★2023年★
本★ネイティヴ・サン アメリカの息子(NATIVE SON)(リチャード・ライト(Richard Wright)/新潮文庫 2023.01)
ノミネート全41作
・ 訳者あとがきによると扇情的すぎるシーンを削除等して出版された1940年版ではなく、1991年に出版された修正が施される前のオリジナル版。
●新潮社●
●Star Classics 名作新訳コレクション●
●リチャード・ライト、上岡伸雄/訳 『ネイティヴ・サン―アメリカの息子―』●
「
1930年代、大恐慌下のシカゴ。アフリカ系の貧しい青年ビッガー・トマスは、資本家令嬢で共産主義に傾倒する白人女性を誤って殺害してしまう。発覚を恐れて首を斬り、遺体を暖房炉に押し込んだその時、彼の運命が激しく変転する逃走劇が始まった――。現在まで続く人種差別を世界に告発しつつ、アフリカ系による小説を世界文学の域へと高らしめた20世紀アメリカ文学最大の問題作が待望の新訳。
」
・ あわわわわわ、凄いものを読んだ。粗筋を見ていただければわかるようにご時世的に迂闊な感想書きにくいけど、とにかくぐいぐい読ませるサスペンスとして単純に面白い。浅学なもので作者も作品も存じ上げていなかったので、海外古典強化期間でなければ読むことはなかったであろう作品。そしてご時世的に読まなければいけなかった作品。
・ と、いうわけで2020年から続けて2023年も海外古典強化期間として新潮文庫の「Star Classics 名作新訳コレクション」を片っ端から読んでいる。まだ14人目30作目34冊目だけど。
・ 進捗状況は、2020年開始時73冊、2021年開始時65冊、2022年開始時62冊、2023年開始時60冊+2冊追加−6冊読破=残り56冊/全85冊。
・ なお、上記34冊の中には「Star Classics 名作新訳コレクション」でも新潮文庫でもないけど伊集院光の『名著の話 芭蕉も僕も盛っている』を読んだ後で読んだ『ペストの記憶』『ピノッキオの冒険』も含まれている。
・ ちなみに、2023年の作家は、2022年の海外古典『人間の絆 上巻 下巻(Of Human Bondage)』に続いて「Star Classics 名作新訳コレクション」で3作の
サマセット・モーム(William Somerset Maugham)。
・ 尚、一応2023年の海外古典以外から次点を挙げておくと、
『君のクイズ』(小川哲/朝日新聞出版 2022.10)になります。
・ 読む前から2023年(第20回)本屋大賞候補作(受賞作は『汝、星のごとく』(凪良ゆう/講談社))になる等の話題性と「なぜクイズ番組・第一回『Q−1グランプリ』の優勝者は最終問題において、一文字も読まれていないクイズに正答できたのか?」という魅力的な粗筋は知っていて、書店で見かけて冒頭を読んだら面白すぎて一旦落ち着こうとその場は買わずに帰ったのですが結局翌日同じ書店で購入して週末までに読破するという。
・ 物語としてはちゃんとしているのですが、この小説を読んで思うことって(↓琥珀色の戯言にも書いてありますけど)『君のクイズ』という作品についてよりも「自分のクイズ」についてなんですよね。
映画の『クイズ・ショウ』のこととか、『クイズ・ショウ』の影響も強いけどそれはそれとして叙述トリックの傑作である『古畑任三郎』の「VSクイズ王」のこととか、そういえば全国高等学校クイズ選手権のアルバイトしたことあったなぁとか、「クイズとは人生である」ではなくて「人生とはクイズ(番組)である」にしたのがストイックではないタイプの視聴者参加型クイズ番組の最高傑作『史上最大! アメリカ横断ウルトラクイズ』なのだなぁとか。
●琥珀色の戯言●
●【読書感想】君のクイズ ☆☆☆☆☆●
・ 余談ですがBSJapanextの『パネルクイズ アタック25 Next』を欠かさず観てるんですけどストイックではないタイプの視聴者参加型クイズ番組にほぼクイズ研究会関係者(なのでお互い知り合いだったりする)しか出てこないのって無責任な一視聴者としては面白くないなぁとか思ってしまうこともあるんですよね。
・ とか書いていたらクイズ研究会とは全く無関係な親戚が『パネルクイズ アタック25 Next』の予選会に応募して筆記試験で2回落ちたという話を聞いたり聞かなかったり。
・ それはそれとして小川哲が漫画家の山本さほと結婚したという当人達が語る経緯を聞いても謎しか残らないクイズをぶっこんでこられて困ったり困らなかったり。
・ ちなみに、2023年の漫画家は17作の
浦沢直樹と
原作/三条陸 漫画/稲田浩司。
参考資料
●甲斐高風のBOOK LIST(リチャード・ライト(Richard Wright)●
参考資料
●甲斐高風のBOOK LIST(サマセット・モーム(William Somerset Maugham))●
参考資料
●甲斐高風のBOOK LIST(小川哲)●
参考資料
●漫画家作品年表(浦沢直樹)●
参考資料
●漫画家作品年表(稲田浩司)●
TVドラマ★『DOC(ドック) あすへのカルテ(Doc − Nelle tue mani)』(NHK総合 2022.10.-2023.02.)
役者★小芝風花(『波よ聞いてくれ』テレビ朝日 2023.04.-2023.06.)
振興賞★『風雲!たけし城』(Amazon Prime Video 2023.04.)
