喚士の精神を通じて実体化したもの、らしい)、
といった、スピラの色々な不思議な現象の親玉なので、深くは考えないことにしましょう。

異界からの帰り、今は亡きグアド族の先代族長ジスカル=グアドが迷っていた(!)のでユウナ、4回目の『異界送り』。
若くしてグアド族族長、召喚士、エボンの老師(マカラーニャ寺院僧官長)とエリート街道驀進中のシーモア=グアドは、グアド族の父・ジスカル=グアドと人間の母とのハーフで、先代族長としてグアド族に初めてエボンの教えを広めた父・ジスカル=グアドは死後迷っている……
……最後の敵(独断)について何やらつかめてきたような気がするんですが、ユウナとの結婚がどう結びつくのかがわからないんですよねぇ。

それから、アーロン先生、
どうして先生からシーモア=グアド曰く「異界の匂い」がするんですか?
どうして先生はティーダ達と一緒に異界に行かなかったんですか?
どうして先生は『異界送り』の時にあんなに苦しそうなんですか?

結局ユウナは『シン』を倒すことこそがスピラの人たちの一番の幸せということで、求婚は断ることに。
しかし、シーモア=グアドは自分が僧官長を務めるマカラーニャ寺院に出立してしまったそうなので、彼を追いかけてマカラーニャ寺院へ。
……罠だな(独断)。或いは、単にユウナに断られるのがイヤで返事を聞くのを避けたか(笑)。
個人的には、向こうから催促されるまで返事はうやむやにしておくのが得策だと思うのですが、マカラーニャ寺院は元々次の目的地ですしね。

ちなみにここでルールー姐御に

「余計なお世話かもしれないけどユウナのことを好きになっちゃダメよ」

と念を押されます。ユウナと初めて出会った時にワッカにも同じ事を言われたのですが、さっきのユウナレスカ&ゼイオンを初めとして今までスピラを旅した感じでは召喚士は恋も許されないというわけでもなさそうなのに……
……単にティーダがユウナの相手に相応しくないと思われているだけだったりして(笑)。

〜ガンドフ雷平原
「ガンドフ雷平原ではティーダに雷が落ちることがあります」というよく考えるとものすごいチュートリアルを読みながら北上。
リュックは雷が大のニガテで「きゃあぁぁ〜っ!?」と絶叫しまくり、主人公(ティーダ)にしがみつきます。主人公との運命的な出会いに続くヒロインの王道資質ですね、と言いたいところですが、
雷への恐怖のあまり「へへへへ……」と壊れてゴキブリのようにサカサカサカッと移動したり、雷がニガテになった理由が「幼い頃海で遊んでいたら魔物に襲われて、慌てて助けようとしたアニキのサンダーの魔法をびゃびゃびゃびゃびゃ〜っ!っと食らってしまったから」だったりするところを見ると、
やはりヒロインよりもニギヤカ担当が相応しいようです。
ちなみに彼女は戦闘中にサンダー系の魔法を食らうとちゃんと「きゃあっ!」と絶叫します(笑)。これ以外にも戦闘中のボイスは妙なところで芸が細かくてステキです。
で、ヒロイン・ユウナの方はというと

「わたし結婚する」「スピラのために……エボンのために……そうするのが一番いいと思いました」

と、爆弾発言。どうやら翻心したわけではなく、ジスカル=グアドを『異界送り』した際に彼が遺したスフィアを見た結果、シーモア=グアドと話し合う必要を感じ、結婚の承諾を取引の材料にするつもりのようですが。

〜マカラーニャの森
さりげなくグアド族がシーモア=グアドとユウナの婚約の話題をスピラ中に広めているようです。
まだ返事もしていないのに、外堀から埋める作戦ですね。流石は最後の敵(独断)。

アーロン先生がティーダに見せたいものがあるといって、森の外れのスフィアの泉で【ジェクトのスフィア】を発見。
召喚士・ブラスカ、ガード・ジェクト(!)&アーロンの旅を記録した10年前のスフィアだそうです。
どうやらスフィアの泉の魔物を倒したことで世界各地に隠されているジェクトのスフィアの封印も解けたみたいです。
しかもジェクトのスフィアを発見した暁には、アーロン先生の【秘伝】の新技が覚えられます(ここでは【秘伝:流星】を習得)。
これはシーモア=グアドと結婚なんかしている場合ではありません!
ティーダのため、ユウナのため、アーロン先生の【秘伝】の新技のため、ここで華麗に転進(笑)。


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