2025年






『魔女の笑窪』(大沢在昌/文藝春秋 2006.01 → 文春文庫 2009.05)
ノミネート全56作
・ 地獄島の娼婦から島抜けして裏社会でコンサルタントとして生きる水原冬子の物語。魔女シリーズの1冊目。

・ ちなみに、2025年の読破数56作の内訳は電子書籍15作、漫画以外では2025年から積読を崩すために解禁した入浴中の読書30作、その他11作となっている。 この本は長年の積読を崩してようやく読破。

・ 女性主人公のハードボイルド小説で読んだ時の自分にほどよいエロとほどよい暴力とほどよいサスペンスだった。 実は読破時に感想をメモしたデータを吹っ飛ばしてしまったのだがそんな過去を振り返らない振り返れないところも実にハードボイルド小説の読後として相応しいといえるのではないだろうか(そうか?)。

・ 個人的に印象深いハードボイルド小説といえばロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズと原ォの沢崎シリーズ。


・ ちなみに、2025年の作家は、魔獣戦士ルナ・ヴァルガーシリーズで8冊の秋津透。ちなみにずっとルナ・ヴォルガーだと思い込んでいたのは内緒だ。あと余談だけど獣人族と人間とに子供が生まれた前例はないのに獣人族ゾアン・ウールス巫女シャーマンリム・リオネルが無謀戦士バト・ロビスの子を妊娠しみごもっちゃうという展開が当時の甲斐高風の性癖に多大な影響を与えたのも内緒だ。


・ ちなみに、2020年から続けて2025年も海外古典強化期間として新潮文庫の「Star Classics 名作新訳コレクション」を片っ端から読んでいる。まだ19人目44作目48冊目だけど。

・ 進捗状況は、2020年開始時73冊、2021年開始時65冊、2022年開始時62冊、2023年開始時60冊、2024年開始時56冊、2025年開始時59+10冊追加−8冊読破=残り61冊/全103冊。

・ 2年連続で増えてるじゃないか。たぬきはもうおしまいです……。

・ それはそれとして2025年の海外古典は1961年に出版されたグラス家サーガのひとつ、村上春樹訳の『フラニーとズーイ(Franny and Zooey)』(J.D.サリンジャー(Jerome David Salinger)/新潮文庫 2014.03)

・ 「フラニー(Franny)」「ズーイ(Zooey)」収録、そしてリーフレットとして村上春樹の〈投げ込み特別エッセイ〉「こんなに面白かったんだ!」も収録。リーフレットになっている理由は「J・D・サリンジャーは自分の本の中に訳者の「まえがき」とか「あとがき」とか、そういう余分なものを入れるのを固く禁じている」とのこと。

・ 誤解を恐れずに書くのなら読んでいる最中はそこまで面白い作品だとは思えなかったのだが、「こんなに面白かったんだ!」を読むことでこんなに面白かったんだ!とまではいかないにしてもだいぶ腑に落ちた。もしかしたら今までの読書体験で一番翻訳者によるメッセージが響いた作品かもしれない。


新潮社   Star Classics 名作新訳コレクション
  『フラニーとズーイ』 J・D・サリンジャー、村上春樹/訳
  『フラニーとズーイ』J.D.サリンジャー 村上春樹 訳
「 名門の大学に通うグラス家の美しい末娘フラニーと俳優で五歳年上の兄ズーイ。物語は登場人物たちの都会的な会話に溢れ、深い隠喩に満ちている。エゴだらけの世界に欺瞞を覚え、小さな宗教書に魂の救済を求めるフラニー。ズーイは才気とユーモアに富む渾身の言葉で自分の殻に閉じこもる妹を救い出す。ナイーヴで優しい魂を持ったサリンジャー文学の傑作。──村上春樹による新訳! 」



・ ちなみに、2025年の漫画家は8冊の閃凡人


参考資料甲斐高風のBOOK LIST(大沢在昌)
参考資料甲斐高風のBOOK LIST(秋津透)
参考資料甲斐高風のBOOK LIST(J.D.サリンジャー(Jerome David Salinger))
参考資料漫画家作品年表(閃凡人)


TVドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS 2025.10.-2025.12.)
役者芳根京子、本田響矢(『波うららかに、めおと日和』フジテレビ 2025.04.-2025.06.)
ノミネート全65作
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
 


『波うららかに、めおと日和』
 


TVアニメ『瑠璃の宝石』(TOKYO MX 2025.07.-2025.09.)
TVアニメ・振興賞『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』(TOKYO MX 2023.06.-2023.09.)
TVアニメ・振興賞『BanG Dream! Ave Mujica』(TOKYO MX 2025.01.-2025.03.)
ノミネート全198作
『瑠璃の宝石』
 


『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』
『BanG Dream! Ave Mujica』
・ 


参考資料甲斐高風 GRAND PRIX 第二部  2023年のSpotify My Top Song・特別賞「栞」(MyGO!!!!!)(『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』エンディング TOKYO MX 2023.06.-2023.09.)


