甲斐高風のDIARY

2005年6月



 
2005年6月3日
 年齢不詳に見えたお笑い芸人が実は自分と2歳しか年齢差がないことを知ってしまった今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 本日のオススメ(?)とかニュースとか。


おとなのギャル雀2オーディションサイト


コナン作者・青山剛昌さん、声優の高山みなみと入籍
今年3月、青山さんがマンションを買う話をしたのを受けて、高山が「じゃあ、お嫁さんにしてくれる?」と“逆プロポーズ”したという。


 本当だとしたらどれだけ可愛い41歳なんだ。


 本日の読破本。

ののちゃん7 ’00/4−’00/9(いしいひさいち/東京創元社)(2005/06/01)
荒野の恋 第一部 catch the tail(桜庭一樹/エンターブレイン)(2005/06/01)


参考資料甲斐高風のBOOK LIST

 
2005年6月6日
 あ、そういえば丁度ここに書きたいネタがあったんだ、と思ったら前回の雑記で既に書いていた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 本日の読破本。

2005.05 てるてるあした(加納朋子/幻冬舎)埼玉県佐々良市−2、連作短編集 (2005/06/04)


参考資料甲斐高風のBOOK LIST

Y十M 〜柳生忍法帖〜 第5話「修羅の巷へ」
・ 加藤式部小輔明成が描かれる度に微妙に格好良くなっていくのですがどうしましょう。

・ お笛の地団駄が可愛いです。坊主頭といい直情径行型の性格といい唯一の端女という出自といい、 堀主水ゆかりの女たち7人の中で一番キャラが立っていて動かしやすそうです。

・ 柳生十兵衛三厳が腰につけた男よけの鈴を鳴らさずに歩いていたことに気づいた堀主水ゆかりの女たち7人のうち、心中で反応したのは2人。 さくらが(‥できる‥)と感心していたのはわかるのですが お鳥の(‥腰?)というのはどうなんですか。

・ さくらは柳生十兵衛三厳に女の操も捨てろと言われてぎゅっと服を掴んでいたところもポイント高かったです。 ところで、夫や父の復讐の為に命を捨てる覚悟をしている場合、女の操も捨てる覚悟が辛いのは処女と未亡人のどちらなのでしょうかね。

・ 欄外の人物紹介は顔と名前しか紹介しないのであれば会津七本槍よりも堀主水ゆかりの女たち7人の方を紹介してくれた方が正直ありがたかったりするのですが。

・ しまった、般若侠が『女神の鬼』(田中宏)の色情鬼・般若とかぶっているじゃないか!と思いつつ以下次回。


参考資料『Y十M 〜柳生忍法帖〜』雑感倉庫

 
2005年6月9日
 自分は単純な人間なので『ネコソギラジカル(中) 赤き制裁 vs. 橙なる種』(西尾維新/講談社)を読むとフレンチクルーラーを「もふもふ」と食べたくなるし、 『誘惑』(二宮ひかる/白泉社マイベストリミックス)を「読むと、したくなる。」けど、 前者は簡単に実行できたけど後者は相手がいないので簡単に実行できない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 と、いうわけで本日発売の『誘惑』に単行本未収録作品「ごめんなさい。」が収録されているので未読の方は要チェック (収録作は「Lesson」「通い猫」「ごめんなさい。」「誘惑」「初恋」「フェイク」「もう逢えない」「爪」「いつわりの恋」「ふたりで朝まで」)。

 本日のニュース。


バジリスク〜甲賀忍法帖〜 DVD発売決定!


 超限定「地虫十兵衛」のフィギュア、欲しいなー。
 それはそれとして、この機会に甲賀忍法帖原作版(小説版)・漫画版・アニメ版サブタイトル比較表なんてものをつくってみました。 サブタイトルを並べただけなのにネタバレのオンパレードという優れものです。ダメじゃん。

 本日の読破本。

2005.06 ネコソギラジカル(中) 赤き制裁 vs. 橙なる種(西尾維新/講談社)哀川潤−7≪Halloween≫ (2005/06/08)