ノミネート全79作
『DOC(ドック) あすへのカルテ(Doc − Nelle tue mani)』
・ 2020年のイタリア制作。
『波よ聞いてくれ』
『風雲!たけし城』
・ 敢闘賞、もとい、振興賞。
・ たけし城陥落を目指して一般公募の攻撃軍が数々の難関に挑むアクションバラエティ番組『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』(TBS 1986.05.-1989.04.)が34年ぶりに大復活。「よくぞ生き残ってきた我が精鋭たちよ」。
・ 第一の城・上田(晋也)城:国境の壁→竜神池→ビーチボーイズ&ギャルズ→ストロングアーム→悪魔の館→キノコでポン→流鏑馬。
・ 第二の城・渡辺(直美)城:国境の壁→ブロックブロック→だるまさんがころんだ→ジブラルタル海峡→戦場にかける橋→遥かなる自由への壁→流鏑馬。
・ 第三の城・(市川)猿之助城:国境の壁→右から左から→キノコでポン→竜神池→スターボウリング→ブロックブロック→流鏑馬。
・ (ビート)たけし城:SUPER国境の壁→SUPERビーチボーイズ&ギャルズ→SUPER竜神池ジブラルタル海峡→SUPER悪魔の館→SUPER戦場にかける橋→SUPERストロングアーム右から左から→SUPER流鏑馬。
・ 敗者復活戦:玉ったもんじゃない、ツナヒキでポン、ぬるぬるクイズ、ドロンコでポン。
TVアニメ★『君は放課後インソムニア』(テレビ東京 2023.04.-2023.07.)
TVアニメ・特別賞★『好きな子がめがねを忘れた』(TOKYO MX 2023.07.-2023.09.)
ノミネート全172作
『君は放課後インソムニア』
『好きな子がめがねを忘れた』
・ 藤近村小梅原作。
・ 原作の惹句は
「彼と彼女の青春は、裸眼の距離で始まった。」。
・
「Episode 1「好きな子がめがねを忘れた」クラス替えから3日。中学生の小村楓は、となりの席のめがねをかけた女の子、三重あいに惹かれている。ある日、めがねを忘れてしまい何も見えない三重さんを小村くんは必死にフォローするが、その距離間が近すぎて…?」(↓より)からはじまる物語。
はじまった時点では中学2年生。
●テレビアニメ「好きな子がめがねを忘れた」●
・ 原作既読なのだけどGoHands制作による仰々しいアニメーションと小村くん(小村楓)&三重さん(三重あい)の主人公コンビ二人の声優・ 伊藤昌弘&若山詩音の熱演ががっちり「噛み合ってる」結果、あっさり味だった原作からだいぶ味変したこってり味になって二度美味しい作品に。
・ 余談ですが、三重さんがいくらなんでもあの視力でめがねを忘れて気づかないのはおかしいって意見がありますが、自分も割とうたた寝から目覚めた後とかだとめがねをかけているかかけていないかよくわからなくなる方なので、自分は裁判になったら三重さんのために証言台に立つ準備はあります。お前は小村くんか。
・ 余談ですが、GoHandsによる『ハンドシェイカー』→『W'z《ウィズ》』が今までで一番驚かされて一番楽しめた続編作品かもしれない。
・ オープニング「NAME」(綴)、エンディング「メガネゴーラウンド」(スペシャルユニット・マサヨシがめがねを忘れた(小村くんと三重さんとオーイシマサヨシ))。
・ ↓の【今年は俺がやる "令和5年アニソン大賞"】の作詞賞:マサヨシがメガネを忘れた「メガネゴーラウンド」のコメントが好きです。というかそれ以外のコメントも全部好きです。
なお、念のために書いておきますが令和5年アニソン大賞はその後正式発表されて普通に開催されており、「メガネゴーラウンド」は企画賞を受賞しております。
●∠ばやし(@0BKdVi7mEPMB1gJ)さん / X●
●アニソン大賞●
参考資料
●甲斐高風 GRAND PRIX 第二部● 2023年のSpotify My Top Song
★「NAME」(綴)
邦画★『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(2023年)
ノミネート全16作
洋画★『ザ・フラッシュ(THE FLASH)』(2023年:アメリカ)
ノミネート全13作
アニメーション映画★『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023年)
ノミネート全27作
ゲーム★『ゴースト トリック』(カプコン/プレイステーション4 2023.06.30.)
ノミネート全11作
・ CERO:B(12才以上対象)。ジャンルはアドベンチャー。
「それは死から始まる一夜の追跡劇」「逆転裁判シリーズの“巧 舟”が手掛けた名作謎解きミステリーが高解像度で復活!」(公式サイトより)。
●カプコン 製品・サービス情報 | CAPCOM●
●ゴースト トリック●
・ 我が家には今PS5もNintendo Switchも、実はPlayStation VR2だってあったりするのですが、2023年のゲームはこのゲーム。
・ 元はDSで2010年発売されたゲームのリマスター作品。
・ 命と記憶を奪われてタマシイとなった主人公が自らの死の真相を追ってモノに「トリツク」ことやモノを「アヤツル」ことで運命を変えていくゲーム。
面白い世界観で面白いゲームなのだけど思ったよりも忙しなかった。
キャラクターとストーリーは最高でした。
・ 17時間のプレイでクリアして最終的にはトロフィーコンプリート。
キャラクター★セセリア・ドート(『機動戦士ガンダム 水星の魔女』TBS 2022.10.-2023.01./2023.04.-2023.07.)
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