邦画『爆弾』(2025年)
ノミネート全13作
 


洋画『ウィキッド ふたりの魔女(WICKED)』(2024年:アメリカ)
ノミネート全13作
・ 1900年のライマン・フランク・ボームの小説『オズの魔法使い』→1939年の映画『オズの魔法使』→1995年のグレゴリー・マグワイアの小説『ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語』→2003年のミュージカル舞台『ウィキッド』→2024年に満を持しての映画化が本作(前後編の前編)。

・ という流れを全く知らずにオズの魔法使いの西の悪い魔女エルファバ(シンシア・エリヴォ、日本語吹替:高畑充希)と南の善い魔女グリンダ(アリアナ・グランデ=ブテーラ、日本語吹替:清水美依紗)の前日譚という情報だけで映画館に観に行ったので「冒頭で『Wicked: Part I』って出てくるけどエピソード0みたいな意味合いかな?」「ミュージカルじゃん!」「161分の映画なのに続く……続く!?本当にパート1だったの!?」とか基本的なところから驚いていたけどなんだこれ面白すぎるぞ。

・ 大学ミュージカルもしくは五角関係恋愛ミュージカル(エルファバ、グリンダ、フィエロ王子、マンチキンのボック、エルファバの妹で車椅子で生活しているネッサローズで五角関係)として面白すぎる。机動かしたり図書室のハム車本棚使ったりしてモブもみんなで踊るミュージカル大好き。

・ 歌とダンスと衣装が本当に良い。

・ ミラーリングで友情が育まれるのはミュージカルならではで好きなのですがここ原作小説だとどうなってるんだろう。ダンスパーティだから同じ流れなのかな。

・ ちなみにガリンダ改めグリンダ見て劇場版『ベルサイユのばら』のマリー・アントワネットを映画館で観たばかりだからなのかなんか平野綾を思い出してた。

・ オズの魔法使いといえば1986.10-1987.09テレビ東京で放映されていたTVアニメ。あれ一応『オズの魔法使い』以降の話もやってたんだよなぁ。

・ 後編の『ウィキッド 永遠の約束(WICKED FOR GOOD)』(2025年:アメリカ)も映画館で観たので補足しておくと前編が「エルファバが悪い魔女になるまでの物語」で後編が「グリンダが善い魔女になるまでの物語」。

・ ネッサローズ役のマリッサ・ボーディは本人も車椅子で生活している。

・ そもそも『オズの魔法使い』を知らない人もいると聞いて。まぁ知らずに本作だけ観てもあまり困らないのですが、 『オズの魔法使い』の主人公ドロシー&飼い犬のトトはカンザスから竜巻で家ごとオズの国に飛ばされてその家で東の悪い魔女を潰してしまったこと、カンザスに戻るためにオズの魔法使いのもとを目指すことになり道中で勇気のないライオン&脳みそのないカカシ&心のないブリキの木こりが仲間になること、あと『オズの魔法使』では東の悪い魔女は西の悪い魔女と姉妹であったことと最も有名な劇中歌が「虹の彼方へ」であったこと、くらいは事前に知っておいた方がより楽しめるような気もしますね。 ブリキの木こりって心がないのだっけ心臓がないのだっけどっちだったっけと思いながら後編を観ていたのですが本作ではどっちもありませんでした。旅の果てに手に入れられたのだろうか。

・ 助演俳優賞は翼の生えた猿のチステリー。こいつ喋らない代わりにかなり複雑な表情や仕草でいい芝居をしてましたね。


アニメーション映画『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』(2025年)
アニメーション映画・特別賞『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』(2025年)
ノミネート全18作
『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
・ 「映画ドラえもん シリーズ45周年記念作品!」