参考資料甲斐高風のBOOK LIST

 
2005年6月13日
 同じ歌をメンバーを代えて数ヶ月連続リリースするというのは本来なら『ネギま!』よりもハロープロジェクトのお仕事だったのではないかと思わなくもない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 本日のオススメ。


RED ZONE   ラクガキ道場  絵素材 南 春香・南 香奈・南 千秋


T's Square → おきらく画廊 → 2004年の絵 その2 2004/11/24 チアキ(違)


 本日の読破本。

ネコネコパンチ! キャットファイターふぶき&つくし(大見武士/少年画報社)(2005/06/12)

 要するに「ともかく若いねえちゃんが組んずほぐれつ!!世の男はこういうのが大好きなんです!!」(五反田)という作品なのですが、それはそれとして初敗北&リベンジエピソードは?フンドシ姿でのキャットファイトは?

ヒロイン バージンコンビ:(姫崎)ふぶき&(杉乃葉)つくし(夢猫企画所属)
話数タイトル ヒロイン 対戦相手
バージンコンビ誕生 「16連射電気アンマ」 現役AV嬢コンビ:まろん&たると
「恥ずかし固め」
誰が為の鐘? ※ローションヌルヌルペアバトル
(スク水)
「姫崎流直伝の悶絶電気アンマ」
 
羞恥?なにそれレズコンビ:(昇天女王)瑠菜&百合(K・L・R所属)
「子猫タイム」
悶絶、ヌルヌル地獄!
死んだ魚の目の中で…   
(カワイイ系) ナースコンビ:みかん&ぼたん
(体調不良により棄権)
ダンス・ウィズ・ウルフ (ブルマ)
「三角締め」
「電気アンマ」
「電気アンマWインパクト」
ブルマスク(五反田)
さよならバージンコンビ(前編) ※N−1シングルGP
ふぶき(夢猫企画所属)
1回戦
2回戦(たると)
「電気アンマ」
決勝戦バトルロイヤル
「なげやりフランケンシュタイナー」
「追いうちボディプレス」
「電気アンマ」
 
つくし(夢猫企画所属)
1回戦
2回戦
「電気アンマ」
決勝戦バトルロイヤル
「窒息乳固め」
 
 
さよならバージンコンビ(後編)
「勝利条件は何をしてもいいから相手を戦闘不能においこむか――大股開き状態で5カウント取るか」


参考資料甲斐高風のBOOK LIST

みなみけ 第35話「変わるもの」
・ 今回はケイコ編。なるほど、ヒロインがケイコで、しかも「眼鏡ッ娘が(度がキツい)眼鏡を外す」という危険な大技を繰り出す展開は確かに創刊25周年記念ビックリ企画というに相応しい一編でした……って、あれ、ビックリ企画は次回発表なんでしたっけ。

・ 1ページ目右下の内田の表情が良過ぎです。小学生のする表情じゃないです。ぬか漬けを食べながらする表情じゃないです。

・ 小学生にわざわざ自家製と思われるぬか漬けを振舞う春香はどうだろう。

・ ぬか漬けを丸かじりする美少女(違)。ナイスハレンチ(?)。

・ 欄外の登場人物紹介までマコちゃん扱い。「ねえちゃん」の服を勝手に借りてまでマコちゃんになっていますが、内田や夏奈が正体をばらしたら何もかもがおしまいだということをわかっているんでしょうか、あいつは。

・ さりげなくケイコの「眼鏡ッ娘が(度がキツい)眼鏡を外した状態」とか夏奈の「非・眼鏡ッ娘が(度がキツい)眼鏡をかけた状態」の描写が上手い気がするのだがどうだろう。


参考資料桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)

 
2005年6月20日
 「甘――い!甘いよ小沢さん!某会社の経営計画くらい甘いよ!」そんな今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 本日のオススメ。


