★2024年★
本★『笑って人類!』(太田光/幻冬舎 2023.03)
漫画・振興賞★『私と脱出しませんか?』(ヨウハ/小学館)
ノミネート全47作
『笑って人類!』
・
●幻冬舎 / Gentosha●
●『笑って人類!』太田光●
「
子供達よ、信じるんだ。未来はいつも面白い。世界の平和のため、ダメダメ総理が獅子奮迅!?主要国リーダーが集結する“マスターズ和平会議”に極東の小国・ピースランド首相が、まさかの遅刻。そのおかげで惨劇を免れた彼は、ドン・キホーテのごとく立ち上がるが……。笑いと興奮と感動と――。「言葉の力」を信じる爆笑問題・太田光、祈りのような書き下ろしエンターテインメント!
」
・ 何故か読む前は「宇宙人の侵略に対して人類がお笑いで抵抗を試みる話」だと思い込んでいた。
何故かと書いたけど↑の紹介+帯に書いてあった(↑のリンク先にも書いてあった)
「「笑いもので結構! 私の子供の頃の夢はコメディアンだ。偉大なコメディアンになって世界中を笑わせたいと思っていた。今こそそれを叶えてやる」」を読んだらそう思い込めなくもないかもしれない。
まぁ帯には惨劇の原因がテロ国家であるといった↑のリンク先にも書いてあったもっと細かいあらすじもちゃんと書いてあったんですけど。
・ ちなみに当初は映画をつくるつもりだったそうな。
「ようやく理解した。神とは、目の前にいる子供達だ。あの子達が自分の神だ。殉教とはあの子達のために死ぬことだ。時間は関係ない。確かに自分はあの子供達から生まれたのだ。」(アドムの独白)
・ ちなみに、2024年の作家は、共作含めて4冊の
早川いくを。
・ ちなみに、2020年から続けて2024年も海外古典強化期間として新潮文庫の「Star Classics 名作新訳コレクション」を片っ端から読んでいる。まだ18人目36作目40冊目だけど。
・ 進捗状況は、2020年開始時73冊、2021年開始時65冊、2022年開始時62冊、2023年開始時60冊、2024年開始時56+8冊追加−5冊読破=残り59冊/全93冊。
・ 増えてるじゃないか。
・ なお、上記40冊の中には厳密には「Star Classics 名作新訳コレクション」には含まれていない『結婚式のメンバー』も含まれている。
・ と、いうわけで2024年の海外古典は1922年に出版されたドリトル先生シリーズの2作目、
『ドリトル先生航海記(THE VOYAGES OF DOCTOR DOLITTLE)』(ヒュー・ロフティング(Hugh Lofting))/新潮文庫 2019.07)。
・ ドリトル先生シリーズとの出会いはみんな大好き井伏鱒二訳による岩波書店版(オシツオサレツ!)だったが、今回は『新ドリトル先生物語 ドリトル先生ガラパゴスを救う』も書いた(そして読んだ)生物学者・福岡伸一訳による新潮社版。
●新潮社●
●Star Classics 名作新訳コレクション●
●『ドリトル先生航海記』 ヒュー・ロフティング、福岡伸一/訳●
「
イギリスの小さな水辺の町パドルビーに住む少年トミー・スタビンズは、リスの怪我を診てもらうため、動物の言葉が話せる博物学者ドリトル先生に出会った。小柄で太っちょ、シルクハットをかぶった先生と動物たち、スタビンズ少年の心躍る冒険の旅が始まる――少年期からドリトル先生の物語を愛読してきた生物学者福岡伸一による念願の新訳。全60章に原著そのままの19枚の絵を収録する。
」
参考資料
●甲斐高風のBOOK LIST(爆笑問題)●
参考資料
●甲斐高風のBOOK LIST(早川いくを)●
参考資料
●甲斐高風のBOOK LIST(ヒュー・ロフティング(Hugh Lofting))●
『私と脱出しませんか?』
・ 『私と脱出しませんか?』は
「謎解き脱出ゲームラブコメ」で、どんな漫画かというとこんな漫画↓。
●サンデーうぇぶり●
●私と脱出しませんか? - ヨウハ(監修:SCRAP)●
「
清楚、純潔、物静か。 そんなクラスの少女・綴野さんは――大の“脱出ゲーム”オタク(というより変態)だった!! 「何事も考えすぎる」少年・常深くんを巻き込んで、脱出ゲームがはじまる!!はじまる!! ★読者のみなさんも、ご一緒に解きながらお楽しみください!
