スーチーパイの思い出

 スーチーパイ強化月間ということで、スーチーパイに関する思い出や思いなんかをつらつらと書いて、まずはお茶を濁してみたいと思います(笑)。いくつかコンテンツの構想はあるので(半分嘘)、気長に作ろうかとも思いますが。

 スーチーパイという作品は、一口で語ることのできる作品ではないと思います。実際には、「一口で語ることのできる」作品なんてのがどれくらいあるかは無視するとして。少なくともセールスポイントとなるのが、「(脱衣)麻雀」、「園田健一先生のキャラクターデザイン」、「豪華声優陣」とあり、まぁ大雑把にいうと、みなさんそれぞれに、このどれかに惹かれてスーチーをプレイしたはずです。小生の場合、当時は声優の かないみか さんの出演作ということで(脱衣)麻雀でもあり、購入を決めたと記憶しています。もっとも、先に「ゲーム天国 極楽パック」を購入していましたが。

 しかし、小生を含む多くの人がスーチーに心奪われたのは、キャラデザでも声でも、まして「脱衣麻雀」でもないと信じます。おそらくはキャラクター=シナリオ(美少女漫才)であり、作り手のホスピタリティなのでしょう。

 で、実は小生は全然そのことに気付いていなかったのです(爆)。

 確かに美少女漫才は面白かったのですが、「脱衣麻雀」として、攻略対象として、ひたすら麻雀ばかりしていたので(会話部分を飛ばしたことは一度もないとは誓って言えますが)、美少女漫才自体の楽しさを正当に評価し、それを純粋に楽しむことは出来ていなかったと思います。スーチー2(サターン版)の「ミユリの部屋」は、フリー対戦の「ご褒美」として楽しみましたが、精神のありようとしては「漫才が見たくて麻雀する」のではなく、「折角買ったソフトだからコンプリートする」だったと思います。

 こういう勿体ない遊び方をしていた小生が「スーチスト」を名乗るようになったきっかけは、今はなき某スーチー系サイトに足を運んだことからでした。当初は「ドキドキナイトメア」のCGをコンプリートするために情報が欲しかっただけなのですが、しばらく諸スーチストの先輩方と交わっているうちに、スーチーの魅力を再発見し、昔のソフトを再プレイしたりしました。

 一番印象に残っているのは、99年のクリスマス。男ばかりで寂しいクリスマスチャットをしながら、シークレットアルバムの高橋美紀さんのページを開き、「聖夜伝説」に聞き入ったものです。

 一人プレイのゲームでありながら、一人では楽しむことが出来なかったのです。それは小生の力量不足(?)かもしれません。でも、小生はスーチストのみなさんと出会えたことを嬉しく思っています。おかげで、この「名作」を真に楽しむことが出来たのですから。

 悲しむべきは、そのタイミングがすでにスーチーシリーズにとって決定的に落陽の時だったということでしょうか。

 そうした色々なことひっくるめて、小生が今伝の副管理人をしているのも、スーチーの取り持った縁でした。思えば、甲斐先生との出会いは結構最悪だったのですが、ここで詳細に触れるべき話題でもないのでやめます(笑)。

 スーチーは小生にとって、確実に青春の1ページになっています。そのページがまだ書き終えられたものでないことを、今は祈るばかりです。

 

 

 ただの回想の駄文になりましたが、もう少しスーチー強化月間コンテンツを追加しますので、まずはこれでご容赦下さい。

 

 

スーチーパイ復興委員会へ戻る