スクールランブルスレ@2ch、分校。   スクラン、第2お絵かき掲示板   つかもとけ


 本日の読破本。

2003.10 ギリギリズム(大見武士/少年画報社)「痴漢電車でギリギリ」「雪山でギリギリ」「高速道路でギリギリ」「イトコでギリギリ」「テポドンでギリギリ」「接待でギリギリ」「泡の国でギリギリ」「救急病棟でギリギリ」「無人島でギリギリ」「エレベーター」「トイレの華子さん」「おとこ道」「おとこ道2」収録 (2005/06/18)
2000.06 ハグアル 〜翼持つ王〜(倉上淳士/角川書店)(2005/06/18)
2002.06 ダイナマイトハニー(倉上淳士/講談社)連作短編集、「イヴの林檎[茶道部・土蜘蛛の巻]」「DYNAMITEHONEY(正)」「DYNAMITEHONEY(続)」「新・DYNAMITEHONEY」「新々・DYNAMITEHONEY」「真・DYNAMITEHONEY」「DYNAMITEHONEY R」「イヴの林檎外伝 茶道部復活篇(『イヴの林檎3』より再録)」収録 (2005/06/18)


参考資料甲斐高風のBOOK LIST

洋画『バットマン ビギンズ(Batman Begins)』(2005年:アメリカ)
 『メメント』のクリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベール主演作品。 「ダークヒーロー」なのに「普通(?)の人間」なことでお馴染みなバットマンのオリジン(誕生物語)。
 日本の報道が「ハリウッドスター」の渡辺謙演じるラーズ・アル・グールばかりピックアップしていたのにいい意味で騙されました。
 今までの映画のバットマンシリーズは限られた時間でヴィラン(悪役)を描かなくてはいけない所為でブルース・ウェイン=バットマンが案外描かれずにきたのですが、 オリジンである今作はそこが渋く、そして丁寧に描かれています。 その為ブルース・ウェインの方がバットマンより魅力的に見えてしまうくらいです。
 また、脇役が豪華なのは相変わらずで ブルース・ウェインの執事アルフレッド・ペニーワースにマイケル・ケイン、ジェームズ・ゴードン巡査部長にゲイリー・オールドマン、 ラーズ・アル・グールの腹心ヘンリ・デュカードにリーアム・ニーソン、ウェイン社応用科学部の「こんなこともあろうかと」的な発明家ルーシャス・フォックスにモーガン・フリーマン、 ヒロインのレイチェル・ドーズにトム・クルーズと婚約したケイティ・ホームズといった面々がそれぞれに好演しています。 個人的に一番よかったのはジョナサン・クレイン博士=スケアクロウを演じたキリアン・マーフィー。今まで名前を存じ上げなかったのですが、どことなく及川光博っぽい雰囲気を感じました。
 ストーリーといい、ラーズ・アル・グールの格好といい、『スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』のクワイ=ガン・ジン(オビ=ワン・ケノービの師匠であるジェダイの騎士)を演じていたリーアム・ニーソンが登場していることといい、 これはダークサイドをメインにした『スター・ウォーズ』であり、『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』と公開時期が近かったことには意味があるのかもしれない、とか思ってみたりもしました。
 ところで、他所の感想でこれが『バットマン』(1989年:アメリカ)に繋がるって言っている方を見かけましたが、幼少のブルース・ウェインの両親を殺した強盗を見比べてみただけでもどう考えても繋がらないように見えるので、 新シリーズなのでしょう。リップサービスっぽいのですが、3部作になってジョーカーやトゥー・フェイスが登場するというコメントもありましたし。 この世界観の中に登場する地方検事ハーヴェイ・デント=トゥー・フェイスは本気で見てみたいです。
 あと、毎回思うのですが闇夜のゴッサム・シティで戦う黒いユニフォームのバットマンは動きがわかりにくくて困ります。

Y十M 〜柳生忍法帖〜 第6話「蛇の目は七つ」
・ 平賀孫兵衛、槍で棒高跳びをしてみたりそこに飛び移ってきた般若侠に対して抜刀しようとしてみたりと只者でないところは見せていますが、結果は般若侠に文字通り一蹴。

・ 大道寺鉄斎、般若侠を鎖鎌で追撃していますが、それはそれとしてまだまだ汁気たっぷりのたっしゃな爺さんのようです。 会津七本槍の中に1人くらいは色香に惑わされない者がいないと、女の操も捨てる覚悟完了した堀主水ゆかりの女たち7人の餌食になりかねないと思うのですが、山田風太郎忍法帖でそれは無理な相談ですかね。 『甲賀忍法帖』の小豆蝋斉は割と色香に惑わされない方でしたが、それがあの忍法勝負で彼や伊賀組にとってプラスに作用したかというと、そうでもないですしね。