」
・ で、毎回毎回出されるタイトル謎、NEXT ESCAPE、おまけ謎は甲斐高風のレベルだとサンデーうぇぶりのみんなのヒント、もとい、応援コメントの力を借りないと完全に謎が解けないことも多々あったこともあり、このご時世ネットで連載されている漫画は数あれど更新日に日付が変わるのを一番心待ちにしていた漫画でした。
・ その所為で単行本で読み直した時タイトルがわからないことがあったのは内緒だ(最終巻に各話タイトル一覧と解説載ったけど)。単行本カバー下の謎もメタ解きで答えはわかっているが実はちゃんと解けていないものがあるのも内緒だ。
・ この漫画は謎解きを楽しむだけではなく、最初に紹介したようにラブコメでもあるので、戸瀬ノ崎高校1−2の常深考助&綴野藍花のボーイミーツガール&ガールミーツボーイな物語としても楽しめるのですが、その点については綴野藍花に対する自分の感想メモを読み返してみたら「清楚って書いてあるのを見ると笑ってしまう」「ナイスバディすぎる」「割と嫉妬深い」と書いてあったことを紹介するに留めておきます。
それはそれとして最終回から最終巻のカバー下の謎の答えまでの展開がすっ飛びすぎ。
・ ちなみに、2024年の漫画家は14冊の
春輝。
参考資料
●漫画家作品年表(ヨウハ)●
参考資料
●漫画家作品年表(春輝)●
TVドラマ★『不適切にもほどがある!』(TBS 2024.01.-2024.03.)
役者★サラ・モーテンセン、ローラ・ドベール(Sara Mortensen、Lola Dewaere)(『アストリッドとラファエル4 文書係の事件録(Astrid et Raphaëlle)』NHK総合 2024.01.-2024.03.)
ノミネート全93作
『不適切にもほどがある!』
『アストリッドとラファエル4 文書係の事件録』
・ 2019年からフランスで制作されているドラマ(日本では2022年から放映)。フランスでは第5シーズンまで放映されていて第4シーズンは2023年制作。
・ パリの犯罪資料局の文書係である自閉症で几帳面な頭脳派のアストリッド・ニールセン(サラ・モーテンセン、吹替:貫地谷しほり)&パリ警視庁の警視である奔放な行動派(あるいは肉体派)のラファエル・コスト(ローラ・ドベール、吹替:林真里花)の女性凸凹コンビによるミステリー。
・ 余談ですが、今の今まで「事件簿」だと思っていたのは内緒だ。
TVアニメ★『魔法少女にあこがれて』(TOKYO MX 2024.01.-2024.03.)
ノミネート全183作
・ 2024年のTVアニメは『魔法少女にあこがれて』『アクロトリップ』『魔法使いになれなかった女の子の話』『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』と、個人的には魔法少女ものの当たり年でして、ちなみに2025年には『魔法つかいプリキュア!!〜MIRAI DAYS〜』も控えていたりします。
と、いうわけで悩みに悩んで2024年のTVアニメとして選出したのは『魔法少女にあこがれて』になります。なんでやねん。
邦画★『さかなのこ』(2022年)
ノミネート全17作
洋画★『オッペンハイマー(OPPENHEIMER)』(2023年:アメリカ)
ノミネート全13作
アニメーション映画★『インサイド・ヘッド2(INSIDE OUT 2)』(2024年:アメリカ)
アニメーション映画・特別賞★『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(THE SUPER MARIO BROS. MOVIE)』(2023年:日本&アメリカ)
ノミネート全26作
『インサイド・ヘッド2(INSIDE OUT 2)』
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(THE SUPER MARIO BROS. MOVIE)』
・ 任天堂&イルミネーションの共同製作をユニバーサル・ピクチャーズが配給。
・ 特別日本語版を視聴(英語の台本と日本語の台本と同時に制作したらしい)。
・ スーパーマリオブラザーズの世界でマリオとルイージとピーチ姫だけどうして人間なのかということの辻褄はちゃんと合わせつつ、ルイージマンション、ドンキーコング、マリオカート等々も盛り込み、それでいて「マリオがピーチ姫を助けて大魔王クッパと対決する」という最大公約数は外さない作品。
マリオ作品はもうずーっとプレイしていない自分でも最初から最後まで楽しい作品でした。
・ また、(自分も含めてだが)どうしてもマリオ経験者達は「ファンムービーだけどファンが世界に圧倒的に多いからこその大成功」のような語り方をしがちであるが、主人公マリオは現実世界のブルックリンの配管工という普通のスタートで、うだつはあがっていないが別に現実逃避などもしていない、キノコ王国などがある異世界に行っても別にチート能力を得たりするのではなく徹夜で特訓した努力の賜物で戦う、戦う動機は相棒である双子の弟ルイージを助けるため、というちゃんとマリオ未経験者でもこの映画に入り込めるような作りになっている。
・ 『レッキングクルー』のブラッキー改めスパイク出てるじゃねえか!しかも割と出番が多い!