『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』公式サイト


・ のび太が夏休みの宿題の絵のために(割と高かったひみつ道具の)「はいりこみライト」で色々な絵世界を巡るところから始まる物語が最後に家族4人で団らんしながら宿題の絵を描くところで終わるのがね、最高なんですよ。

・ 名画オマージュのオープニング「夢をかなえてドラえもん」(歌:mao、コーラス:ひまわりキッズ)、挿入歌「君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!」(あいみょん)、エンディング「スケッチ」(あいみょん)。

・ 絵がテーマなのでのび太のパパの出番がちょっと多いのがいい。

・ クレアが風呂嫌い、ほんやくコンニャクや流しそうめんを食べようとしない、敵の弱点だとわかっても水鉄砲を使わないのとか序盤のチャイの発言「この迷いの森から出られないのはお前(クレア)も知ってるだろ?」とか理由がわかっても他の人の感想読むまで気づかなかったわ。

・ ファミリーマートのコラボでどら焼きがチョコ味だったのまさかそんなにチョコレイトウが重要だったとは。ちなみに近所ではいつも売り切れてて買えませんでしたよ。


ファミリーマート公式ウェブサイト   『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』公開記念! おいしくって、かわいい、ここだけのドラえもんがファミマに登場 「ドラえもんの四次元ポケットサンド」などのオリジナル商品発売や、 オリジナルのスケッチブックがもらえるキャンペーンを実施


・ 今回敵が未来人だったり味方が別行動しているからなんだろうけどスペアポケット戦術は映画の基本にしよう。

・ CMで見た時モーゼステッキは移動か探索に使ってるんだと思ったらめっちゃ切り札だった。

・ 周囲が完全に色を奪われた死の世界でひらりマントも力尽きたシーンが絶望的すぎるって他の人の感想をよく見かけたんだけど本来ゲームオーバーな場面を一度は防いでくれるのむしろひらりマント強すぎるだろ。 そして終わってみればこの絶望的なシーンで希望がぬけぬけと描かれてるのセンスありすぎる。人に言われるまで気づかなかったけどこれひらりマントが一度は防いでくれたからその真後ろにあったこの希望が無事だったんだよな。やっぱりひらりマント強すぎるだろ。

・ お城はなんでわざわざ水ビル建築機で作るんだろ他にももっとひみつ道具あるだろってちょっと引っかかっていたらその引っかかりは正しかった。

・ ちなみのこのシーンでアイドル雀士スーチーパイ4のホワイト修正(当たり牌を白く塗り潰して白にしてしまうイカサマ麻雀技、ちなみに白が当たり牌になる場合そのままロンされてしまう)を何故か思い出したのはさすがに自分だけでいい。

・ 周囲が完全に色を奪われた死の世界のシーンのバランス感覚がすごいというか、ここでドラえもんは反撃の糸口をつかんで(なおなにが糸口だったのか甲斐高風には全然わからなかった)すぐドラえもんが反撃に転じようとする→ドラえもんも色を奪われ力尽きる→そのドラえもんに駆け寄ったのび太もすぐ何が反撃の糸口になるか理解する(なおなにが糸口だったのか甲斐高風には以下省略)、と絶望的なシーンなのに主人公達が全然あきらめないからなんとか見れるシーンだよなぁと思った。

・ あとこの色を奪うブレスは色がないからなのか流石に空気には効かないみたいですね。空気砲の砲弾もブレスに威力で押し負けてたけど砲弾自体が無効化はされてなかったですし。

・ のび太が描いた「大好きなドラえもん」が「のび太大好き」なの最高かよ。ミニドラっぽいというのは人に言われるまで気づかなかった。

・ ずっとマイロお前無意識にクレアに告白してね?って思ってたら思ったより本人が自覚してた。「絵を描くコツはね、大好きなものを大好きだー!って思いながら描くこと」(クレアの絵を描きながら)。 でもよく考えるとこの理論を言いながらクレアの目を表現するための画材にこだわってたのちょっと画家のプロ意識と愛の暴走が混ざってて面白い。

・ 細かい描写が好き。例えばクレアが橋の端の上を歩いてる時危ないだろって思っていたらちゃんとしずかちゃんがマントのはじっこつかんでいるところとか。

・ イゼールが色を奪うの火山灰で白くなってる世界からきている説好き。

・ マイロ父が絵の湖にアートリアブルーを使ったのは湖にアートリアブルーがあるというマイロへのヒント説好き。

・ この映画、わさドラで長年ベストだと思ってて今作ともどちらを上にしようか迷う『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』と同じ寺本幸代監督だったのか!