・ 香炉銀四郎、イラっとして吼えるだけじゃなくて少しは何かしようよ。三対一であるはずの状況を上手く般若侠に一対一の連戦に転化させられてちゃってますよ。

・ 般若侠、原作版の未読既読に関わらず、登場した時点で大半の読者にとって、そして「んふっ」と笑った時点で全ての読者にとって謎でもなんでもないのですが。

・ 会津藩 加藤家上屋敷 櫓風塗籠土蔵、『花地獄』。巻末のコメントによると「担当氏のこだわりは「三角木馬」でした。」なんだそうで。

・ せがわまさき電脳絵巻 → 更新日記 2005年6月9日 (木)  Y十M第五話


 堀の女達の一覧は毎回雑誌に欲しいくらいです。今回出番はありませんでしたけど。


参考資料『Y十M 〜柳生忍法帖〜』雑感倉庫

 
2005年6月27日
 夢で出てきたハンプティ・ダンディ刑事のことが忘れようとしても思い出せない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

 っていうか誰だよ。

 本日のオススメ(?)。


『ギャル雀2』オーディション結果発表


 清水楓は「ジャレコiギャレッソ」の「せくすぅい〜間違い探し」に出演しているから当選は当たり前なのかと思いきや、ほぼ同じ立場の小野茜は落選していたりします。 まぁなんだかんだで出演タレント6名は前作よりは知名度が高いような気がします。 ちなみに、彼女たちに与えられる役どころも書いてありましたけど、本当にあれでいいんですか。


 本日の読破本。

山田家の人びと2(いしいひさいち/双葉社)(2005/06/22)
大問題’05(いしいひさいち・漫画 峯正澄・文/東京創元社)(2005/06/26)
銭 参巻(鈴木みそ/エンターブレイン)(2005/06/26)


参考資料甲斐高風のBOOK LIST

みなみけも妹も思春期
・ 今回は、"YOUNG MAGAGINE the 25th ANNIVERSARY"ということで兄妹4コマ『妹は思春期』氏家ト全×三姉妹ショート『みなみけ』桜場コハルによる"Sister's Collaboration"

・ 「センターカラーの扉絵」1P+「『妹は思春期』による挨拶」1P+「ネタふり・氏家ト全、オチ・桜場コハルの『妹は思春期』」3P+「ネタふり・桜場コハル、オチ・氏家ト全の『みなみけ』」3P+「『みなみけ』による挨拶」1P=9P(4コマ10本+α)といった構成でした。 ちなみに通常営業だと『みなみけ』8P+『妹は思春期』4P=12P(ショート1本+4コマ7本)になります。

・ 4コマとショートのコラボレーションを4コマでお届けされると、なんとなく敗北感が漂うのですが。

・ ネタふりには登場していないのにケイコを描くとは、氏家ト全、侮り難し。

・ 『みなみけ』側のネタふりは公式設定として扱っていいんですかね。カタツムリにビクッとする千秋は個人的には意外だったのですが。

・ 夏奈が「25」って書かれたTシャツを着ていますけど、わかって着ているのでしょうか。夏奈なのに。

・ 結局そうめんを食べてるのかぁとか思いながらラストページを読んでいたら、「お兄ちゃん」が一瞬藤岡かと誤読してしまったりしまわなかったり。

・ ちなみに今回の読者アンケート、同じコラボレーション企画の『アゴなしゲンとネコ物語』(『ユキぽんのお仕事』の東和弘×『アゴなしゲンとオレ物語』の平本アキラ)の感想はDのところで「1…とてもおもしろい」といった番号を要求されているのに、 『みなみけも妹も思春期』の感想はFのところで文章を要求されているのですが、これにはきっと何か深い意味があるに違いありません。普段からアンケートのフォーマットがそういった仕様になっているからといったもっともらしい回答には騙されません。


参考資料桜場コハル非公式ファンクラブ(代理)