●CHANGE●
●ブラッキーのゲーム同窓会●
●paper-view●
●非常に特殊な「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の感想(ブラッキー(スパイク)の銀幕デビューを祝いたい)●
・ 余談ですが、この映画の感想を巡った結果、思ったより1993年の実写映画『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』の知名度が低かったことを知りました。
まぁ自分も1986年のアニメーション映画『スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!』なんて知らなかったわけですが。
ゲーム★『Dragon’s Dogma II』(カプコン/プレイステーション5 2024.03.22.)
ノミネート全6作
・ CERO:D(17才以上対象)。ジャンルはオープンワールドアクションRPG。
キャラクター★阿加埜九音(『あくまでクジャクの話です。』小出もと貴/講談社)
・
●コミックDAYS●
●あくまでクジャクの話です。 - 小出もと貴●
「
”男らしさがない”という理由で、彼女に浮気されフラれた教師・久慈弥九朗。世の中ジェンダーフリーのはずでは…!? と苦悶する彼の前に、モデルでインフルエンサーで成績優秀で“生物学部”部長の女子・阿加埜が現れ、生物学部の顧問になってくれと迫る。そして、なぜ結局「男らしさ」がモテるために必要なのか、クジャクの派手な羽を例に“生物学的”な説明を始める…! 身も蓋もない残酷な真実を突き付けまくる、生物学コメディ!
」
・ 久慈弥九朗(26)。御茶海高校1年担任・現国教師。話が進むと恋愛弱者男子を救う会に関わったり特別指導員として問題児に関わったりするように。
・ 阿加埜九音(あかのくいん)。御茶海高校3年生にして生物学部部長、全ミスコンで2年連続1位を獲ったこともある上に全国模試で常にトップクラスの成績を修めつつスポーツ・芸術8つの分野で何らかの賞を保持している学校始まって以来の超優等生。
・ そんな阿加埜九音が、自分の恋愛や家族についての問題も含めた色々な人の人生の諸問題を生物学(あくまで阿加埜九音独自の解釈です。)でばったばったとちぎっては投げちぎっては投げていく物語(解決するとは言ってない)。
・ 余談ですが、未だに作品名を「すべてはクジャクのしわざです。」とかでうっかり検索して見つからなくってパニクるのは生物学的にはどういうことなんでしょうか。
・ そういえば、しばらく読んでなかった『へんないきもの』でお馴染みの早川いくを本をまとめ読みして2024年の作家にまでなったのは『あくまでクジャクの話です。』を読んだ影響があるのかもしれない。
まぁ読んだ中に『カッコいいほとけ』も入ってたりはするけど。
・ 尚、一応2024年のキャラクター・次点を挙げておくと、
兎山悟(『わんだふるぷりきゅあ!』テレビ朝日 2024.02.-)になります。
・ とやまさとる。声優は寺島拓篤。私立湾岸第二中学校2年1組。生物部部長。眼鏡くん。うさぎの大福を飼っている。
豊富な動物の知識でプリキュア達のサポート枠に。
そしてクラスメイトにしてプリキュアの犬飼いろは/キュアフレンディと特別なワンダフルな関係に。
本編放送中の現役プリキュアに特別なワンダフルなつがいができたのははじめてだったりするとかしないとか。
・ そういえば、しばらく読んでなかった『へんないきもの』でお馴染みの早川いくを本をまとめ読みして2024年の作家にまでなったのは『わんだふるぷりきゅあ!』を観た影響があるのかもしれない。
まぁ読んだ中に『カッコいいほとけ』も入ってたりはするけど。なんかさっきも同じようなことを書いた気がするぞ。
・ 余談ですが、この項を書く際にスパダリについて調べたらBL用語と書かれていてびっくりしたのは内緒だ。
参考資料
●漫画家作品年表(小出もと貴)●
●甲斐高風 ★GRAND PRIX★へ●
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