・ 前にも書いたことがあるような気もしますが自分ものぶドラ時代からのドラえもんのファンで「やっぱりドラえもんと言えば大山のぶ代」という意見にも頷いていたりしたのですが、ある日夢に出てきたドラえもんの声が水田わさびだった時にあぁなんだ自分はわさドラをちゃんとドラえもんとして認識してるんじゃないかと自覚できてそれ以来わさドラを素直に受け入れられるようになった思い出。


『ゾンビランドサガ ゆめぎんがパラダイス』
・ 破壊屋 ‐ ネタ系の映画ブログです   邦アニベストテン2025


ゲーム『UNiCORN OVERLORD』(アトラス/プレイステーション5 2024.03.08.)
ノミネート全5作
・ CERO:C(15才以上対象)。「アトラス×ヴァニラウェアが挑む新生シミュレーションRPG」「仲間と出会いながら巨悪に挑む、超王道の冒険譚をヴァニラウェアならではの高精細なグラフィックとキャラクター、自由度の高いフィールド探索と新機軸のsミュレーションバトルで描いたファンタジーシミュレーションRPG。」(公式サイトより)。


ユニコーンオーバーロード - 公式サイト




キャラクター藍原環(『はじめてのセフレ』ゆりかわ/小学館)
・ やわらかスピリッツ   はじめてのセフレ
「 一番えっちで最もピュアな両片思いラブコメ

恋愛偏差値ゼロなのに
はじめて使ったマッチングアプリで
うっかりセフレとして出会ってしまった、
佐野清貴と藍原環。 おたがい恋に落ちけれど、
割り切ったオトナの態度でいないと
捨てられてしまうと思い込んだふたりは
体を重ねながらも
なかなか距離を縮められなくて――

はじめまして で いたしてしまった ふたりの、
今 一番えっちで最もピュアな両片思いラブコメディ! 」


・ 藍原環。大学生でガールズバーで用心棒のバイトしている高身長褐色黒髪ショートカットボーイッシュ巨乳腹筋女子とかそりゃ癖にぶっ刺さるわ。

・ 佐野清貴。大学生。ロングヘアで色白でオタクでと藍原環と対照的な感じではあるのだが、「ロングヘアで色白でオタクな大学生」から安易に想像されるようなキャラクターそのまんまというわけでもなく説明が難しいキャラクター。

・ くそっ…じれってーな 俺ちょっといやらしい雰囲気に……はもうなってる!!

・ 改めて考えるとラブコメディって勢いとか不意打ちとかラッキースケベとか割と性的同意を取らないことが多いよなぁと思うのですが、この二人は基本的に性的同意だけはちゃんととってるんだよな……。

・ 今年見かけて一番応援している男女がこの二人だった。という気持ちに嘘はないけどこの項目書くために改めて確認したら全年齢の単行本の表紙ってヒロインがゴム咥えててもいいんだ……そうなんだ……しかも第1巻だけじゃなくて第2巻でも咥えてるんだ……そうなんだ……という気持ちにもなった。


・ 尚、一応2025年のキャラクター・次点を挙げておくと、草村しげみ、ナナシノ(『VTuber草村しげみ〜遠くに行ってしまった気がした推しが全然遠くに行ってくれない話〜』さかめがね/X → スクウェア・エニックス)になります。

・ さかめがね@「鬱サキュ」単行本発売中!(@sakamegane)さん / X

遠くに行ってしまった気がした推しが全然遠くに行ってくれない話(1/2) pic.twitter.com/yN6k18DTCM

— さかめがね@「鬱サキュ」単行本発売中! (@sakamegane) November 26, 2023



・ 人気VTuber・草村しげみ&彼女の個人配信による長い下積み時代からのファンにして登録者第一号・ナナシノによる遠くに行ってしまった気がした推しが全然遠くに行ってくれない話。こんむら〜。

・ ボーイミーツガールとは同時にガールミーツボーイでもある。ナナシノが草村しげみをのぞく時、草村しげみもまたナナシノをのぞいているのだ。

・ 作者は『憂鬱くんとサキュバスさん』の人。


参考資料漫画家作品年表(ゆりかわ)
参考資料漫画家作品年表(さかめがね)


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