(2005年5月28日) 機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-32「ステラ」 或いは 「怯えるスティング・オーグレー」
(2005年6月4日) 機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-33「示される世界」 或いは 「軽口を叩くネオ・ロアノーク、泣くマリュー・ラミアス」
(2005年6月11日) 機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-34「悪夢」 或いは 「回避するアーノルド・ノイマン」
(2005年6月18日) 機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-35「混沌の先に」 或いは 「後を任されたクリスタ・オーベルク」
(2005年6月25日) 機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-36「アスラン脱走」 或いは 「頷くメイリン・ホーク」
 せっかくストーリーが動きだしたのに長期間、感想を放置してしまいました。 備忘録代わりに強引に前回までのストーリーを要約すると、 「キラ・ヤマトのフリーダムガンダムがネオ・ロアノークのウィンダムとステラ・ルーシェのデストロイガンダムを撃破、ネオ・ロアノークは生存していてアークエンジェルへ回収、あとアマギ一尉達のムラサメトリオがスティング・オーグレーのカオスガンダムを撃破」 「ギルバート・デュランダル議長が軍需産業体=死の商人=ロゴスが戦争の黒幕であると暴露、ネオ・ロアノークはやっぱりムウ・ラ・フラガらしい」 「シン・アスカのインパルスガンダムがキラ・ヤマトのフリーダムガンダムを撃破、キラ・ヤマトは生存」 「ギルバート・デュランダル議長がシン・アスカにデスティニーガンダムを、アスラン・ザラにレジェンドガンダムを与える」 といった感じでした。

 まぁ、今更第32話のステラ・ルーシェに関しては主人公が守ると約束しておきながらそれが果たされずに撃破されようが 精神体(裸体)が飛んでいこうが桑島法子ボイスだからの一言で説明がつくのでいいのですが、 その精神体のシーンで思わず笑い出しそうになってしまい、 見返して一番おかしい点がシン・アスカとステラ・ルーシェの二人が珍しく心の底からの笑顔を見せていることだと気づいたら逆にちょっと泣き出しそうになってみたりみなかったりしました。
 あとはやっぱりスティング・オーグレーですよね。「ガンダムはガンダムでないと撃破できない」というこの世界の法則も彼のブロックワードも一気に吹き飛ばす退場となりました。 ここまで見事に無意味な退場をすると、逆に再登場に期待ができるくらいです。

 そういえば第33話でステラ・ルーシェ=湖に葬られる=エアリス・ゲインズプールってツッコミが各地で見られましたが、 個人的にはそれに加えてシン・アスカ=炎の中の復讐鬼=セフィロスに見えました。 つまりシン・アスカはセフィロスと(エアリス・ゲインズプールを湖に葬った)クラウド・ストライフを兼ねているわけで、暴走するのは必然なわけです。 しかし彼を救ってくれる頼みの綱であるティファ・ロックハート候補者はルナマリア・ホークくらいしかいません。 何故かミニスカートで戦うという共通点はありますが、どう考えても力不足です。シン・アスカの暴走は当分は止まらないようです。
 あと、アークエンジェルに来たら軽口度(ムウ・ラ・フラガ度)が高まったネオ・ロアノークは色々な意味でずるいと思いました。そりゃマリュー・ラミアスも泣きます。

 第34話は普通に戦闘が面白かったです。 コクピット(=コアスプレンダー)を狙わないキラ・ヤマトの不殺主義を逆手に取った コアスプレンダー+チェストフライヤー+レッグフライヤー=インパルスガンダムという分離・合体機能&フォースシルエット・ソードシルエット・ブラストシルエット換装機能をフル活用(ソードシルエットは換装しないで武器だけ使ってみたり)した使い捨て戦法を中心に 盾によるビームの跳弾(?)等の小技も混ぜたシン・アスカのインパルスガンダム 対 キラ・ヤマトのフリーダムガンダムはもちろん、アークエンジェル 対 ミネルバ+αも面白かったです。 そちらのキーマンはアーノルド・ノイマンでした。 ちなみに、アーノルド・ノイマンというのは前作からアークエンジェルの操舵手を務めている人。 マリュー・ラミアス艦長の「回避!」という重要で大雑把で無茶な命令をほぼ実行する只者ではない人。 前作でも海中を攻撃する為にバレルロールを披露したりしていましたが、今作でも真正面からのミネルバの砲撃を見事に回避していました。 個人的に彼について一番印象に残っているシーンは、前作でドアが開いたらマリュー・ラミアスとムウ・ラ・フラガとのキスシーンの真っ最中で唖然としていたシーンだったりします。  ところでザフトのアークエンジェル&フリーダムガンダム討伐の為のエンジェルダスト作戦、相手が海中に逃げ込むと予想しておきながらそこにモビルスーツを配置しておかなかった理由がわからないのですが。

 また、クリスタ・オーベルクというのは第34・35話でギルバート・デュランダル議長の側をうろちょろしていた顔にメリハリがない女性で我等が浅川悠が声優を務めていたりします。 ってことはこの女性も報われないキャラクターなんですかね。

 そして第35話では我等がイザーク・ジュール&ディアッカ・エルスマンのコンビが台詞つきで再登場していました(第33話でも1枚絵でシホ・ハーネンフースと共にちらっと見かけましたが)。 イザーク・ジュールは相変わらず喧しかったですが、その発言内容は至極まともでした。 成長して自分で考えるようになったんですねぇ。成長した所為で出番は減る一方ですが、今の彼なら一歩間違えれば黒い三連星を踏み台にすることも夢ではないのかもしれません (第35話を見る限りではドムトルーパーはアークエンジェルサイドの新兵器)。

 と、まぁそんなこんなで第36話。
 てっきり白のクイーン=ラクス・クラインと黒のキング(?)=ギルバート・デュランダル議長の洗脳合戦の標的になるのかと思われたアスラン・ザラでしたが、 彼にとって一番やってはいけなかったキラ・ヤマト討伐をやってしまった(じっさいはやれてませんが)ことですっかり不信感が募っていたアスラン・ザラを ギルバート・デュランダル議長はあっさり見限ります。
 そのアスラン・ザラの窮地を救ってくれたのはミーア・キャンベルとメイリン・ホークでした。 特にメイリン・ホークはシャワーを浴びてたふりをするわ基地のホストに侵入して警報を出して車でモビルスーツ格納庫まで行くわアスラン・ザラの差し出した手を躊躇なく取って同行してくれるわ (ミーア・キャンベルは偽ラクス・クラインとしての立場に固執してその手を振り払ったのと対照的)と、 今回だけで姉のルナマリア・ホークもミーア・キャンベルも後方から一気に追い抜く心技体の揃った大活躍でした。 ツインテールのキャラクターが髪を解くのは眼鏡っ娘が眼鏡外すのと同じくらい色々な意味で破壊力がある必殺技ですね。
 こういう登場をするとは思わなかった蒼いグフイグナイテッドにアスラン・ザラと乗り込んだ直後の彼の言葉にうんうんと頷いていた姿がとても印象的で、魅力的でした。 第17話で失礼なことを書いてしまって以来、なんとか彼女に幸せが訪れないものかと祈っているのですが、 仮にこの逃亡劇が上手くいってアークエンジェルまで辿り着けたとしても、そこにはカガリ・ユラ・アスハがいるんですよね。 ところで、ひとつ気になっているのですが、アスラン・ザラはメイリン・ホークの部屋だとわかっていてあの部屋に逃げ込んだのでしょうか。
 そういえば、ミーア・キャンベルは歌声を買われてあちこちいじって偽ラクス・クラインになったわけですが、胸の大きさをいじらなかったどころかむしろ強調しているのは誰の趣味なんですかね。
 あと、ここ数回のロード・ジブリールを見ていると手駒の中で最強の兵士(オルガ・サブナック&クロト・ブエル&シャニ・アンドラス)と最強の指揮官(ナタル・バジルール)を 最強の機体(カラミティガンダム&レイダーガンダム&フォビドゥンガンダムとアークエンジェル級戦艦ドミニオン)に載せて自らも共に最前線に立っていたムルタ・アズラエルはあれで結構只者ではなかったのかもしれないなぁと思いました。


参考資料『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』雑感倉庫


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